大切なのは「何ができるか」ではなく「何をしたいか」で生き方を選ぶこと。【100人100色】Vol.8

大切なのは「何ができるか」ではなく「何をしたいか」で生き方を選ぶこと。【100人100色】Vol.8

起業家・41歳・独身

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いろんな女性の働く・暮らすを知ること『100人100色』 Vol.8

それぞれの立場、個々の考え方によって「働く」ことへのスタンスは異なります。正解なんてありません。
「100人100色」では、100人の「働く女性」に登場いただき、等身大の姿を語っていただきます。年齢、環境、キャリア全ての背景が異なる人たちの100とおりの『想いや生き方』の中に、きっとあなた自身にとってのヒントが見えてくるはずです。

今回は、都会的ながらも下町らしい商店街があるなど、華やかさと人情が共存している世田谷区のとある街で暮らす神戸ゆかりさん(41)をご紹介。
アパレル、ウェディングプランナー、そして料理研究家や営業アシスタントと過去の経歴や枠にとらわれない仕事を選択してきた彼女。「何ができるか」ではなく「何をしたいのか」を意識して生きているという神戸さんの仕事観とプライベートのお話を伺いました。
これまでのキャリアと現在のお仕事の内容について教えてください。

アパレル企業に販売員として7年勤務の後、何か提案できる仕事がしたいと思い、一念発起。ウェディングプランナーに転職をしました。
6年半の間全力で勤め、転職の目的だった「提案すること」は叶い、お客様にも感謝され、端から見れば順風満帆だったと思います。
ただ現実は毎日限界ギリギリのハードワーク。生涯続けられる仕事ではないと感じ始め、もっと自分のため、家族のためにもなる仕事をしたいと強く思うようになりました。
そんな中、たまたま知人に連れて行ってもらった江戸前寿司のカウンターで、私が創作寿司を目の前に独り言を言っていたところ、 それを聞いていらした大将が、後日知人に「あの方は料理研究家さんですか?」と言われたことを聞いて、すっかりその気になり、即フードコーディネーターのスクールに行くことを決断。
同時にウェディングプランナーの仕事は1年後に辞めると会社にも宣言し、在職中にフードコーディネーターの資格をとり、2013年7月に食に関する勤務経験ゼロのまま無謀にもフリーランスの料理家としてスタートを切りました。

そこから約1年、独立の道は甘くはなく、突然の契約破棄と失恋が重なり大ダメージ…今思えばあのメンタルの弱さは事業主としては失格でしたね。
恐怖心に苛まれる中、起業家の道で活躍していくためには態勢を立て直さなくては!と考え直し、2年ほど前に会社員として営業アシスタントの仕事を始めることにしました。不思議なことに、今の仕事から、起業家に必要な知識や習慣を一番学ぶことができていると感じています。
これまでにぶつかった壁はありますか?そしてどう乗り越えましたか?

たくさんありますが・・・大きくは2つ。
1つはフリーで料理家になったあと、明日から来なくていいと契約を切られた時。その数ヶ月前には失恋もしたのでダブルパンチでかなりキツかったことです。
ただ、切り替えは意外に早く、この時期大きな助けになったのはアドラー心理学と引き寄せの法則に関連する書籍やDVDでした。
2つ目は今の会社に勤めてから、とある人に「50年後の自分像を描いたことがあるか」「描けなければ、今後は起業とか独立とかしたいと言ってもブレてしまう」と言われたことがきっかけで、自分がいかに何も先を見据えていなかったのかを思い知りました。
そこから相当長い間低迷し活路を見いだせずにいましたが、考え方・在り方を変える書籍や人に出逢えたことで徐々に光が見え、おかげさまで今は未来を描く習慣がついたと思います。
これからチャレンジしたいこと、チャレンジしたいけれどできないことはありますか?

チャレンジしたいのは起業して、ビジネスを通じて社会貢献をすること。
これまでの様々なジャンルの仕事で得た経験と知識の掛け算で、過去の料理研究家というジャンルにとらわれずに、再度起業家として独立することを目指しています。

そのうえで女性が個性を生かして活躍できる場を増やしていったり、日本の伝統文化継承、発展のための仕組みづくりができたらなと考えています。先日、日本発酵文化協会の資格を取得したばかりなので、日本の発酵食文化の普及活動もしていきたいです。
チャレンジしたいのにできていないことは両親への親孝行で…元気なうちに家族旅行にいきたいですね。
今後、あなたがありたい姿があれば教えてください。

「あの人みたいになりたい」と思われるカッコイイ女性でありたいと思います。
実は、ウェディングプランナーはアパレル販売の経験でも“なれる”から選んだ道でした。料理家はちょっと努力すれば“なれる”だろうし、楽しそうだと思ったから選んだ道でした。これがダメだとは思いませんが、どちらも理想像を描いてから行動したわけではなかったんですね。
“なれる”から選ぶのではなく、どうしてもこうありたい!と思えるものを見つけるべく、今は自分に質問をし続けています。
そしてやっと答えが出そうなところまで来れたかな?!と感じています。
働いている時の貴方を「色」に喩えると?その理由は?

琥珀色です。
個性的で、見る角度(人)によって違った色に見えるところが私っぽいかなと思っています。
40年以上人生を歩んできたので若い頃のように真っ白ではありませんが(笑)、常に知識吸収や新しいチャレンジをしたいと思っているので、まだまだ伸びしろがあると言う意味と、歳を重ねた分不要なものを捨てる勇気も持てたので、ちょっと透明度のある色がしっくりきますかね。
息抜きやストレス発散の方法を教えてください。

とにかく美味しいものを食べること・飲むことがストレス発散になりますが、気分が悪い時は寝て忘れます!あとは動物と触れあうことですね。近くにいないときはYou Tubeで動物のムービーを観て我慢しています。
最後に、幸せだと思う時間や瞬間はどんなときですか?

たくさんありますが、彼と一緒に食事をしているとき。行ったお店の方との会話があると更に嬉しくなります。
そして、動物とふれあっているとき(最近は彼のお家の猫2匹)。家族が喜んでいるとき。仕事で「ありがとう」と言われたとき。
発酵マニアとしては、古来の造り方を守り続ける醤油蔵や酒蔵で蔵つきの菌がたくさん住んでいるであろう蔵内に入ったとき、たまらなくワクワク幸せを感じます。造り手さんの想いを直接聞いたときや、本物に触れたとき、日本人最高!と幸せな気分になります。
結論、私の幸せポイントは「人(動物)×自分」みたいですね。
人との出会いや本の中からたくさんの学びを得て、女性として、起業家として在りたい姿に一歩一歩進み続ける彼女。
迷いや悩みはありつつも、自分の軸をブラさず自分という「個」を尊重しながら輝いていく彼女のこれからが楽しみです。

いろんな女性の働く・暮らすを知ること 『100人100色』は、SAISON CHIENOWAとケノコトとの共同記事です。

「日常の食のコト」で暮らしを楽しくするライフスタイルマガジン ケノコト
http://kenokoto.jp/

神戸ゆかりさんのFacebookページ
シアワセ料理研究所
https://www.facebook.com/koujideshiawase/

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