ミニマリスト・尾崎友吏子の買いもの術⑤「ストレス買い」をやめるには?

ミニマリスト・尾崎友吏子の買いもの術⑤「ストレス買い」をやめるには?

2017年4月20日公開

Bu facebook
Bu twitter
仕事や子育てに忙しく、つい安くて便利なものをたくさん買ってしまう……。けれど、それって本当に必要なもの? 男の子3人を育てるワーママ・ミニマリストの尾崎友吏子さんに、豊かでゆとりある生活に向けた「本当に大切なものを見つけるお買いもの術」を教えてもらいました。

連載最後の第5回は、働くママたちからの質問に尾崎さんが回答。ストレスを買いもので発散してしまうというお悩みや、ものを持ちすぎる家族に変わってもらうためにどうしたらいいか? などについて、ノウハウを丁寧に伝授してもらいました。
Q.「ストレス買い」をしてしまう。良い対策法は?
A. 買いものでストレスは減らない。ものが増えない発散法を試してみる

・買いものをしてもストレスは減らない
買いものをしてストレス発散。よく耳にしますが、使わないものを買ってしまったら、ストレスが発散されるのはお金を使うときだけです。ものがさらに増えて家のなかが片づかない、支出が増える、買いもののためにより多くの時間を費やさなければならないなど、よりストレスフルな生活になってしまいます。

ストレスがあるからそれを発散する、というのは、いわば対症療法。生じるストレスを発散するのではなく、なぜそのストレスが生じるのか考えてみましょう。仕事の重圧、忙しすぎる、職場や学校、家庭内の人間関係の不和、引越しや転勤などの環境の変化など。何が原因なのかはっきりすることで、ストレスをまったく取り除くことはできなくても、そのストレスから遠ざかることはできます。

ストレスの原因が何かわからない場合は、日記などをつけて自分の想いをノートに記してみると、原因がわかる場合があります。また、想いをノートに書くことそのものが、ストレス発散になることもあります。

自分の情報や物欲を整理するために、欲しいものをリスト化してみるのもおすすめです。ネット通販が普及し、簡単に買いものができるようになりましたが、すぐに「ポチ」っとせず、「欲しいものリスト」でしばらく欲求を熟成させましょう。このリストづくりでウインドウショッピングの疑似体験をしたあと、しばらく間をおくと、以前はとっても必要だったものが、そうでもなくなることも多いもの。それだけ、自分の「欲しい」欲求は一時的なことがわかります。

「欲しいものリスト」をつくり、物欲を整理。欲しい理由や日付も入れると効果的。
・ものが増えないストレス発散方法を考える
とはいえ、ストレスをまったく受けない生活というのは不可能です。ものが増えない方法で、ストレスを発散することもできます。たとえば、以下の方法です。

ちょっと良いレストランにオシャレして食事に行く / 旅行や温泉に行く / ボランティアや習いごとを始めてみる

つまり、ものよりも「思い出や経験」を優先させる行動をしてみます。また、以下の方法なら、お金もほとんどかかりません。

本を読む(図書館を利用すればお金がかかりません) / 散歩に行く / 運動する / 植物や動物を育ててみる

簡単で続けられる、自分に合ったストレス緩和方法を考えてみよう
・「買いたい」気持ちを整理する
現代では、従来からある新聞や雑誌、テレビに加え、インターネットやスマホの普及で、情報過多になっています。「持たなきゃ」「買わなきゃ」と思わせるような広告やメディア、そのほかの情報が際限なく押し寄せています。そうした情報から遠ざかってみるのも、一つの方法です。

・「ストレス捨て」はいかが?
ストレスを発散するのに、「ストレス買い」ではなく、「ストレス捨て」を一度試してみてはいかがでしょう。買いものをするのではなく、持ち続けるか手放すか迷ったものを、思いきっていくつかゴミ箱に放り込んでみます。ものが減って部屋がすっきりするだけでなく、迷っていた気持ちもすっきりします。少なくとも、「買う」よりもお金がかかりません。

Q. いつの間にか増えていくキッチン用品。どれくらいあればいい?
A. 問題は数ではなく、使いこなせているかどうか

好きなものを使っているときって、豊かな気持ちになりますよね。使いこなせている道具なら、たくさん持っていても構わないし、減らす必要もありません。減らす必要があるのは、ただあるだけで使っていない場合、そして、それがあることで不都合が生じる場合です。

たとえば、持ちすぎることで収納場所が占拠され、ふだんよく使うものの出し入れに手間取ってしまうケース。台所は、機能的な動きを必要とするところ。毎日何度も立つ場所だから、日々の「イラッ」が増えてはストレスがたまります。

昔は、大きい家なら「蔵」があり、季節の道具はそこに収められていました。蔵から季節のものを家へ運び、入れ替えたりしていたのです。そうしたことを手間と感じず、喜びと思えるなら、季節の食器だけを台所の取り出しやすい場所に収納して、それ以外は少し取り出しにくいところに置く。そして季節によって入れ替えるなど、収納を工夫すればいいのです。

私も食器や調理器具は大好きです。以前は、陶芸を習っていて、自分で食器をたくさんつくっていたこともありました。でも、たくさんあっても、よく使うものは限られました。デザインは好きでも、重すぎて手に取らなかったり、洗いにくかったり、割れるのが怖かったり。そういうものは奥にしまったままで、結局、使いこなせていなかったのです。

私は、食器の入れ替えは「手間」と感じるので、いまでは、季節感のない、どんな食材にも合いそうな白い磁器をベースに、最小限しか持たないことにしています。旬の食材を使うことで、季節感を食卓に取り入れることもできます。

左:食器はこの開き扉に収まるだけ。「枠」を決めれば増えすぎない
右:シンプルで汎用性の高いデザインなら出番も多い
持っている食器の種類は、マグカップ、グラス、飯碗、汁椀、小皿2種、中皿、大皿、小鉢、スープボウル、ガラスボウル、どんぶり。数は、それぞれ「家族人数分+0〜2枚(来客用、調理にも使用するため)」です。わが家で食卓にのぼるいろいろな献立に合うように揃えています。

関連する記事

この記事のキーワード

RANKING
YESTERDAY

WHAT'S CHIENOWA?

staff_pickup