どうなる私の年金!?所得代替率から想定すると・・・

どうなる私の年金!?所得代替率から想定すると・・・

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日本は人口減少社会に突入し、高齢者が増える一方です。30代の私が年金受給者になる頃には、2人以下の若者に支えてもらう社会になっているとか?

いったい私の年金はどうなるの?ちゃんともらえるの??

■高齢者を支える構図の変化

少子高齢化と言う言葉をよく聞きますが、日本人の人口構成はどのようになっているのでしょうか。
医療技術の進歩などで日本人の平均寿命は延び、老齢者人口が増えています。いわゆる高齢化です。
一方、少子化の影響で、日本人の数自体は減ってきています。
総務省統計局のデータによると、日本の人口は平成20年付近の1億2800万人をピークに現在は1億2659万人になっています。
10年にも満たない期間で約140万人、1つの政令指定都市分の人口が減ったことになります。
そして今から30年後には、人口が1億人を切ることが予想されています。

年金制度は、現役世代の保険料が現在の受給者の給付金にあてられる世代間扶養(賦課方式)を採用しています。
少子化で現役世代が減り高齢者が増えると、世代間扶養が難しくなることが予想されます。
かつては1人の高齢者を支えるのに現役世代が10人程いました。約10万人で1人を支える胴上げ式の人口構造です。
現在では、高齢者1人に対して現役世代が3人を切って2.5人程度です。騎馬戦型と言えば良いでしょうか。
これが30年後には、高齢者1人に対して現役世代が1.3人程度となる見込みです。こちらは肩車型と言いましょう。
この様に年金制度をはじめとした各種制度は、少子高齢化には厳しい制度だと言えます。

■年金受給額の目安。所得代替率とは

こうした状況の中、国民が安心した老後生活を過ごせるように、年金制度の改革が行われています。現在国が目指しているのが、所得代替率50%です。

「所得代替率」とは、実際に65歳になって年金の受給を開始した時に、現役世代のボーナス含めた手取り収入と年金額とを比較してどのくらいの割合になるか?を示しています。
100%ということは、現役時代の手取り収入と同じだけ年金がもらえるということです。
基本的には、現役時代の所得が多かった方は、所得代替率が低くなる傾向にあり、逆に現役時代の所得が低かった方は、所代替率が高くなります。
所得代替率50%を目指していますが、年金自体の運用利回りや平均寿命の変化によっては40%になるという試算もあるようです。

■老後にかかる費用の目安

さて、実際に所得代替率50%で年金が給付されたとします。
老後の費用は充分なのでしょうか?

これはそのまま、現役世代の生活水準の50%で、日々の生活を過ごせるのか?ということです。現役世代と違って、基本的には「貯蓄」をする必要はありませんので、その分毎月の収入が下がっても良いのかもしれません。
一方、毎日が日曜日です。どこかへ出かけたりと誰かと会ったりと旅費や交際費等増える部分もあるかと思います。
このように老後生活で増える項目と減る項目とが存在します。

実際に、年金をもらっている方はどう感じていらっしゃるのでしょうか?
日本保険文化センターの「生活保障に関する調査」によると、「最低限の生活費に、月額いくらが必要か?」という問いには、平均値をとると約22万円/月となります。
もちろん、人によって生活費水準は異なります。
一般的に生活水準と所得は比例するので、現役世代の年収によって必要月額にバラつきが出ています。

まずは所得代替率が50%として考えた時に、「現役時代の手取り収入が44万円/月以上無い方は、年金だけでは足りない」と考えることができます。

例えば、手取り収入が30万円/月の方は、所得代替率50%で計算すると年金額が15万円です。
22万円との差額(7万円/月)をご自身で準備しておく必要がありそうです。65歳から90歳まで25年間生きるとすると、7万円×12カ月×25年⇒2,100万円程を老後資金として準備する必要があります。
なお、最低限の生活だけで老後を過ごすのはさみしいですよね。老後には、ある程度ゆとりも欲しいものです。
同じ調査の「ゆとりある生活に対していくら足りないか?」という問いには、実はどの所得層の方も「10万円~15万円不足」という回答が一番多いです。使途で言うと、概ねどの所得層の方も「旅行・レジャー」と回答する方が多い傾向があるようです。

ゆとりある老後を過ごすことを希望される方は、10万円/月程を追加でみておくと良いでしょう。

ゆとりある老後生活費を送るのには、更に資金を準備しておく必要があります。
利息が付かない貯金だけで準備するとなると、毎月の必要貯蓄額が青天井になってしまいます。老後に向けて効果的な資産運用をぜひ検討してください。

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執筆者:平原 直樹
(ブロードマインド株式会社のベテランファイナンシャルプランナー)
第一種証券外務員を保有するお金のプロ!
難しいお金の話を分かりやすく解説します。
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