国会議員パパの育児休暇が賛否!あなたはどう思う?

国会議員パパの育児休暇が賛否!あなたはどう思う?

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自民党所属の衆議院議員・金子謙介氏が、同じく自民党所属の衆議院議員・金子恵美氏との第一子が2月に出産予定であることから、先日「育児休業宣言」されましたね。与野党内でも世間でも「賛否」の嵐です。



 「国会議員は労働者ではなく経営者と同じなのだから、育児休暇を取るのはおかしい。」

そうですよね。でも経営者なら自分の仕事次第では休めますよね。

 「国会議員の給料は税金で賄われているのに、休んだ一か月分も貰う気か。」

税金を払う私達としては心穏やかではない問題ですよね。でも、同じく税金から給料を賄われている公務員の方々は育児休暇の取得は可能ですよね。

衆議院規則では、出産の際には期限を決めて本会議を欠席できることにはなっているそうですが、育児休暇については規定がないそうです。だからこそ宮崎氏の「男女の育児休暇の取得についての規定は、時代に合わせて見直すべきなんじゃないかと思います。」との発言なのですが…何故だか釈然としない。私だけでしょうか?

育児休暇の取得したことのある政治家は過去にもいます。有名どころでいえば現広島県知事・湯崎英彦氏。知事在任中の2010年のことです。奥様の第3子出産に伴い、主に車で片道40分かかる長女の幼稚園への送り迎えの為に取得されたようです。産後一か月は奥様は車の運転が難しいこと、横浜から来られた奥様のご両親には、知らない都市での車の運転は難しいからと考えられ、長女は幼稚園を一か月休ませようかどうか迷われたそうです。しかしちょうど「みんなで育てるこども夢プラン」を掲げ子育て事業を推進し始めた時期だったこともあり、庁内で相談して「ぜひ取ってください」とのことで決められたそうです。
実際一か月の間に休まれたのは12日間で20時間。湯沢氏は語ります。
「フルタイムで休んだわけではないし、(育休を取ると)言わなくても時間のやりくりは可能でした。だけどやはり宣言することに意味があると思ったので、宣言自体が政策的な狙いでした。」
もう一人育児休暇を取得した政治家といえば、現三重県知事・鈴木英敬氏。やはり就任中の2012年のことです。知事になる前の経済産業省時代は、自分の名刺に「年中24時間体制」と刷って配っていたほどの仕事人間だったのに、息子さんの誕生で価値観が180度変わったのだと言います。3.5日の育児休暇を取得し”カルチャーショックの連続”を経験した後、昨年度は「少子化対策関連事業の予算、前年比88.2%増」の施策のもと、様々な具体的改革を推進しておられます。

湯崎氏は12日間20時間、鈴木氏は3.5日。短時間といえども取得した当初は賛否両論だったそうです。しかし彼らは地方の首長としてその経験を活かし、現在も子育て支援を推進しておられます。

今回「育児休暇の取得」を宣言し宮崎氏も奥様の金子氏も衆議院議員とはいえど、政界に妖怪のように住み着いておられる大先生方に比べればまだ「当選2回のペーペー」です。しかもお二人とも提出した議案や成立した議案があるなどのわかりやすい活動実績もなく、民間の会社でいえば、「新入社員が入社して間もないのに”育児休暇ください。僕が取ったらみんな取りやすくなるでしょ"」と言っているようなものです。

個人的なことではありますが、先日私が第二子を出産した時もその前の第一子を出産した時も、遠方の実家にも義実家にも頼れず、中小企業の中間管理職をする主人に「退院後一週間でいいから、育児休暇を取ってほしい」とお願いしたものの、「そんなん、無理に決まってるん…。会社、辞めなアカンん…。」と却下されました。子煩悩な主人が本当は一番育児休暇を取りたいのだとわかっているから、それ以上私も何も言えませんでした。そしてこれが現実です。

有り難いことに今回は、いつも消化できない名ばかり”有給休暇”で出産当日と5日後の退院には主人にも付き添ってもらえ、安心して第二子を迎えることができました。でも本当は、出産後の情緒不安定な私を、睡眠不足で白昼夢を見る私を、主人にそばにいて助けてもらいたかった。公的なサービスは数あれど、本音をぶつけて救ってくれるのは一番身近な主人だけです。

宮崎議員も育児休暇を取得するのであれば、若手議員だからとあきらめず、現在子育てを頑張っているお父さんお母さんの為にも未来のお父さんお母さんの為にも、育児休暇で得た経験値を生かして、現在の現実とは微妙に噛み合わない国の子育て支援を一刻も早く改革して欲しいと思います。決して「妻の出産・初めての子育ての手伝いという名のイベントを楽しむ」だけにはならないでくださいね。

文・桃山順子

 

【参考】

さんきゅーパパプロジェクト:育休首長とトークwww.fathering.jp/sankyu/talk/1110_1.html

日経DUAL 突撃!自治体・首長インタビュー 年中無休男からイクボスへ変身した三重県知事

dual.nikkei.co.jp/article.aspx?id=2911
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