保育士が教える!効果抜群な「絵本の読み方」のコツ

保育士が教える!効果抜群な「絵本の読み方」のコツ

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今回はパパやママも先生の様になれる絵本の読み聞かせのコツを紹介します。

今すぐに実践するとすぐに効果の現れる3つのコツと、子どもの伸ばしたい面に合わせた想像力や集中力を向上させる読み方を紹介して行きます。

【絵本の読み方(1)】読み聞かせの3つのコツ

声の抑揚、声の大きさ、子どもの場所

絵本を読む子ども,コツ,絵本,読み方 出典:Instagram: yayoizumiさん*写真はイメージです

元保育士が言ってしまうのもなんなのですが、保育園の先生や絵本を読み聞かせてくれるボランティアの方の読み方って上手ですよね。

保育園で勤めていた頃には、保育参観などで絵本を読んだ後に「うちの子があんなに集中して聞いているのを初めて見ました!」といった嬉しい驚きの声がよく聞かれました。

絵本は生活の知識も身につきますし、想像力や集中力といった感性や発達にも良い影響があります。
そんな絵本を自分で読む時にもっと上手に読めたら、どうやったら子どもが聞いてくれるのかなどの疑問がある人も多いことでしょう。

色んな保育士を見てきて、そして自分なりにどうやったら子どもが集中して、楽しんで聞いてくれるのかを試行錯誤した結果3つのコツを意識することで途端に子どもの反応が違うことに気がつきました。

その3つのコツとは「声の抑揚」、「声の大きさ」、そして「子どもの見る位置」です。

「声の抑揚」は絵本を読み進める中で、しんみりとした場面や楽しい場面、こわーい場面など物語の中にある展開に合わせて声の強弱をつけたりします。

文章にしてしまうと難しそうに聞こえてしまったかもしれませんね。
でも、これが簡単にできる方法があるのです。

それは場面に合わせて表情を変えること。
試しに「ありがとう」を笑顔と怒り顔で言ってみてください。
どうでしょう、声色が少し変化したような気がしませんか?

これを絵本を読み聞かせする際に意識して、展開に合わせた表情を作りながら読んでいくのです。
表情を作ることで感情がついてきて、より魅力的な読み聞かせになりますよ。

「声の大きさ」は少しだけ「声の抑揚」と重複しますが、場面に合わせて声の音量を調整します。
声の音量を調整することで子どもが自然に耳をすませたり、驚いたりと物語の世界に集中することができるようになります。

「声の大きさ」にはもう一つ効果があり、保育士はこれの恩恵にあずかることが多々あります。

子どもが集中していない時、落ち着くことができない時には声のボリュームをギュっと下げます。
物語の始まる前に子どもに何か話しかける時に、無音でしゃべりかけるのもいいです。

口は動かしますが子どもには聞こえない音量です。
これをすると子どもは自然と集中して聞こうとして話すのが止み落ち着きます。

最後のコツは「子どもの位置」です。
普段読み聞かせをする際には子どもはどこにいますか?

ソファなどで読むときは膝の上であったり、隣が多いのかと思います。
夜に寝付かせる時に読むのなら子どもと横になって読んであげるのでしょう。
恐らく家庭の場合にはこの2つの位置が多くなると思います。

保育室では個人的な関わりを長い時間持つことで情緒の安定を図るときには膝の上で1人の子どもに読んであげることが時折ありますが、基本的には大人数の子ども達を相手に読むので先生が前になり、子ども達は正面にいます。

少し説明をしてしまいましたが僕なりのコツとして子どもの状態によって子どもが膝の上にきたり、隣に座ったり、寝転んだり、または正面になったりと工夫をすることが大事かなと思います。
子どもが不安定なら正面よりも近くがいいですよね。
パパやママの膝の上はきっと小さな子どもにとってはとても安心感のある場所だと思います。

絵本を楽しんでもらいたいのなら隣で座るのをオススメします。
きっと甘えて膝の上にいる時よりもぐっと絵本を覗き込むようにしているのではないでしょうか。
しっかりと集中してもらいたいのであれば距離を話すのもたまには良いと思います。

「声の抑揚」、「声の音量」、「子どもの位置」を工夫することで今日から読み聞かせの時の子どもの反応が変わると思います。
あとはひたすら恥ずかしさを克服して、練習しましょう!

【絵本の読み方(2)】想像力を高めるには淡々と読む!?

子どもは想像の天才です!より自分の世界に入れるように読み聞かせは淡々と

絵本の挿絵のような絵,コツ,絵本,読み方 出典:Instagram: menkosoraさん*写真はイメージです

保育士をしていて、ボランティアなどで色々な子ども達と接する中で思うのは、子どもは想像の天才だなということです。

子ども達は色んなことに興味があり、疑問があり、楽しんでいます。
僕たち大人が持っている「常識」なんて名前の2文字の壁を軽々と越えていける想像力、独創性が子ども達一人一人に宿っているように思います。

では、その想像力は独創性はどのように伸ばすことができるのでしょうか?
それは、”何もしないこと”にあるのです。

大人の読み聞かせに関する工夫は、時として子どもの想像性の幅を狭めてしまうこともあるのです。

抑揚はなるべく抑えます、声の大きさは子どもが聞こえやすいくらいであまり変化はさせなくていいでしょう。
演技や、大人の解釈が入ってしまった感情移入などはしないで淡々と、でも、あまり良い引き合いの出し方ではないのですが、分かりやすさを考慮して、お経の様にはならない様に丁寧に読んでいくのです。

まだ字が読めない子ども達は耳で目で色々な情報を取り入れながら自分の頭の中にその絵本の世界を構築していきます。
想像力と表現力はセットではないので表現することが苦手な子どもはその世界を大人に上手に伝えることはできないかもしれません。

でもそれで良いのです、良いじゃないですか。
残念に思うべきは大人の想像性の欠如なのです。
この子に想像力があればなあ、ではありません、その子の想像したあまりにも広大な世界に私たち大人が触れられない、それこそが本当に残念なことなのです。

【絵本の読み方(3)】集中力を高めるには役者の様に!?

絵本を好きになってもらいたい、集中力をつけるには絵本の役になりきって読む

舞台の上で役者となる読み手,コツ,絵本,読み方 出典:Instagram: 07_churi_22さん*写真はイメージです

子どもの想像力や独創性を伸ばすには表現を抑えて淡々と読むのが良いと言いました。
しかし、子どもに集中して、落ち着いて座る力をつけて欲しい場合には想像力を伸ばす読み方よりも、最初に紹介した読み聞かせのコツを意識した読み方が有効です。

子どもは好奇心が旺盛です。
常に色々なものに興味関心があり絵本を読んでいる内に、その好奇心が他のことに向けられることなど珍しくありません。

では落ち着いて絵本に集中させるにはどうしたらよいでしょうか?
絵本自体の魅力や子どもの興味にあったものを選んでいるかも大事ですが、読み手に魅力がないと集中できない子どももいます。

保育室ではけっこう残酷なくらいに読み手によって子どもの反応や集中力が変わってきます。
自信がなさそうに読むと表現もしづらいですし、自信がない声というのは声量が小さくなり、聞いていてとても聞き取りづらいのです。

一方で自信に満ち溢れて、大人が聞いても魅力的に絵本を読む先生もいます。
そういう先生はやはり演技にも似た感情表現や抑揚を使って世界を作り上げています。
表情や声色、抑揚や声の大きさ、言葉と言葉の間まで工夫して魅力的な読み方を目指しているのです。

子どもの想像の世界とは異なるかも知れませんが、違った思考の世界に触れるというのは子どもにとって大切なことです。
絵本嫌いな子どもがいたら、図書館などが行っている読み聞かせボランティアや保育園の施設解放や育児教室の際に上手な読み聞かせを体感してみると良いでしょう。

パパ、ママはそれを参考にして、子どもはきっと魅力的な世界に集中して絵本に興味を持つきっかけにしてくれることでしょう。

まとめ

今回は子どもとは切っても切れない絵本について、良本を紹介するでもなく読み方に着目してみました。

魅力的な読み聞かせは「声の抑揚」、「声の声量」そして「子どもの位置」に注意しながらやってみてください。

最初は子どもしか見ていないのに恥ずかしいと感じるかもしれません。
読み聞かせは慣れるしかないので、少しずつ頑張って読んでみてください、すると子どもの反応が少しずつ変化して、いつの間にか上手に読めるようになっている自分に気付きますよ。

想像力を伸ばすということは、広がっている子どもの世界を大人が囲ってしまったり否定したりしないことなのかなと思っています。
想像力を伸ばすには、落ち着いて座ることが出来るようにするには、絵本を好きになってもらうには、そんな思いを実現するにはどうしたら良いのか、ちょっと考えて実践してみてください。

もし分からなければ近くの保育園などで先生に聞いてみるのもいいと思います。
先生は保育園の先生でもありますが、地域の子ども達の先生でもありますからね。

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