「素直で言うことを聞く子」は実は危険!?いい子が抱える思春期の危険性

「素直で言うことを聞く子」は実は危険!?いい子が抱える思春期の危険性

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素直ないい子は実は危険?

「うちの子はわがままや好き嫌いも言わないし、口答えもしない。手のかからない”いい子”で、本当によかったわ」と思っている方はいませんか?

確かに、親に逆らわず言うことをよく聞く子供は、親にとって安心かもしれません。しかし実は、4〜10歳までの学童期と呼ばれる時期に物分かりがよすぎる子供は、思春期に差し掛かった時に不登校・拒食症・対人恐怖症などの心の病を持ちやすい傾向があるのです。

今回は、「いい子」であることにどんな問題があるのか、また、親がとるべき行動についてタイプ別にご紹介します。

注意すべき「いい子」のタイプは3つ!

タイプ1:好き嫌いを言わない

「嫌いだから食べない!」「絶対にやりたくない!」などとゴネることは全くない。その代わり、「好き」「やりたい」といった気持ちや、喜びの感情を表に出すこともあまりない。

そんな子供は、親に手間をかけないので”いい子”と捉えられがちです。しかし、好き嫌いの感情を持てないこと、もしくは自分の感情をはっきり言えないことは、学校や社会で人間関係を築くことを難しくするかもしれません。

「自分が本音を言えば、嫌われてしまうかもしれない」ということを恐れていたり、「パパもママも自分に興味がない」と感じていたりすると、親の顔色を読んで、自分の意見を押し殺して親に迎合することが多くなります。

親のとるべき対策

子供が自分の意に染まないことを言ったとしても、子供の意見として受け入れることを心掛け、子供が自分の気持ちを言いやすい雰囲気を作りましょう。子供に関心があることを伝え、意思を尊重することを示すために、「あなたはどう思う?」「あなたの気持ちが聞きたいな」などと積極的に声がけしてあげることも大切です。

タイプ2:我慢強い

わんぱくなお友達から叩かれたり意地悪されたりしても、泣きもせずじっと我慢している。下の子がまだ小さくて手がかかり、お姉ちゃんはさみしい思いをしているはずだが耐えている。習い事がつらくても、弱音を吐かずに続けている。

そんな子供は、友達や家族の気持ちを考えて自分の気持ちをコントロールできる、本当に”いい子”です。でも、親が「我慢するのは当たり前」という態度をとったり、子供に甘えて常に我慢させたりすることはいけません。我慢は積み重なるといつか必ず爆発してしまいます。

親がとるべき対策

まずは、「あなたが我慢していることに気付いている」と伝えてあげることが大切です。

「叩かれて痛かったのに、やり返さずに我慢したから大喧嘩にならずにすんだんだね。そんな〇〇君はすごいと思うよ。」「赤ちゃんのお世話をしている間、いつもさみしい思いをさせてごめんね。おかげでママはとても助かっているんだよ。ありがとう。」など、ほめたり感謝したりすることで、我慢したという負の感情がプラスに変わります。

さらに、子供の我慢を発散させる機会を作ってあげられるといいですね。「さっきは悔しかったよね」と声をかけて、悔しい気持ちを吐き出したり、思いきり泣いたりすることも必要。さみしい気持ちを我慢している子供は、ギュッと抱きしめながら言葉をかけたり、2人だけの時間を作って存分に甘えさせてあげたりすることを大切にしましょう。

タイプ3:クラスの人気者、優等生

「勉強がよくできて常にクラスでトップクラス」「かっこいい/かわいいとチヤホヤされる」「スポーツや音楽など、ずば抜けていてかなうものはいない」など、常に周りから一目置かれるような特別な子供は、親にとっても誇りに思える”いい子”かもしれません。

しかし、そんな子供は一歩間違うとナルシスティックになり、自己愛が強すぎるゆえの問題に悩まされる恐れがあります。例えば、自分の欠点を認められなかったり、失敗を他人のせいにしたり、他人を蔑んだり…など、人間関係を築く上で支障をきたすことも考えられるのです。

また、進学などで環境が変わって自分が一番でなくなった時に、自暴自棄になってしまうこともあります。

親がとるべき対応

能力が優れていることは決して悪いことではありません。しかし、親が結果ばかり求めたり、「〇〇ちゃんより点数がよかった」「クラスで一番足が速い」など他人と比較してばかりいると、子供に間違った意識を植え付けてしまいます。

結果よりも、子供自身の努力を認め、誉めてあげることが大切。どんなに才能に秀でている子であっても、ルールはきちんと守る、悪いことをしたらきっちり叱るなど、特別扱いをしないよう心がけましょう。

子供が「いい子」にならざるを得ない背景には、「親に悲しい思いをさせたくない」「きちんとやらないと親が怖い」「親の気をひきたい」という思いが少なからずあります。子供の様子に気を配り、無理をさせていると感じたら、まずは親が態度を見直してみましょう。子供がのびのびと暮らせる環境づくりをしていきたいですね。

PHOTO/andere andrea petrlik/Shutterstock 参照/ ダ・ヴィンチニュース「10歳頃までの“よい子”が抱える危険性 ―親はいかに対処すべきか」 PHPファミリー「がまん強すぎる娘が心配です~子育て相談室」

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