サイボウズ×楽天×クレディセゾンの女性社員が語る、自分にぴったりのワークライフバランスの見つけ方

サイボウズ×楽天×クレディセゾンの女性社員が語る、自分にぴったりのワークライフバランスの見つけ方

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「SAISON CHIENOWA」では、各業界で働くみなさまをゲストにお迎えし、「新しい働き方と暮らし方」を考える座談会連載をおこなっていきます。記念すべき第1回は、先進的なワークスタイルを採用し、離職率を28%から4%に改善させたサイボウズと、事業所内保育所を備える新オフィス「楽天クリムゾンハウス」へ本社を移転したばかりの楽天から一名ずつお招きしました。各社における育休・産休制度の実際の使われ方や、オウンドメディア「サイボウズ式」でも注目を集めるサイボウズが働き方の改革を成功させたヒントまで。三者三様の実体験を交えながら、育児と仕事の両立を楽しむ方法について語り合います。

取材・文:タナカヒロシ 撮影:豊島望
プロフィール

山口ほだか(サイボウズ株式会社 ビジネスマーケティング本部)
結婚を機に地方から東京へ引っ越し。2005年にサイボウズに入社。
2009年に第1子、2013年に第2子を出産。2度の育児休暇を取得し現在は時短勤務で大企業向けグループウェア「サイボウズ ガルーン」のプロモーションを担当。
永山詩織(楽天株式会社 マーケティング部アフィリエイト / 広告グループ)
ECに興味をもち、2011年4月に新卒として楽天に入社。楽天市場事業内のマーケティング部に所属しアフィリエイト広告の運営などに関わる。結婚や出産などの今後のライフイベントを加味して、キャリア構築をしていきたいと思っている。
栗田宏美(株式会社クレディセゾン 営業企画部)
Webコンサルティング会社から、女性としてより働きやすい環境を求めて2014年9月にクレディセゾンに入社。クレディセゾンでは営業企画部として、「SAISON CHIENOWA」の運営などに関わる。既婚、現在妊娠6ヶ月。
子どもを産んで復職することが、当たり前の職場環境に身を置かないと、自分の望むキャリアパスは実現できないと思うようになったんです。(クレディセゾン・栗田)
―今日は「女性の働き方」対談ということで、それぞれライフステージの異なる三名で進めてまいります。まず簡単に自己紹介からお願いできますか?

山口(サイボウズ):私はサイボウズのビジネスマーケティング本部に所属していて、「ガルーン」という大企業向けグループウェアのマーケティングやプロモーションを担当しています。サイボウズには約10年前に中途で入りました。6歳と2歳の子どもがいるので、短時間勤務制度を活用しています。

栗田(クレディセゾン):去年の9月にクレディセゾンに転職しまして、営業企画部のプロモーション戦略グループで、会社のSNSなどのWeb施策、自社サイトのSEOの担当をしています。あとは「SAISON CHIENOWA」のプロジェクトにもコアメンバーとして参加しています。今、妊娠6か月で、来年2月から産休に入る予定です。

永山(楽天):「楽天市場」事業のマーケティング部に所属しておりまして、アフィリエイト広告の営業を担当しています。新卒で入社して、今年で5年目になります。まだ結婚はしていません。

左から時計回りに永山詩織さん(楽天)、山口ほだかさん(サイボウズ)、栗田宏美(クレディセゾン)
―山口さんと栗田さんは転職組ですね。

山口(サイボウズ):そうですね。新卒で商社に入社して、地方拠点で営業アシスタントをやっていました。営業アシスタントといっても、いわゆる「お茶汲み」などをまだ普通にやる時代でしたね。その後結婚して、夫の仕事の都合で東京に引っ越して。しばらく派遣で働いてから、サイボウズに入りました。

栗田(クレディセゾン):私は前職がウェブ広告会社のコンサル業務だったんですけど、終電で帰ることが目標みたいな働き方だったんですよ。土日も普通に会社に行っていたし、それでも終わらないから家に持ち帰るんですけど、寝ないと体がもたないじゃないですか? でも寝たら起きられないから床で寝て、そしたら背中が痛くなって、1時間半くらいで起きて、また仕事に戻る……みたいな。

山口(サイボウズ):なかなかブラックですね(苦笑)。
―栗田さんが転職されたのは、そういったオーバーワーク気味な働き方を変えたいという気持ちがあったからですか?

栗田(クレディセゾン):仕事自体は好きだったので、できればずっと続けたかったんですけど、このままでは身体的に無理だなと感じました。長い人生、ずっと働き続けることを考えると、子どもを産んで復職することが当たり前の職場環境に身を置かないと厳しいなと思うようになったんです。前職ももちろん産休・育休の制度はありましたけど、時短勤務の業務時間でこなせるような業務量ではなかったので、育休後にもとの仕事に復帰している人はゼロでした。だからといって、たとえば事務職やエンジニアとして復職すると、自分がやっていきたいこととは違ったキャリアパスになってしまうし……。これは転職したほうがいいと思いまして。

―転職活動では、出産や育児というライフイベントと、自身のキャリアの両立を実現できる会社を探したわけですね。

栗田(クレディセゾン):そうですね。絶対条件は、産休・育休を取った後に、普通に復帰しているかどうか。復帰が特別なことではなくて、当たり前のことになっている会社を探してクレディセゾンに転職しました。50社以上エントリーしたのですが、女性管理職の比率や社会保障制度など色々調べて、クレディセゾンが一番「女性が長く働く環境」が整っているのではないかと思って入社しました。
結婚・出産する社員が増えて、それに合わせて制度も整えられていきました。(サイボウズ・山口)
―働き方という点では、サイボウズはワークライフバランスに配慮した数々の先進的な制度を取り入れている印象があります。会社が変わる転機となった出来事はあったのでしょうか?

山口(サイボウズ):サイボウズは1997年創業の若い会社で、私が入社した当時は既婚者自体が少なくて。だから制度があっても使う人がいなかったんです。でも、だんだん結婚・出産する社員も増えて、それに合わせて制度も整えられていきましたね。産休・育休と時短は2006年の時点で制度が整備されたのですが、私が2009年に第一子を産んで復職したくらいから在宅勤務制度も始まって。そのあたりの改革は、同時期に社長の青野にも子どもができたことが大きかったと思います。

―社長の実体験が、会社の制度にも反映されたんですね。

山口(サイボウズ):はい。その在宅勤務も、今でこそ「ウルトラワーク」という制度(*1)になって、回数や場所の制限がなくなりましたけど、最初のうちはもっと厳しかったんですよ。活用できるのは月に4回までで、前もって上司の許可が必要で、仕事内容も成果物を提示する必要があったので資料作りとかに限定されていて。でも、それだと在宅勤務をするために資料作りの仕事を溜めるようになったり、結局非効率的で在宅勤務するための仕事作りって感じになってしまい、少しずつ制限が緩くなっていきましたね。

*1ウルトラワーク:雇用契約書に定められた時間、場所と異なる働き方を、“単発で”行うこと可能にする制度。従来の在宅勤務、時差出勤を含む。

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