インターナショナルスクール進学する前に考えたい子どもの将来

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グローバル化が進む今、インターナショナルスクールへの注目がますます高まっています。インターナショナルスクールに通うメリット、デメリットは何があるのでしょうか。実際に通わせた経験のあるママたちに話を聞きました。

■母国語なのに日本語がカタコト!?

Oさん(41歳・小学5年生のママ)は子どもが3歳になる年から、インターナショナルプリスクール(保育園)を利用していました。自身が英語で苦労したこともあり、子どもには早いうちに習得させたいと考えたそう。

「日本人もいますが、欧米人の先生のほうが多かったです。園での会話は英語のみ。最初は不安でしたがすぐに慣れたようで、びっくりするほどきれいな英語を話せるようになりました。海外旅行へ行くと、簡単な会話なら通訳してくれるほど」

小学校は日本の学校へ通わせていますが、今でもきれいな発音をキープしています。しかし、困ったこともあるようで…。

「小学3年生になってもカタカナが覚えられなかったんです。自分の名前もアルファベットで書いているし、日本語がおぼつかないんですよ。これはまずいと思って、国語教室に通わせたり、家では読書や文字の練習をしたりして克服しました」

もちろん、個人差はあるでしょうが、日本語すら上手に話せない時期に英語漬けの生活を送ると、国語力が身につかないということもあるようです。

子どもだけではなく、ママであるOさんも園での生活には四苦八苦したそうです。

「園では保護者に対しても英語なんです。とてもゆっくり話してくれるので日常生活に関することはわかるけれど、教育の話などは何を言われているのかまったくわからない…。でも、ほかのママたちは英語がペラペラだったから、とても恥ずかしかったです」

ママのスキルも試されるとは! 先生方とコミュニケーションがとれないのは困りものですので、子どもだけでなくママにも合った園かどうか、事前にチェックしたほうがいいかもしれません。

■日本の学校には進学できない!?

Kさん(49歳・大学生のママ)の長男は幼児期から英語を学び、インターナショナルスクールの小学部へ入学。現在は、日本の大学に進学しています。

「大学受験の際のリスニングでは苦労しなかったみたいです。英語力が身につくメリットだけでなく、インターナショナルスクールには外国人やハーフの子たちもいるので、多様性やさまざまな文化の違いも身につけられました」

しかしデメリットもあるといいます。とくに日本の中学校への進学問題。

「息子が通っていたインターナショナルスクールは、学校教育法で定められたいわゆる『一条校』ではなかったんです。このため公立校では受け入れてもらえないと先輩ママから聞いたときには驚きました」

『一条校』とは、学校教育法第一章 第一条で定められた日本の一般的な学校のことで、文部科学省によるカリキュラムに沿って学習します。


例えば一条校でないインターナショナルスクールの小学部を終えた者が中学校から一条校への入学を希望してきても認められないこととなります。インターナショナルスクールの中学部の途中で我が国の中学校へ編入学を希望する場合も同様です。




インターナショナルスクールに通ったとしても、多くの学校では日本での義務教育を終えたことにはなりません。だから「英語が話せるようになる」「自由そう」といったインターナショナルのカッコよさそうなイメージから進学してしまうと、のちのち後悔するシーンも出てくる可能性があります。

インターナショナルスクールにはメリットもたくさんありますが、デメリットがあることも理解しておくことが大切です。スクールの種類について事前によく調べ、子どもや夫婦で将来の進路についてよく話しあっておきましょう。とくに、日本の高校、大学に進学したい場合に、本当にインターナショナルスクールが有効であるのかどうかは、親も子どもも慎重に判断する必要があります。

子どもの将来の選択肢の幅を広げてあげるつもりでインターナショナルスクールを選んだ結果、逆に将来を狭めてしまう可能性もあります。子どもの将来も考えて、学校は選択してあげたいですね。
(丸部りぃ)
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