子供が幼稚園に入るからパート勤めに!扶養内での働き方とは?

子供が幼稚園に入るからパート勤めに!扶養内での働き方とは?

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今年から子どもが幼稚園に通うので自由な時間が増える、という方にお伝えしたい「扶養内」での働き方とそのメリットについてのコラムです。

それでは「扶養内」とはどういうものか、見てみましょう!

■扶養内で働くことのメリットとは?

皆さんの周囲にも、「扶養の範囲で」働いているという方はいらっしゃいませんか?
パート等で働く主婦の方が当てはまるわけですが、扶養内で働くことには、どんなメリットがあるのでしょうか?
大きく分けて以下の2種類の観点から扶養を理解すると良いでしょう。

1)税金上の扶養
妻の収入が103万円未満に収まっている場合、ご主人様の所得税を計算する上で、「配偶者控除」という制度を利用できます。
ご主人様の所得税を計算する上で、配偶者控除として38万円を引いて計算することができます。

例)ご主人様の年収が500万円の場合
500万円程の年収の方の場合、所得税の税率は10%です。38万円の配偶者控除を利用すると、38万円×10%⇒3.8万円の所得税が浮くイメージです。
「103万円を少し超えてしまった」と言った場合にも、控除が受けられる様に「配偶者特別控除」という制度もあります。収入が141万円まで、段階的に控除を利用することができる制度です。
尚、交通費が支給されている場合、税金の計算上は交通費は収入に換算されません。

2)社会保険上(健康保険、厚生年金)の扶養
こちらはご自身の手取り金額に関わってきます。収入が130万円未満に収まる方は、社会保険の扶養となりご自身で社会保険料を払う必要がありません。
尚、2016年10月より以下の4つの基準をすべて満たす場合、この130万円のバーが106万円に引き下げされる見込みです。
・勤務時間が週20時間以上
・月額賃金が8.8万円以上
・勤務年数が1年以上
・勤務先企業の従業員が501人以上

社会保険上の収入には交通費が加算されますので注意が必要です。社会保険上の扶養のバーが106万円となった場合、交通費の金額次第では税金の計算上は扶養の扱いになりますが、社会保険上の扶養から外れることが起こりえます。
例えば、年間の交通費が10万円で収入が100万円の場合です。税金の計算上は、収入100万円となるので配偶者控除を引き続き利用できます。
一方、社会保険の計算上は、収入110万円となります。106万円を上回ってしまうので、ご自身で社会保険料を支払う必要が発生します。

なお、その他企業によっては、扶養配偶者に対する手当を支給してくれる企業もあるようです。配偶者手当に関しては、以前もコラムを書きましたのでご興味ある方は、ご覧になってください。

■今後の扶養に対する考え方

配偶者控除を廃止する動きがあることをご存知でしょうか。
なぜこの様な動きになっているのか?と言うと、「女性の社会進出を後押しする」という政府の方針があるからです。
上記の扶養の特例が、女性の社会進出を阻んでいるとの批判が根強くあります。保育園の問題など他にも解決すべきことはたくさんあるかと思いますが、扶養配偶者に対する特例は今後縮小されていく動きであると言えるでしょう。

現実的に増税になる世帯も発生しますが、必ずしも悪いことばかりではありません。
例えば、社会保険料を支払うとなると主婦の方にとっては将来の厚生年金が増えることを意味します。社会保険料は天引きとなるので、意識しなくても年金の積み立てをしていると考えることもできるのです。
ご自身のライフプランを考える上では、この様な扶養に関する特例等は縮小されていく事を前提に考えて行く方が良いでしょう。主婦から社会復帰して共働きをするとしても、収入のバーを意識する必要はないかもしれません。
せっかくお仕事をするのであれば、少しでも収入を上げることを考えても良いのではないでしょうか?

■働く際に理解しておくべきこと

お子さんの体温が37.5℃を超えると、感染防止の観点から、幼稚園・保育園ではお子さんを預かってくれません。幼稚園・保育園に預けた後に発熱してしまった場合、それがたとえ仕事中であってもお子さんを迎えに行かなくてはいけません。勤め先を選ぶ際に、予め相談しておいたほうがいいですね。
また、このようなお子さんの突発的な発熱や風邪などで、保育園に預けることができない場合、利用したいサービスが「病児保育」です。
病児保育とは、突発的な発熱や風邪などで保育所が預かれない子供を、一時的に預かる施設・サービスのことです。「全国病児保育協議会」のサイトでは、病児保育を実施している全国の施設を網羅しています。また、住んでいる自治体のHPなどでも紹介されていることがあるので、ぜひこの機会に情報収集をしてみてはいかがでしょうか。

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執筆者:平原 直樹
(ブロードマインド株式会社のベテランファイナンシャルプランナー)
第一種証券外務員を保有するお金のプロ!
難しいお金の話を分かりやすく解説します。
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