【医師監修】生後2ヶ月の赤ちゃんの特徴と子育てのポイント、知っておきたい注意点

【医師監修】生後2ヶ月の赤ちゃんの特徴と子育てのポイント、知っておきたい注意点

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微笑みかけや喜びの表現など、赤ちゃんが嬉しい成長を見せるようになるこの時期。親しい人を認識できるようになり、人にかまってもらうことを何より喜ぶので、スキンシップもたくさんとりたいですね。生後2ヶ月の発育目安と特徴、育児のポイント・注意点をご紹介します。







この記事の監修ドクター

わだ小児科クリニック 和田直樹先生

これまで30年余りの病院小児科での経験をいかして お子様の健康と病気全般を扱うクリニックにしてまいりたいと思っています。また背の低い子供の診療も積極的に取り組んでいきたいと思っています。
わかりやすい説明をモットーに子供たちの頼れるかかりつけ医をめざしています。日々お母さんたちが抱いている疑問や悩みについても気軽にご相談ください。
http://www.wadaclinic.com/
生後2ヶ月はどれぐらい成長してる?発育の目安

この時期の赤ちゃんは生まれた頃に比べると驚くほど肉付きがよくなり、腕や太ももは鏡餅のようになります。筋肉も少しずつつき始め、盛んに手足をばたつかせたり、うつぶせにすると首を持ちあげられるようになります。それでは、身長・体重、生活リズムなど、具体的な発育の目安を見ていきましょう。
身長と体重
厚生労働省が示す発育曲線によると、生後2ヶ月の発育目安は以下のようになります。

・男の子:身長-54.5~63.2cm 体重-4.41~7.18kg

・女の子:身長-53.3~61.7cm 体重-4.19~6.67kg

上記はあくまでも目安です。発育には個人差があるので、発育曲線内に収まっていない=異常というわけではありません。発育曲線内にいることよりも、身長と体重が曲線に沿って発育しているかどうかが、より重要です。どうしても気になる時は、かかりつけの小児科や地域の保健師さんに相談しましょう。

生後3ヶ月までは、今の体重+1kg(1日の増加量にするとおよそ25g)増えていれば順調と言えます。
哺乳量と時間
口の周りの筋肉が発達して飲むのが上手になるにつれ、授乳時間が短くなり、間隔も開いてきます。中には、夜は5時間ほど間隔が開く子もいますが、これはたくさんの量をまとめて飲めるようになってきたためなので、寝ているのを起こして授乳させる必要はありません。平均的に、生後2ヶ月頃は2~4時間置きに1日7~8回くらいの授乳になる子が多いようです。ただ、飲む量には個人差があり、体の大きさによっても変わってくるので、あくまでも目安としてとらえてください。1日約25gずつ体重が増えていれば授乳量に問題はありません。また、母乳はいくら飲ませてもいいので、飲ませすぎを心配する必要もありません。

ミルクの場合は、1日1000mlを超えないよう注意しましょう。1回に与える量は回数によって変わってきます。例えば、6回与える場合は1回160mlが目安です。

この頃の赤ちゃんは食欲が旺盛になるので、たくさん飲みたがる子もいるでしょう。しかし、ミルクはカロリーが高いので、母乳のようにほしがるだけあげると不必要な脂肪がついて体に負担がかかってしまいます。どうしても飲みたがる時は1回の量を増やし、回数を減らすようにしましょう。
睡眠時間
この頃の赤ちゃんの1日の睡眠時間は、およそ14時間~15時間です。夜ある程度まとめて寝れるようになり、お昼寝の時間が短くなったり、回数が1日2回から1回になる子もいます。逆に、まだまとめて眠ることができない赤ちゃんも多いので、1回の睡眠時間が伸びなくても心配することはありません。
生後2ヶ月の赤ちゃんの特徴

この世に生まれ落ちてたった2ヶ月しか経っていない赤ちゃんでも、すでにたくさんのことができるようになっています。どれだけ成長しているのか、生後2ヶ月の赤ちゃんの特徴を見ていきましょう。
追視の範囲が広がり、視力も発達する
動くものを目で追う追視は1ヶ月の後半から見られますが、2ヶ月を過ぎるとその範囲が左右上下ともだいぶ広がってきます。首の筋肉も発達してくるので、顔をこれまでより大きく動かして追いかけるようになります。また視力も発達し、色もある程度区別できるようになります。この頃は赤、青、黄の三原色、特に赤がもっともよく見えるので、おもちゃやガラガラなどは、はっきりした色のものがおすすめです。
聴覚や筋肉も発達する
聴覚が発達し、さまざまな音に興味を持ち始めます。音が聞こえると、それがどこから発せられるものなのかを探すようになるでしょう。例えば、ドアの開く音、ママが家事をする音などが聞こえると、その場所を目で追うようになります。音楽が聞こえるとじっと耳をすますようにもなります。

この頃になると、手足はもちろん、首や背中の筋肉も発達し始めます。手足をばたつかせる力が強くなり、うつぶせにすると少しだけ首を持ち上げられるようになります。また、手を口元に持っていけるようになるので、手しゃぶりも始まります。小さなおもちゃを持たせると、少しだけ握っていられるようになります。
自分の声や体を意識するように
生後2ヶ月になると、赤ちゃんは自分の手に興味を持ち始めます。目の前に持ってきてじっと見つめたり、しゃぶる動作が目立つようになるでしょう。これは、この時期の大きな特徴のひとつで、ハンドリガードと言います。初め、赤ちゃんは目の前にあるものが自分の手とはわかりません。急に視野に入ってきたものを「なんだ?」と見ているだけです。そのうち、なめたり吸いついたりすることで、自分の体の一部とわかるようになってきます。赤ちゃんが体を意識し始める第一歩といえるでしょう。

また、「アーウー」「ンナー」などの喃語(なんご)も増えてきますが、これも赤ちゃんが自分の声を意識し、体から発せられる音のコントロールを楽しんでいるものといわれています。3ヶ月に近づくと「タ―」や「クー」など子音が入った音が出始め、自分の気持ちを伝えるために声を出すようになるようです。
感情表現が豊かに
生後1ヶ月の頃はお腹がすいた、眠い、寒いなどの不快な感情を泣くことで伝えることしかできませんでしたが、この頃になると楽しさや喜びなどの感情も持つようになり、それを表情や体の動きで表現できるようになります。人にかまってもらうと喜び、親しい人の声や表情に合わせて自分の表情をつくれるように。人に向けての微笑みや発声が増え、特にママに向けて笑いかけたり声をだすことが多くなります。親にとっては本当に嬉しい成長ですね。
生後2ヶ月の子育てポイントと注意点

この時期になると、育児や生活における注意点も増えてきます。特に知っておきたい6つのことを見ていきましょう。
乳幼児突然死症候群について知っておこう
乳幼児突然死症候群(SIDS:Sudden Infant Death Syndrome)とは、直前まで元気だった赤ちゃんが、予兆や既往歴もないまま突然死んでしまう病気です。平成27年には、乳幼児期の死因の第3位となっています。窒息による事故などとは異なるもので、原因はいまだわかっていませんが、以下の3つのポイントに注意すると発症率が低くなるというデータがあります。
うつぶせで寝かさない
あおむけで寝ても発症することはありますが、発症率はうつぶせ寝の方が高いことがわかっています。1歳まではあおむけで寝かせるようにしましょう。
できるだけ母乳を飲ませる
母乳で育てられている赤ちゃんの発症率は、そうでない赤ちゃんにくらべて低くなっています。完全母乳でなくとも、できるだけ飲ませることをおすすめします。
禁煙する
タバコは発症の大きな要因のひとつです。この他にもよくない影響が多いので、授乳中は必ず禁煙しましょう。
予防接種を始めよう
予防接種は生後2ヶ月の誕生日から始められます。例えば、6月2日産まれであれば8月2日から打てるということ。予防接種はスタートダッシュが肝心です。赤ちゃんは感染症に対する免疫が未発達なので、かかると命にかかわるほど重症になる場合があります。かかりやすい時期が来る前に、できるだけ早く受けておきましょう。

また、ワクチンによっては1度の接種で終わらず、時期を置いて2~3回受けなければならないものもあります。乳幼児期に受けられる予防接種ワクチンは、定期だけでも10種類あります。ベストタイミングを逃さないよう、受けられる時期になったらすぐに受けましょう。1歳児健診が終わる頃にはかかりつけの小児科を探し、予防接種の相談や予約をしておくといいでしょう。
生活にメリハリをつけよう
体内時計が整うのはまだ先なので、今は昼夜逆転している子もいるでしょう。ただ、この頃から生活にメリハリをつけていくと、昼夜の区別がつきやすくなります。朝昼は散歩や外気浴で太陽の光に当て、夜は部屋を暗くして静かな環境を作ってあげましょう。散歩やお風呂、就寝時間をある程度定めると、生活リズムが整いやすくなりますよ。夜は、遅くとも20時頃までは寝る体制を作るよう意識しましょう。
外気浴を積極的に行おう
この頃からは、外気浴の時間を少し長めにとっても大丈夫。積極的に太陽の光と外の空気にあてましょう。2ヶ月の終わりで30分くらいが外出時間の目安です。外気浴は体温調節機能を高め、肌も丈夫にしてくれます。また、新しい環境に五感が刺激され、心の発達も促されます。ただし、まだママの免疫がある時期とはいえ油断は禁物。できるだけ人混みは避け、体調不良を起こさないよう注意しましょう。
ママの不調にも気をつけて
赤ちゃんだけでなく、自分にもしっかり目を向けましょう。この時期は産後疲れで体調を崩しやすく、母乳育児の人は乳腺炎などのトラブルが起きやすいです。ミルクの人は生理が始まることも。赤ちゃんが夜まとめて寝なかったり昼夜逆転している場合は、ママも睡眠不足になっています。赤ちゃんがお昼寝している時は一緒に休みましょう。大切なのはあまり無理をしないこと。家事に手を抜くことも大切ですよ。体調が気になる場合はすぐに受診しましょう。
まとめ

生後2ヶ月の赤ちゃんは、微笑みを見せたり、話しかけるよう声を出すなど、嬉しい成長を見せてくれます。ママは育児に慣れると同時に疲れがたまりやすくなる時期ですが、家事育児には完璧を求めすぎず、かわいい仕草に癒されながらストレスを溜めない生活を心がけたいですね。

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