個性はどう育つ?子供の成長を応援するには

個性はどう育つ?子供の成長を応援するには

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10005070463_87e8880351_z 「子供の個性を伸ばすことが大切」

子育てや教育では、こんな言葉がよく聞かれます。しかし現実には、「個性が強いために園や学校での集団行動になじめない」といった不安を感じたり、「個性豊かに育てるために人と違った服装や習い事にこだわる」など誤った捉え方をされたりと、簡単にはいかないようです。

今回は、魚類学者でありタレント業もこなす、個性的な「さかなクン」の幼少期と、お母様の子育て方針をご紹介します。「個性を伸ばす」ことについてのヒントが得られるかもしれませんよ。

『さかなクン』はどのように育ったか

さかなクンは絵が大好きな子供で、小学校2年生の頃、友達がノートに描いた落書きをきっかけにタコが大好きになったそう。図書館でタコについて調べ、魚屋に実物を見にいき、さらには水族館、海へと興味を広げていったのです。

タコをきっかけに魚全般に夢中になったさかなクンは、学校の勉強もそっちのけで一日中タコの絵を描いたり、少しの休み時間でも魚の図鑑を読んだりしていました。友達からからかわれることも多かったそうです。

高校卒業後も大学には進学せず、専門学校に入学しました。卒業後は魚関係のアルバイトを経験しましたがどれも長続きはしなかったそうです。

そんなさかなクン、高校時代に出演したテレビ番組をきっかけに世に知られることとなります。ご存知のように、とにかく魚が好き!という強力な個性でさかなクンは多くの人たちから愛され、信頼される存在になりました。

今ではタレント以外にも、大学の准教授など13もの肩書を持って活躍しています。

『さかなクン』のお母様の子育てとは

そんなさかなクンが小学生の頃、担任の先生がお母様に「もっと勉強に集中した方がいいのでは」とアドバイスしました。

しかしお母様は、「うちの子は魚が好きで絵が好きで。それでいいんです」と答えたそう。「みんなが同じように勉強してもしかたない。うちの子はこれでいいんです」と。

「魚や絵が大好き」という子供の個性を尊重するために、学校の先生が言うことよりも子供を信じ、のびのびと育てあげたのです。

お母様がさかなクンから絵を描いたり魚と触れ合ったりする機会を奪い、勉強の時間に充てていたら、大学に進学して一般企業に就職していたかもしれません。しかし、そこでさかなクンが今のようにいきいきと活躍できていたでしょうか?

お母様が信じて見守ってくれたおかげで、さかなクンは天職を得ることができたのかもしれませんね。

個性を伸ばす育て方とは?

そもそも個性とは、「人と違うこと」や「得意なこと」ではありません。人が持つ性質そのもののことで、長所も短所もすべてが個性です。

「とくにやりたいことはない」というのもまた個性です。それらをありのままに受け入れた上で、どうすれば強みが活かせるのか考えて環境を整えるのが、個性を伸ばす育て方といえます。

「子供に好きなことはやらせてあげたいが、大学には入れたい。きちんとした会社に入ってほしい」、そんなふうに考える親御さんはもちろん多いことでしょう。

しかし、子供にとっての「あるべき姿」を親が決めてしまうことは、個性を尊重していることにはなりません。どんなに子供のためを思ってしたことであっても、押しつけになってしまう可能性があります。

個性を伸ばすためには、社会や価値観といったフィルターを取り払って子供本人をしっかり見ること、そして、子供を信じて待つことが大切です。

夢中になって打ち込んだ経験は、自信や主体性のもとにもなります。個性を大切に育てられた子供は、環境の変化に関わらず、自分の力を発揮できることでしょう。

Photo/Mandy Wilson 参考/ 自身力を高める思考のヒント「【1日3分トーク術】さかなクンのお母さんの子育て法」 spotlight「これはスギョイ!魚オタクの少年はどうやって「さかなクン」になれたのか?」 ほいくみー「「個性」とは何?~子供・保育・子育てでのとらえ方~」 日刊ゲンダイ「「13の肩書」で引っ張りダコ さかなクンの“給与明細”」

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