復職に罪悪感を感じてしまうママたちへ。「向き合っていれば大丈夫!」と伝えたい

復職に罪悪感を感じてしまうママたちへ。「向き合っていれば大丈夫!」と伝えたい

働くパパママのための子育て講座/2018年4月13日公開

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クレディセゾン東関東支社では、仕事と育児の両立に日々奮闘している社員のため、ママたちの交流会などいろいろな企画を行いサポートしています。今回は、千葉県教育庁と連携した『働くパパママのための子育て講座』を開催。育休中のママ社員が、この春の復職に向けた不安を解消すべく参加しました。講座の様子と得た学びをレポートします。

文:嶌津 南美子(CHIENOWA)

やっぱり気になる「3歳児神話」の本質とは?
クレディセゾンでは、育児休業を最長で3年取得することができます。私は現在2歳の息子がいるのですが、去年、日々どんどん成長してゆく子どもをそばでしっかり見守りたいという気持ちと、早く復職したいという気持ちの葛藤がありました。「3歳まで一緒にいたほうがいいのでは」という周囲の声や、保育園の見学に行った際「3歳まで一緒にいたいけど仕事が…。」というママ達の本音も聞き、自分なりに考えた末、育児休業を1年間延長し、現在に至ります。いまの心境は、もちろん子どもと一緒にいたいという気持ちはありますが、友達と遊んだり、親の手から離れてもっといろんな経験をして欲しいとも思い、この春からの復職を決めました。
講師は、千葉県市川市にある認定こども園「風の谷こども園」副園長である甲斐恵美先生。先生から、「3歳児神話」とは、3歳まで一緒に「いる・過ごす」ことが大切なのではなく、いろんな経験をしてたくさん吸収する時期であり、一緒に「考える・関わる時間」が大切という話を聞き、少し気持ちが楽になりました。

子どもの事を知っていますか?短所も見方を変えると長所に!

そんな大切な時期だからこそ、どのように子どもと向き合い関わっていくか、具体的なヒントをたくさんもらいました。
まず、子どもの事をよく知る! 自分の子どもの長所・短所を書き出し、隣の人とペアになって、相手が短所としてあげたところを長所に言い換えるワークショップをしました。
【みなさんも試してみて!】短所⇒長所に言い換えると…
■すぐ泣く、拗ねる ⇒自分の感情に素直で正直
■ぐずぐずしている ⇒しっかり考えることができる、考えている時間が長い
■片づけをしない  ⇒手の届くところに置く、時短を考えられる
■クヨクヨする   ⇒完璧主義

ワークショップの様子。普段つい叱ってしまうことも、視点を変えると長所に思えるなんて不思議でした。
さまざまな意見があり「そういう見方もある」「おもしろい」など、笑い声も聞こえました。思わずイライラしてしまうことも見方を変えるだけで気が楽になり、家族以外の違う視点で見てもらうことで、子どもの違った一面に気づける楽しいワークショップでした。「保育園に預けると先生や友達などいろんな人の意見がもらえるよ、育児はたくさんの目で育てる方がいい!」という先生の言葉に肯定された気がして、とても心強かったです。

また、子どものことを認める・尊重することが大事ということも教わりました。すべてのことに個人差はあるもので、兄弟や同級生などと比較しないことが、子どもの自尊心を育むそうです。たとえば、子どもが歩き始めた時期を参加者に聞いてみると、生後8か月~1歳5か月ぐらいまでと、最大で9か月も差があることがわかりましたが、いまではどの子も歩いています。つまり、幼少期の差なんて気にしなくても、結果的に何の違いもないことが多いそうです。「うちの子は成長が遅い」などと、わが子のできない事を重視する必要はないことが、実感として理解できました。

「忙しいからちょっと待って」はやめよう。子どもと向き合う大切さを実感

仕事もあり、どうしても子どもとの時間が少なくなりがち。よりよい関わり方をするにはどうしたらよいか? 育児のコツも教わりました。子どもとの1対1の時間を持つこと。兄弟がいても一人ずつ、短い時間・・・10分でもいいからきちんと向き合うことは、当たり前のことだけれどもとても大事な時間だそうです。


おすすめなのは、本の読み聞かせ。子どもが大きくなっても、絵本は大人が「読んであげるもの」だそうです。先生の読み聞かせの実演では、「間」を工夫されていて、まるで子どもたちと会話するような読み方で、一緒に来ていた息子も遊ぶ手を止めてとても嬉しそうに聞き入っていました。自分も小さいころ読んだ記憶があるような、長く読み継がれている絵本がおすすめです。

先生が読み聞かせてくれたのは『おやすみなさいおつきさま』。長年愛されるベストセラー絵本です。
食事や着替えなど、身の回りのことを自分でできるようにするために、待って・見守って、自分で出来る喜びややる気を育てることが大切とのこと。「つい手伝ったり、先回りしていたり大人が手を出しすぎていないか?」と問われました。私だけではなく、みんな思い当たることがあるようで、うんうんと頷いている人も多く見られました。親自身も余裕を持って行動できるように考え、子ども自身がやりやすい環境を用意したり、工夫したりすることがポイントです。

家事を一緒にやる、というのも一つの方法。たとえば、家事をしているときに遊んでほしい子どもに対しては、いっその事一緒にお手伝いしてもらい、家事を遊びにしてしまう。そのときにきちんと感謝を伝え、褒めてあげれば、そのあとお手伝いを習慣にしていくこともできます。ほかにも、宿題をするときに何かをしながらではなくそばで見守る、一緒にいる、すると子どもも集中できて早く終わり逆に効率的です。家事を中断するのが億劫で、つい「ちょっと待ってね」と言ってしまいがちですが、一旦しっかり子どもにつき合うことで、子どもは気持ちを受け止めてもらったと満足するので、次のことに早く取り掛かれる……というのは、私にとって新鮮なお話でした。

今回講座に参加することで、子どもと向き合う大切さをあらためて再確認しました。そして私自身も視野を広げ、もっと子どものことを知りたいと思いました。復職不安の解消もでき、ママになっても働くイメージを持つことができた貴重な時間となりました。たとえ時間に追われても、ちゃんとその場その場で子どもをしっかり受け止めて、地に足をつけ、日々を過ごしていこうと思います。
イベント・場所の情報

『企業における家庭教育支援講座』
【日時】平成30年1月30日(火)
【場所】株式会社クレディセゾン 東関東支社 大会議室
【主催】千葉県教育庁教育振興部生涯学習課
【講師】認定こども園「風の谷こども園」副園長 甲斐 恵美先生
http://kazenotanihoikuen.com/index.html
【参考】千葉県教育委員会「企業における家庭教育支援講座」
https://www.pref.chiba.lg.jp/kyouiku/shougaku/kateikyouikusienkouza.html
プロフィール

嶌津 南美子 (しまづ なみこ)
クレディセゾン 東関東支社所属。2歳の男の子のママ。現在育休中、4月より復職予定。

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