子供の味覚が危ない!味覚を育てる食生活とは

子供の味覚が危ない!味覚を育てる食生活とは

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味覚

「好き嫌いが多い」「味の濃いものしか食べない」など、子供の食生活に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。専門家が子供の味覚について調査を行ったところ、正しく味覚を感じることができていない子供が3割に上ることがわかりました。

今回は、味覚が低下する原因や、味覚を育てるために家庭でできることについてご紹介します。

「味がわからない」子供が30%超!その原因とは?

東京医科歯科大学の研究グループが行ったのは、“甘味” “苦味” “塩味” “酸味”の4つの味を一定の濃度でつけた液体を、子供が口に含んで判別できるかという味覚テストです。結果、酸味を認識できなかった子供が最も多く全体の21%、塩味は14%、甘味と苦味は6%の子供が認識できませんでした。いずれかの味を認識できなかった子供は、全体の31%となりました。

さらに調査を行うと、味覚を認識できなかった子供には「ジュースを毎日飲んでいる」「野菜を食べる量が少ない」「ファストフードを好む」などの傾向があり、味の濃いものを頻繁に摂取することが、味覚低下の原因になるのではないかと考えられました。

味覚の低下は健康に影響を及ぼすことも

味覚が低下すると、濃い味付けでないと満足できなくなります。塩や砂糖を多く摂取する食生活が日常化すると、小中学生でも糖尿病や高血圧などの生活習慣病になってしまうこともあるんです。また、味を楽しめないことから早食い・ドカ食いに走る傾向もあり、肥満も心配です。

子供の味覚が最も鋭いのは生後すぐ。成長するにつれて、味覚は鈍感になっていきます。子供の味覚を守り、健康な生活を送らせてあげるために、家庭での食生活で心がけるべきポイントをご紹介しましょう。

味覚を育てる食生活とは

1.さまざまな素材の味を経験させる

幼少期の食生活で大切なのは、多くの素材を経験し、味の違いを知ること。「野菜はこれしか食べないから」「これならよく食べてくれるから」と、決まった種類の食材ばかり子供に出していれば、偏食の原因となってしまいます。子供だけでなく大人でも、初めて出会う食材に警戒心を持つのは当たり前。食べてもらえなかった食材も、嫌いな食材も、調理法や形を変えて繰り返し出してみるようにしましょう。

雑炊や煮込みのように、素材の持ち味がわかりづらい料理に偏りすぎるのもよくありません。素材本来が持つ味を知り、その食材に慣れることで、安心して食事を楽しめるようになります。

2.味の濃い調味料は封印

素材の味を知ることが大切な幼児期の食生活では、できるだけ薄味の調味が基本です。特に、マヨネーズ・ケチャップ・ソース・ドレッシングなど味の濃い調味料を使うと素材の味がわからなくなってしまいます。3歳までの食生活では、注意して使うようにしましょう。

3.うま味は最良の調味料

だしなどのうま味が効いている料理は、塩分が少なくてもおいしくいただけますよね。「うま味」をしっかり認識できる味覚を育てれば、濃い味付けに頼らなくてもよくなるんです。日本における代表的なうま味といえば、かつおや昆布のだし。毎食だしをたっぷり使った一品を並べ、味覚を定着させたいものです。

味の記憶は香りから刷り込まれることが多いので、香りの弱い顆粒だしの素より、天然だしをとるのが理想です。だしパックを利用すれば手軽ですね。

4.楽しい食事環境も大切

「健康な食事を作らなければ」とお母さんがヘトヘトになっていたり、子供が嫌いな食べ物を無理に食べさせようと叱りつけたりすれば、食事の時間が嫌いになってしまいます。1日1回は家族全員で食卓を囲む、食事中はガミガミ怒りすぎないなど、食事環境を楽しくする気持ちも忘れないようにしましょう。

子供の味覚を育てる食生活は、大人にとっても健康的な食生活です。子供のためだけに気を配るのではなく、家族みんなの味覚の乱れや食事の偏りを、見直すきっかけにしてみてくださいね。

参照/ NHK「かぶん」ブログ|30%余の子ども 味覚認識できず 健康Salad|五感を育てる食事~味覚編~ 日経DUAL|3歳までが勝負!子どもの味覚の育て方

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