みんなより言葉が遅い2歳の息子。「大好き!」と母が言い続けると…

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恥ずかしいくらいに孫煩悩な私の母。ドライな私にはムリ…

みんなより言葉が遅い2歳の息子。「大好き!」と母が言い続けると…の画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10179006743

長男がまだ発達障害と診断される前のことです。

こだわりが強い、癇癪をおこす、夜泣きがひどい…そんな息子のお世話に疲れたときは、隣県に住む母を我が家に呼びつけていました。
少し息子の相手をしていてくれるだけでも本当にホッとする時間で、私は母と息子が遊ぶのを遠巻きに見ていました。

そんなとき、いつも母は息子に言うのです。

Aくん、だぁ~~~いすき!!!

息子を抱きしめ、しつこいほど「大好き」「大好き」と言うのです。
それはもう見ていて恥ずかしくなるほどで、「孫はカワイイって言うけどさあ…」と私は少々呆れていました。

感情を込めて絵本を読むことすら恥ずかしいドライな私ですから、「こういうベタベタな子育てはできないんだろうな~。」と冷静にその様子を見つめるばかりでした。

母が繰り返す、「大好き」という言葉の意味

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息子が1歳半くらいの頃、いよいよこの子は自閉症ではなかろうかと私が悶々としていたある日も、

「Aくん、だいだいだぁ~~~~いすき!!」と母の様子はちっとも変わりませんでした。

息子に障害があっても私は彼を愛し続けられるのだろうかという局面で、「大好き大好き」の出血大セールは横目で見ていて羨ましいほどでした。

そんなとき、少し引き気味でその様子を見ていた私に、母が言ったのです。

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「おかんはね、Aくんが頑張ったからでも、いい子だからでもなくて、AくんがAくんだから大好きなんだよ、って伝えてるねん。

あんたたちもそうやって育てたのよ~、覚えてへんの?」

もちろん、残念ながら覚えてはいません(笑)

そして当時の私はその言葉さえも正直むず痒く、「いや~~、ぜんぜん覚えてへんわ!残念やったな!」

と返してその会話は終わりました。

息子が手に入れた素敵な言葉。それは、これまでのどの発語よりも明確で温かな言葉だった

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その後2歳近くになり、発語もあるのかないのかわからない息子。

私は言っていることが「でんしゃ」のように聞こえたら「よし!電車ゲット!!」と、発語したであろう単語を必死で書き留め、その語数に躍起になっていました。

そんなある日、母に息子の面倒を見てもらっていたところ、驚くことが起きました。

「だいっきーーー」

息子が「大好き」と言ったのです。

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「きゃ~~、大好きやって!聞いた!?ばあちゃんもAくんが大好きい~~~~!」

いつもなら大好きという「単語を発した」ことに大喜びするはずの私ですが、そのときの喜びは少し違ったものでした。

「電車」「りんご」「犬」「パパ」「ママ」…

言って欲しい言葉はたくさんあったはずですが、それより何より素敵な言葉を手に入れた息子。

その瞬間、私は「ああ、もうこの1語だけでもいいや」とすら思いました。

「大好き」が溢れる生活が変えたもの

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その頃からすっかり受け継いでしまった息子の「大好きだよ」出血大セール。実は5年経った今でも続いています。

そして、それまで続いていた「息子の発語を書きとめること」も「意味のある言葉を増やすための促し」も、その後はぱったりとやらなくなりました。

息子は私の隣で、5分に1回は「ママ、大好きだよ」と言ってくれます。
…言ってくれます、と言っても明後日の方向を向いて、ときには他のことをしながら、口癖のような挨拶のようなものではありますが。

それでも「大好き」と言われることや、その言葉が溢れる生活は、私をとても穏やかな気持ちにしてくれます。保育園や療育のお友達や先生にもたくさん「大好き」と伝え、「大好き」をもらっている息子もとても幸せそうです。

そして私もずいぶん変わりました。
いつの間にか絵本をオーバーリアクションで読むことも、手遊びで張り切ることも、そして我が子に「大好き」と言うことも全く恥ずかしくなくなりました。

年齢のせいもありそうですが、とにかく息子から「大好き」「大好き」と言われているうちに、「おはよう」「行ってきます」の感覚で「大好き」が言えるようになったようです。

褒めることよりも伝えたい気持ち

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何かができたから「えらいね」、そこまでの過程を「がんばったね」…こうした言葉がけは子育ての上でとっても大切なものだと思います。

しかし、なんの条件や見返りもなく「あなたがあなたであるからこそ大好きだ」と伝えることも、人と人とのシンプルな関係の上でとても大切なのだと感じます。

「大好き」と私や兄弟を育ててくれ、息子に素晴らしい言葉を教えてくれた母に心から感謝していますし、

私もまたどの言葉よりも「大好き」という気持ちを子どもたちに伝えていける母でありたいと思うのです。

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