スマホ依存のママは要注意。人気絵本『ママのスマホになりたい』が伝えたい子どもの心

スマホ依存のママは要注意。人気絵本『ママのスマホになりたい』が伝えたい子どもの心

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現在、大ヒット中の絵本『ママがオバケになっちゃった』の著者による新作『ママのスマホになりたい』は、シンガポールの小学生が実際に書いた作文に基づいて作られた絵本です。家事や妹の世話で忙しいママ。空いた時間があったらすぐにスマホやテレビを見ています。そんなママにかまってもらいたくて、いろいろな作戦でママを攻撃する息子、かんたろうくん。でもやっぱりママが大好きなかんたろうくんは、ママではなくママを嫌いになりそうな自分を責めてしまう……。

そんな健気な様子を、著者であるのぶみさんが独自のタッチでコミカルに描いています。気づかないうちに寂しい思いをさせていたことは、ママパパにとって胸の痛いお話かもしれません。今回は夫婦または親子で感想レビューを書いてもらいました。

「もっとボクの話を聞いてほしい」。絵本を読んだ6歳長男の気持ち
文:菅原 友架(クレディセゾン 海外戦略部)
6歳の男の子、3歳の女の子のママ
この絵本を読んでまず思い浮かんだのが、スマホを片手に「ちょっと待って」と子どもたちに、とりあえずの返事をしている自分の姿でした。家事や洗濯、お風呂、明日の準備などで毎日が忙しく、やっとひと息つけるときにスマホをチェックするので、子どもからの問いかけにもついつい適当な空返事をしてしまうなど、対応がおざなりになりがちです。

「本当は仕事やスマホより、何よりもあなたが一番大切なのよ」と言葉で伝えているつもりでも、子どもの目に日々映る親の姿はそうでないことのほうが多いのかもしれません……。そんなことをふと思い起こされて、ハッとしました。子どもを持つパパやママには「戒め」になるかもしれません。ぜひ一度、お手に取ってもらいたい一冊です。

【6歳の息子の感想】

「お母さんが鼻くそをほじっているところがおもしろかった! 幼稚園で、かんたろうが『ママのスマホになりたい』って、みんなの前で泣きながら言っているのはちょっと恥ずかしいと思ったけど、気持ちはわかるよ。だってぼくのママも、いっつもスマホを見てるから。もっとぼくの話を聞いてほしい。もっと遊んでほしい。妹が生まれてママが妹ばっかり相手にしているときは、ぼくも赤ちゃんに戻りたいって思ったし。でも、ママはいつも忙しいからね……」

「スマホ」依存のみなさんへ。子どもは親を観察していますよ!
文:折田 健(クレディセゾン リース&レンタル部 営業一課)
6歳の女の子のパパ
当たり前のように使っている「スマホ」。この本を読んで、子どもと家で過ごす時間は極力使わないようにしようと思いました! 特に印象的だったのが「ママがスマホばっかりみてるから、ぼくはスマホになりたい。ママがテレビばっかりみるなら、ぼくは、テレビになりたい。ママがあかちゃんしかみないならぼくは、あかちゃんになりたい。でもね、ホントのこというと…」という台詞。小さい子どもの感情がストレートに伝わってきました。

私も含め「スマホ」依存になっているみなさん! 小さい子どもは大人が思っているよりパパママの行動を観察しています。大人の世界でも同じですが、コミュニケーションは言葉だけではなく、相手の目を見て意思疎通を図ることが大切だと、再度考えさせられる内容でした。

【6歳の娘の感想】

「大きくなったらケーキ屋さんになりたいんだ! だけど……、もしお母さんがスマホばっかりさわっていたら、わたしもそのスマホになりたいかな。テレビばっかり見ていたら、テレビになりたいかな。はじめは、かんたろうくん、遊んでもらえなくてかわいそうだったけど、おわりはやっぱりお母さんはやさしいんだと思いました。これからもお母さんに遊んでもらいたいな!」

読み聞かせたあと、娘たちに「誰よりも大好きだよ」と伝えました
文:増田 奈津江(クレディセゾン 神奈川支社)
15歳と10歳の女の子のママ。結婚17年目の旦那は同い年
「ママぼくのこと見て!」という子どもの思いが溢れているお話です。主人公のママの姿はまるで、「ママ、これ見てよ」と子どもから言われても、ついスマホから目が離せなかったり、気に入ったテレビ番組があると見たい誘惑にかられてしまう自分を見ているようでした。物語の後半で、かんたろうが寂しい思いをママに向かって叫ぶところでは、読みながら涙が出そうになりました。

久しぶりに二人の娘に、小さい頃のように絵本を読んでみました。読み終えて娘たちに「ママはあなたたちのこと誰よりも大好きだよ」と言うと、わかっているよという顔をして少しうれしそうな長女と、無邪気な笑顔を見せる次女でした。タイトルから内容は推測しやすいかと思いますが、親子で読むととてもよい絵本です。

【夫の感想】

毎日少しだけ誘惑に負けるママ、そしてそれを見ている子どもだって、いろいろ考えて日々悩んでいる……だけど、その解決方法はシンプルであることをあらためて考えさせてくれて、とても身につまされます。子どもの成長はあっという間なので、子どもの顔をしっかり見る、そして話を聞くことをもっと大事にしていこうと思います。

子どものために「何を頑張るか」を考えさせられます
文:村上 容子(クレディセゾン 育休中)
7か月の女の子のママ
育休中で子どもとずっと一緒にいるのですが、一日をふり返っても「今日はこんなことがあった」という感想がないことに、この絵本を読んで気づきました。その理由は、ただただ毎日世話に追われていると、「大変だ」という思いだけが心に残り、わずかな空き時間にはスマホやテレビを見ていたから。

年上の知人から「私は洋服作りや離乳食にこだわって子育てをしていた。いまになって考えるとそんなことより、もっと子どもと向き合えばよかった」と言われたことを思い出しました。子どものために頑張るよりも、目を見て、ふれ合い向き合うことのほうが大切なんですよね。いままでの育児をふり返り、子どもと過ごす貴重な時間を大事にしようと思うきっかけとなりました。ぜひ多くの親御さんに手にとっていただきたいです。

【夫の感想】

自宅でスマホから目を上げたときに、7か月の娘と目が合いハッとすることがよくあります。ほかにも、食事中や夫婦で大事な話をしているとき、娘はおとなしくしていることが多々あるのですが、それらが「我慢」なのだということをこの絵本を読んで気づきました。そしてスマホを触っている時間、じっとこちらを見ている娘の「我慢」にさえ気づけていなかったのだと感じました。

子どもと過ごす「時間」を大切にしようと思える本!
文:川田 直子(クレディセゾン ファイナンスビジネス部)
5歳男の子、2歳女の子のママ
私も子どもの前でスマホ見ちゃってるな~と、ママとしての自分自身の行動に反省させられ、これからの子どもとの過ごし方を大事にしたくなる絵本です。息子に読み聞かせるときは、「ママもスマホよく見てるよね!」と責められるかも……と覚悟しましたが、「スマホばっかり見てたら寂しいけど、お話をちゃんと聞いてくれるから大丈夫」と言ってくれて、お互いの気持ちを話すきっかけにもなりました。

ママの息抜きも大事! でも、子どもの声には耳を傾け、お互いの約束をきちんと守ろうと思えました。作中にはおもしろい台詞が多いので、登場人物になりきって読み聞かせてあげると、子どもは声を出して笑っていました。読み方を工夫するのもおすすめです。


【5歳の息子の感想】

「『ママはかんたろうのことがだいすきなのよ』とママがかんたろうを抱きしめるページが一番好き。ママがスマホばかり見てたら寂しいけど、ちゃんとオレのことを見てくれてお話を聞いてくれるなら大丈夫。絵本のなかで、これまで読んだことのあるしんかんくん(同著者の絵本『しんかんくん』のキャラクター)がちょっとしたところに出てきたり、最初のほうで出てきた、ガイコツマン(同著書の絵本『ホネのことならガイコツマン』のキャラクター)がそのあともときどき出てきて、探すのがおもしろかったです」

スマホは忙しいママにとって、大切な情報源であり、つかの間の自分時間でもあります。つい夢中になって目が離せなくなることは誰にでもありますよね。だけどその姿をいつも見ている子どもは、ママが大好きだから、ママの大切なものになりたいと願ってしまう。子ども目線で描かれた『ママのスマホになりたい』は、日常化している行動を見つめ直すきっかけになるのではないでしょうか。また、お子さんと読むことで、日頃お互いをどう思っているのか、たまには口に出して伝えてみるのもいいかもしれませんよ。

ママのスマホになりたい

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著者:のぶみ
出版社:WAVE出版

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