株主優待とふるさと納税、どちらのほうがお得なの?

株主優待とふるさと納税、どちらのほうがお得なの?

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巷でよく聞く「ふるさと納税」。その地域の特産物がもらえたり、施設を利用する権利が与えられたりと、どうやらお得な制度らしい。一昔前には、「株主優待」という制度も聞いたことがある……。どちらも、何かをもらえるという意味では似たような制度に感じるけれど、どう違うのかな?どちらのほうがお得なの?

■株主優待とは?

みなさん、一度は聞いたことがあるかと思いますが、株主優待とはどのようなものかご存知ですか?

株主優待とは、その名の通り、株主に対して優待する制度です。当該企業の利用券や割引券がもらえたり、お米や商品券がもらえることもあります。つまり、株主優待を受けるためには、株主になる必要があるわけですが、どのような手順を踏めば良いのでしょうか?

具体的には、証券会社で証券口座を開いて、上場企業の株式を購入することで株主となることができます。つまり、株主になるためには、株式投資を行う必要があるというわけですね。どこの株式を買うか?にもよりますが、株式投資をするには、一般的に数十万円単位のお金が必要となります。

では、そんな株式投資ですが、どのような目的のために行うものなのでしょうか?

誤解されている方もいるかもしれませんが、株主優待は株式投資のメインの目的ではありません。あくまでもオマケです。やはり、株式投資のメインの目的は利益を出すことです。そのためには、将来的に利益を拡大していきそうな有望な銘柄を、適切な価格で購入するということが大切になります。言い換えると、値上がりしそうな銘柄を安く買うということですね。購入段階で見誤ってしまうと、投資額から損失が出ることになります。結果、株主優待の恩恵を受けることはできたけど、そもそもの投資額がマイナスになってしまうということも十分あり得るのです。ですので、「その企業の株式を持てば何かもらえてお得だから……」という軽い気持ちで始めるのは、FPとしてはおすすめいたしません。気がついたら株価が下がってしまい「投資額よりも減っていた(損が出ていた)」ということもありますのでご注意くださいね。

■ふるさと納税とは?

一方、ふるさと納税とはどのような制度なのでしょうか?

ふるさと納税とは、ご自身が応援したい自治体に対する、ある種の寄付のことです。多くの自治体では、寄付(ふるさと納税)へのお礼として、地域の特産物などを送ってくれます。しかし、これだけでは寄付金で特産物を買っているのと同じなので、特にお得感はありませんよね。ふるさと納税の良いところは、寄付をすると(ふるさと納税をすると)2,000円を超えた分に関して、本来支払うべき税金(所得税、住民税)から引いてくれるところです。つまり、実質2,000円の持ち出しで、特産物がもらえるということですね。

また、ふるさと納税と呼んでいますが、寄付する地域にこれまでに住んだことがあるかどうかは関係ありません。もっと言うと、一度も訪れたことが無くても大丈夫です!ですので、自分自身が応援したいと思うふるさと(自治体)に寄付をし、お目当ての特産物などをゲットすることが可能なのも魅力的ですね。なお、個人的には、クレジットカード払いができる点も気に入っています。お得に特産物などをもらえるだけでなく、カード払いにすることでカード会社独自のポイントを貯めることもできるので、一石二鳥ですよね。

ただし、現在住んでいる自治体から他の自治体へ、納税先を振り変えているだけなので、自身の納税額の範囲内でしか寄付することができません。そのため、金額的な上限には注意が必要です!どういうことかというと、10万円しか納税していない方が20万円分のふるさと納税をしたとしても、9.8万円分しか税務メリットを得られないということです。言うまでもありませんが、そもそも納税していない専業主婦の方などは、税務メリットはありません。つまり、「高級なお肉がもらえるから!」と、せっせとふるさと納税したのは良いけれど、戻ってくる以上の金額を費やしてしまうことも考えられます。その結果、ずいぶんと高いお肉になってしまった……となっては意味がありません。ふるさと納税の場合は、自分がいくら納税できるのか?をきちんと把握するようにしましょうね。

■株主優待とふるさと納税、FPから見てどちらがおすすめ?

さて、株主優待とふるさと納税、どちらのほうがおすすめなのでしょうか?

FPから見て、単純に「得をしたい!」ということが目的であれば、ふるさと納税のほうがおすすめです。というのは、前述の通り、株主優待は株式投資のオマケにすぎません。あくまで投資が目的なので、それなりに考えてから始めるべきだと思うのです。東芝やJAL、東京電力の例から見ても分かる通り、日本を代表する企業といっても、株式投資には大きなリスクがあります。そのため、優待だけを目的に株式投資を始めることはおすすめできません。そういう意味でも、ふるさと納税のほうが始めやすいといえますね。

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