【医師監修】臨月に足の付け根が痛くて歩けない原因と対策

【医師監修】臨月に足の付け根が痛くて歩けない原因と対策

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臨月になりお腹が大きくなってくると、足の付け根が痛くなって歩くのも動くのも億劫になることがあります。「もうすぐ赤ちゃんと出会える! 」といった喜びの一方で、思うように歩けないつらさは計り知れません。今回は、臨月に足の付け根が痛くなる原因と簡単にできる対策についてご紹介します。







この記事の監修ドクター

東邦大学医療センター大橋病院 高橋怜奈先生

女医プラス所属。東邦大学医療センター大橋病院・産婦人科在籍。趣味はベリーダンス、ボクシング、バックパッカーの旅。2016年6月にボクシングのプロテストに合格をし、世界初の女医ボクサーとして活躍中。ダイエットや食事療法、運動療法のアドバイスも行う

臨月になって、強みを帯びる足の付け根の痛み。「この痛み、いつまでつづくの?」「どうやったら治るの?」妊娠しているから仕方のないことだとわかっていても、痛くて歩けないし夜も眠れず・・・。悩んでいる妊婦たちも多いですよね。
足の付け根が痛くなる原因4つ

臨月になって足の付け根が痛くなる原因はいくつかあります。足の付け根とは、具体的には「恥骨」部分。出産が近くなると骨盤が開いてきますが、その影響で恥骨にも負担がかかるのです。ほかにもいろんな原因があるものの、共通しているのは、その痛みは出産への準備段階であるということ。そう、そのつらい痛みはもうすぐママになれる痛みなんです。
1.赤ちゃんが下がってくることによる圧迫
出産が近くなると赤ちゃんはどんどん子宮口の方に下がってきます。赤ちゃんの頭が収まる場所はちょうど恥骨の辺りなので、下がってくればくるほど足の付け根の辺りが圧迫されて痛みを感じるのです。

さらに胎動が激しい赤ちゃんの場合は、動くたびに痛みを感じる場合も。夜寝ているときでも足の付け根が痛むので、頻繁に起きてしまい寝不足に陥ってしまうこともあります。
2.恥骨が開く
これもお産へ向けた大切な準備段階です。出産間近になると大きくなった子宮が恥骨の結合部を押し広げようとします。そのために足の付け根部分に負担がかかり、鈍い痛みを感じるようになります。

予定日が近づくにつれ、痛みはひどくなることが多いです。歩くこともままならない場合も多いとか。
3.ホルモンバランスの変化による身体のゆがみ
妊娠中は、骨盤の周りの筋肉や靭帯を緩める「リラキシン」というホルモンが分泌されます。これは赤ちゃんを産みやすくするための女性の身体の本能ですが、リラキシンにより骨盤がグラグラ状態になってしまう人も。骨盤が不安定なために、ちょっと歩くだけでも足の付け根に痛みを感じてしまうのです。もともと運動不足で骨盤が弱い方は気を付けましょう。
4.前回の出産から骨盤が元に戻っていない
足の付け根の痛みは、1人目の出産よりも2人目・3人目のときの方が顕著に現れるといいます。それは、前回のお産で骨盤が開いたまま、元に戻りきっていないからです。

出産を経験した方ならご存知だと思いますが、お産のときは骨盤がかなり開きますよね。その後特にケアをしていなければ、骨盤が元の位置に戻ることは難しいのです。骨盤が開いたままだと、赤ちゃんの重みや動きで負荷がかかってしまい、痛みにつながってしまいます。
だれでも簡単にできる! 足の付け根痛への対策5つ

足の付け根の痛みは、時には歩けないくらい痛かったり、寝返りを打つだけ、立ち上がっただけでも「ズキっ」とした激痛を伴いますよね。

足を少し持ち上げるだけでも痛いので、階段はおろか車に乗るのも困難な場合も。「この痛みを何とか和らげたい」、または「2人目は楽しみだけどあんな思いはイヤ」とお悩みのあなたに、誰でも簡単にできる対策をご紹介します。
1.骨盤に負担がかかりにくい姿勢をとる
足の付け根が痛いときは無理をしてはいけません。なるべく骨盤に負担がかかりにくい姿勢をとりましょう。心臓が下になるように横向きに寝る、椅子に座るときは背筋を伸ばす座り方がおすすめです。

また、妊婦の方は立つときにお腹をつき出してしまいがちですが、その体勢だと腰や骨盤に負担をかけてしまうので、なるべく真っすぐに立つように心がけましょう。
2.寝るときはクッションを股に挟む
臨月で足の付け根が痛いとき、横になったときにじくじくと痛むことがあります。これは、姿勢を変えたことで恥骨の辺りが不安定になっているため。柔らかくで大きめのクッションを股に挟むことで恥骨のあたりが安定し、痛みが和らぎます。

クッションがなければ、長めの抱きまくらでも代用できます。リラックス効果があるので安眠できるかも。夜寝られないことが続いている人はぜひ試してみて! 
3.骨盤ベルト
開き過ぎた骨盤を安定させるには、骨盤ベルトやサラシを巻くのが効果的です。骨盤を安定させることで少し動きやすくなるので、痛みが重症でなければこれで対応できるでしょう。

骨盤ベルトやサラシはプレママグッズが売っている場所で販売されています。サラシは少しコツがいるので、巻いたことがない人や面倒なのが苦手な方は骨盤ベルトがおすすめです。骨盤ベルトは巻き方によって効果の善し悪しが変わるので、巻き方がわからない方は積極的に助産師さんなどに相談しましょう。
4.軽い体操
足の付け根の痛みが、恥骨のズレによる痛みの場合は、ストレッチで痛みが軽減する場合があります。妊婦教室で教えてもらう「骨盤体操」や「安産体操」などを試してみると良いでしょう。

また、仰向けに寝たまま膝を左右に倒したり、つま先を上に向けて足が直角になるようにかかとを伸ばす、膝でボールを挟んで押さえたり緩めたりする……といった軽い運動も効果的です。ただし、痛みが出たり、ひどくなったときはすぐに止めて専門医に相談しましょう。

5.安静が一番
足の付け根の痛みがひどいときは、あまり無理をせず、安静にしているのが一番です。足の付け根が痛いのは、出産に向けて骨盤や恥骨が開いて身体が大きく変化しているから。ここであまり無理をするとお産にも影響が出てしまいますよ。

赤ちゃんが生まれたら満足に寝られない日々が続きます。足の付け根の痛みもありますから、今のうちにゆっくり休んで体力を温存しておくのもおすすめです。

経産婦の方は要注意! 

2人目、3人目の出産の方は特に足の付け根に痛みが出やすいので気をつけましょう。1人目が難産だった方、前回のお産の後骨盤ケアを怠ってしまったという方はなおさら要注意です。

心当たりがある場合は、お腹が大きくなる前から少しずつ身体を動かしておきましょう。適度な運動は心身共に良い影響を与えます。ゆっくりと景色を見ながら散歩をするだけでも、毎日続けることで骨盤の辺りに筋肉がついてきますよ。

まとめ

いかがでしたか? 臨月の足の付け根の痛みは想像以上につらいもの。歩くだけで激痛が走りますから、気が滅入ってしまいますよね。でも、その痛みも大切な赤ちゃんに出会うためのカウントダウンです。身体が出産準備に入ってきているための痛みだと受け止め、痛いときは無理をしないで安静にしていましょう。余裕があるときは軽い運動をしたり、骨盤ベルトやサラシを併用しながら乗り切りましょう。赤ちゃんに会えるまで、もう少しですよ! 

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