管理職はあくまで「役割」。女性管理職5割のパソナが伝えたいこと

管理職はあくまで「役割」。女性管理職5割のパソナが伝えたいこと

2019年2月5日公開

Bu facebook
Bu twitter
女性だからこそ、会社を巻き込んだイノベーションを起こせる
——女性管理職が増えることで、社内にはどのようなメリットが生まれるのでしょうか?
岩下:女性の目線が入ることで新しいアイデアが生まれることはあると思います。働く女性が求めているもの、ママが求めているものは、やはり男性にはイメージがわかない部分もありますから。

たとえば弊社では、女性活躍推進コンサルティングサービスや小学生向け子どもスクールの実施など、女性ならではの視点から新規事業が生まれました。

石川:ある女性管理職から聞いた話ですが、子どもの保育園のお迎え時間があるので、退勤の時間を決めて、部署内に共有しているという話を聞いたことがあります。

その部では、この働きかけにより部下も上司の動きが把握しやすくなったので、部署内の連携が以前より取れるようになったそうです。部下の方も、上司の姿勢を見てタイムマネジメントの意識が改革されたとのことでした。

——岩下さん自身も管理職という立場ですが、ご自身が管理職になって働きやすくなったと感じることはありますか?
岩下:管理職は、組織でつくったアウトプットが自分の評価になる仕事です。メンバー個々の力の最大化を考えて組織を運営し、プロジェクトやチーム全体でアウトプットを出すという考え方で仕事をするので、一人だけですべてを抱えなくていいという点では、とても仕事がしやすいと思います。

石川:他社で活躍している女性管理職の方も、働きやすいと感じるポイントとして「物事を自分で決められること」をよく挙げられます。一日の仕事のやり方を自分で管理できると、プライベートの時間も確保できるようになる。ワークとライフをバランスよく両立できるようになるのだと思います。
管理職はパーフェクトじゃなくていい。相談できる環境を整えることが大事
——女性のなかには、周囲から承認されることがやりがいにつながっている人もいると思います。それゆえ、管理職になると、自分が承認する側になるため、他人から承認してもらえることがなくなり、やりがいが減ってしまうのではないかと思っていましたが、女性管理職ならではの働きがいもあるんですね。
岩下:そうですね。管理職になると業務上の「ありがとう」や「よく頑張ったね」というシンプルな承認以外の、社会的承認や自己実現、達成感などが増えてくると思います。

石川:私自身、さまざまな企業で女性管理職として活躍する方々の姿を見て、いつかは管理職になってみたいと考えるようになりました。一人ではできないことでも、チームを巻き込めばチャレンジできるし、管理職になること自体が一つのチャレンジだと思っています。

——パソナは女性管理職の割合が51%ということですが、女性社員が管理職になることに対しても、前向きに捉えている方が多いのでしょうか?
石川:もともと、パソナは年齢・性別・国籍にかかわらず多様な人材を雇用する社風があるので、男女関係なく管理職になっています。弊社は、管理職になるということに対してそこまでプレッシャーを感じない環境があるのではないでしょうか。

岩下:そうですね。肩肘張らず、いまのキャリアの延長線上に管理職があることが多いです。個人的には、わざわざ女性管理職を増やそうとしなくとも能力がある人は管理職になり、その事実に対して性別の議論にならない状況が、働く環境として理想ではないかなと思います。
——これから管理職になる可能性のある女性たちにアドバイスをするとしたら、どんな声をかけますか?
岩下:女性が管理職になると、責任感が増幅し抱え込んで一人で頑張りすぎてしまったり、弱音を見せてはいけないんだと考え込んでしまったりする人が多いと感じます。

ですが、管理職だってパーフェクトである必要はないので、周囲に相談して、自分一人で抱え込まないでいいんだよ、ということは伝えたいですね。同じ立場の女性同士、そういうことが相談できる環境があるとよりいいでしょうね。

関連する記事

この記事のキーワード

RANKING
YESTERDAY

WHAT'S CHIENOWA?

staff_pickup