子供の幸福度No.1!オランダ発祥『ピラミッドメソッド』で子供の自主性を育てよう!

子供の幸福度No.1!オランダ発祥『ピラミッドメソッド』で子供の自主性を育てよう!

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ピラミッドメソッド

『ピラミッドメソッド教育』をご存知ですか?子供の自主性を育てるためにオランダで開発され、オランダ国内で広く取り入れられている幼児教育です。ユニセフが行った子供の幸福度調査でオランダが総合1位だったことや、オランダの学力レベルが国際的に高いことから近年注目を集めています。

詰め込み式で画一的な面がいまだに色濃い日本の教育とどんな点が異なるのか、どのようなメリットがあるのかについてご紹介します。

ピラミッドメソッドとは?子供の自主性を高める教育法!

ピラミッドメソッドはオランダの教育心理学博士フォン・カルク氏により編み出されました。子供の自主性を高めることを目的に、オランダ政府教育評価機構Cito(チト)が提唱し、オランダ全土に広まった教育法です。

ピラミッドメソッドは、基本となる4つの概念と3段階の実践法からなる教育法です。

子どもの自主性=やる気

子供は誰しも、『認められたい』『自信を持ちたい』『学びたい』という欲求を持っているものです。パパ・ママが自分のことをわかってくれている、認めてくれているという安心感があると、子供はさらに一歩踏み出して、『学びたい』『知りたい』という知的な欲求を満たそうとします。

子供の自主性ややる気を伸ばすためには、親が子供を温かく見守り、認め、自信を持たせてあげるとことが必要。家庭だけではなく、教育や保育の場でも認められることが大切なので、そういった環境を整えることも子供の自主性に関わってきます。

保育者の自主性=働きかけ

子供の自主性を伸ばすために、親や教育・保育の現場の働きかけが大切だとわかりました。では、具体的にはどうすればいいのでしょうか?

たとえば、失敗してしまっても「大丈夫だよ、もう1回やってみよう」と励ます、「前より上手になってるよ!」と良くなった部分を認めた声掛けをすると、子供は親や先生に認められている安心感や自信を持てるようになります。

また、子供ひとりひとりの興味・関心や発達段階などに合わせて、より力を伸ばせるような指導をすることも必要です。ご家庭では、たとえば昆虫が好きな子供なら、昆虫の図鑑を買ってあげる、虫眼鏡で身近な昆虫を観察してみる……といった働きかけがありますね。

寄り添うこと=養護的な関わり

『アタッチメント育児』という言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

これは、赤ちゃんや子供と積極的にふれあって安心感を与え、欲求を満たして親子間に強い絆(アタッチメント)を作り、それによって自立心を高めるというものです。

アタッチメント育児をされた子供は、精神的に安定してストレスを感じにくいなど、心身の発達にもいい影響があるという調査結果もあります。

ピラミッドメソッドでも、この理論を重視しています。パパ・ママが子供に寄り添い、子供の自己肯定感や他者を信頼する気持ちを育て、安心して自主的な活動を続けることができるようにしよう、という考え方なのです。

関連記事:抱き癖は心配しなくていい?触れ合いを大切にする『アタッチメント育児』

距離をおくこと=教育的な関わり

これはいま目の前にある物事だけが大切なのではなく、目に見えないものを学ぶことが子供の発達を促すという考え方です。

「子供に指示などを伝えるときにはできるだけ具体的に」と、よく耳にしますよね。

子供には抽象的なことはまだ理解が難しく、どうしても視点が具体的なものに向かいがちです。逆に言うと、ミクロではなくマクロの視点を持ち、抽象的なことも理解できるようになるのは、子供の大きな成長!しかし、当然ですがいきなり理解するのは難しいので、まずは身近で具体的なところからスタートして徐々に視点を変えていくよう、働きかけを行います。

ピラミッドメソッド教育の実施例

ピラミッドメソッドを取り入れた実際の幼稚園・保育園では、どのような教育が行われているのでしょうか?いくつかの例をご紹介します。

子供は何をするか『自分で決めて』『とにかく遊ぶ』

先生が「お外で遊びましょうね」と指示を出して、みんなで一緒に遊ぶ……というのが、園でよくある光景ではないでしょうか。

しかし、ピラミッドメソッド教育を行っているとある園ではまったく違う方法をとっています。園には、教室にあるすべての遊びが絵や写真で示されたボードがあり、子供たちは今日何をしたいかを決めて、そこに自分の名前を貼るのです。一人で遊んでも、何人かのグループで遊んでもOK!遊ぶ場所も自分で決められます。

『自由遊び』が基本のピラミッドメソッドでは、保育者が子供を叱る声や、指示を出す声はほとんど聞かれないそう!だからといって放任しているわけではなく、温かく見守りながら子供の能力を引き出し、必要に応じて自力で解決するための適切なアドバイスやサポートを行っています。

エリア分けされた教室

日本の園では、子供が自由に動けるような広いスペースが重視されていますが、ピラミッドメソッド教育ではパーテーションなどで空間を区切り、独立性を持たせているのが特徴です。『絵本コーナー』『お絵かきコーナー』など目的別にスペースが設置され、必要な道具やおもちゃも子供が一目でわかるように配置されています。

これは、子供自身が『ここで遊ぶ』ということを自主的に決めるために重要です。また、自分のコーナーを片付けてから次の遊びに移るという基本的な生活習慣を身に付けることもできます。

プロジェクト活動

抽象的なことも理解できるようになるための取り組みに、『プロジェクト』があります。一つのテーマを段階的に深化させていくことで、具体的なことだけでなく抽象的な概念まで理解できるようになっていきます。

なんだか難しそうに思えますが、例えば『色と形』がテーマなら、

  • さまざまな色で作られたいろいろな形を見て、『これはトマトに見える』『レモンみたい』などと想像を膨らませる
  • 子供たちの想像に出てきた野菜や果物の実物を、見たり触ったり、匂いを嗅いだりして経験する
  • 子供同士で八百屋さんごっこをして、より多くの色・形を学ぶ
  • 先生や上級生たちと、さまざまな商品のお店屋さんごっこをする

というように、遊びを通して身に着けられるように工夫されています。

サークルタイム

朝や帰りなど、保育者と子供が一同に会するのがサークルタイムです。保育者と子供たちが円を描いて並ぶことで、お互いの顔がよく見え、安心感を持つことができます。

サークルタイムでは、プロジェクトのテーマにちなんだ活動が多く行われます。大勢の前で自分の意見を話したり、友達の話を聞いたり、みんなで一緒に楽しんだり、発見を共有したりする貴重な時間です。

ピラミッドメソッドは子供にも保育者にもメリットをもたらす

ピラミッドメソッドでは、遊びを通しながら子供の自主性や能力を育てていきます。自立心や自信は、子供の将来のためにも大切なものですから、早めに身につけさせてあげたいものですよね。

また、プロジェクト活動などを通してパパ・ママと子供のコミュニケーションも増え、子供の成長したところや新たな一面を見つけられたり、親子関係がより良くなったりと、親にも子供にもメリットがあります。

ピラミッドメソッドを取り入れている園はまだまだ少ないですが、ご家庭でできることもたくさんあります。パパ・ママがちょっと意識を変えてみるだけでもOK!子供と接するとき、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。

Photo/Syda Productions/shutterstock 参照/ 幼児教育おまかせ隊!!~子どもの潜在能力を開く50の秘訣!~『自主性を育てるピラミッドメソッド教育とは?|オランダ式の幼児教育』 子どもと育ち総合研究所『ピラミッドメソッド幼児教育法』

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