バスタオルのイヤなニオイを徹底除去!適切な洗濯方法と干し方

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バスタオルのイヤなニオイを徹底除去!適切な洗濯方法と干し方

LION お洗濯マイスター

山縣 義文やまがた よしふみ

バスタオルのイヤなニオイを徹底除去!適切な洗濯方法と干し方

バスタオルは使うたびに洗濯しているのにニオイが!?

あたたかいお風呂でゆっくり温まって、プチ贅沢気分を味わったあと、バスタオルでからだをふいたら、洗い立てなのに部屋干し臭のようなイヤなニオイ!そんな経験はありませんか?せっかくの心地良い時間が台無しです。

ライオンが20~59歳の既婚男女800人に調査した「バスタオルの実態調査」によると、バスタオルは「使う度に洗濯」する方が61.4%と一番多かったのですが、それでも臭ってしまうことはありますよね。
今回は、そんなバスタオルのニオイの原因と、それを解決するお洗濯方法を紹介します。

イヤなニオイの「原因」は、お洗濯方法に潜んでいるかも?

洗い立てのバスタオルなのに、からだを拭いているとイヤなニオイを感じた!そんな経験をしたことはありませんか?イヤなニオイが発生するのは、洗濯の時に落とし切れなかったわずかな汚れが化学的に変化したり、「菌」による作用を受けたりするのが原因です。

バスタオルは中央部分が汚れやすい!!

お風呂でからだをキレイに洗ったあとなので、バスタオルに汚れはつかないはず、と思っていませんか?

実は、洗い立てのバスタオルで、洗ったばかりのからだをふいても、下の実験のように中央付近が汚れていることがわかります。見た目はキレイなままなのですが、バスタオルにはからだや顔、髪の毛をふく時に、お風呂上りにかいた汗や、わずかに残った汚れがついてしまいます。

バスタオルは中央付近を使うことが多いので、必然的に中央付近が汚れやすく、汚れが残ります。

特殊な試薬を使って、2日間使用したバスタオルの汚れを可視化したもの。汗や皮脂汚れなどと反応する特殊な試薬で染めてみると、中央部分に汚れが集中しているのがわかります。

バスタオルの中央付近はきちんと洗濯しないと汚れが残りやすい!!

一方、洗濯した時のバスタオルの汚れ落ちはどうでしょうか。バスタオルに人工的な汚れをつけ、洗濯機で洗濯した時に、どの部分の汚れがどの程度落ちるのか、実験してみました。
その結果、バスタオルの中央付近の汚れ落ちが悪いということがわかりました。バスタオルは大きいため、中央付近は重なったり折れ曲がったりすることが多く、洗濯機の機械力がかかりにくいということが理由として挙げられます。

一般的な大きさのバスタオル(約108×58cm)に人工汚染布(約5×5cm、皮脂や泥などに含まれる汚れ成分を人工的につけた布)を40枚縫いつけ、洗濯機で洗濯した時の汚れ落ちの程度を測定

つまり、使い込んだバスタオルの中央付近が黒ずんだり、イヤなニオイが発生するのは、中央部分に汚れがつきやすくて落ちにくいため、徐々に汚れが蓄積して行き、それが黒ずみやイヤなニオイの発生の原因になっているのです。

イヤなニオイのするバスタオルを「消臭・除菌」する方法

洗い立てのバスタオルでからだをふいた時にニオイを感じる場合は、バスタオルに落としきれていない汚れや菌が残っている場合が多いのです。そんな時は、徹底的に汚れと菌を除去するよう、「つけおき洗い」をおすすめします。

イヤなニオイを取る「つけおき洗い」

洗濯おけなどに、バスタオルが浸る程度のぬるま湯(40℃)を入れ、抗菌効果や除菌効果のある洗剤を、通常のお洗濯1回分の量を入れます。さらに、液体酸素系漂白剤を入れ、バスタオル全体をしっかり浸してから、30分~2時間程度つけおきます。その後、洗剤液ごとバスタオルを洗濯槽に流し込み、他の洗濯物と一緒に洗濯機で洗います。消臭成分の入った柔軟剤を使うと、さらに効果的です。
なお、適当な洗濯おけがない場合には、洗濯槽を洗いおけ代わりに使いましょう。

詳しくは「洗濯したのになぜ?タオルの「イヤなニオイ」とサヨナラする方法」で解説していますので、参考にぜひご覧ください。

毎日のお洗濯でバスタオルのイヤなニオイを「防臭・抗菌」するコツ

つけおき洗いでニオイと汚れや菌を取ったら、「防臭・抗菌」対策で日々のお手入れをします。ポイントは、お洗濯の時にバスタオルの中央部分。しっかり汚れを落とすことと、衣類の菌の増殖を防ぐことです。

1. 洗剤は抗菌効果の高いタイプを使用する

抗菌タイプの洗剤を使うことで、お洗濯のあと、干している間や乾燥後に菌が増殖するのを防げます。液体の酸素系漂白剤、防臭・消臭タイプの柔軟剤を併用すると、さらにニオイを防ぐ効果が期待できます。

2. バスタオルは、洗濯機の一番下に「広げて」入れる

下のグラフのように、縦型洗濯機は、パルセーター(回転板)に近い位置のほうが機械力が高くなるため、洗浄力も底のほうが高くなります。ですので、中央付近の汚れが落にちくいバスタオルは、この機械力を効果的に使うため、洗濯機の一番下に入れましょう。

※8kg縦型全自動洗濯機使用、浴比20倍、人工汚染布を縫いつけたバスタオル(約108×58cm)を洗濯槽の上部に広げて洗濯した時の洗浄力を100として、洗濯槽の中部と下部に広げて入れたバスタオルの洗浄力の値を算出。
※洗濯機により傾向が異なることもあります。

この時、バスタオルは広げて入れることが重要です。中央をしっかり洗浄するために、バスタオルが丸まったり折り曲がったりしないように、一番下に広げて敷くようなイメージです。バスタオルが何枚かある場合も、一番下に広げて重ねます。ドラム式洗濯機の場合も、同じように一番下に広げて入れてください。

3. 洗濯物は詰め込まず、洗濯機容量の7~8割程度に

洗濯機の中に洗濯物を詰めれば詰めるほど、衣類の攪拌効率が悪くなり、洗浄力は低下するので、洗濯機の容量の7割程度に抑えます。そうすることで、しっかり汚れが落ちるだけの機械力を確保できます。

4. 洗濯が終わったら、なるべく早く取り出して干す

洗濯終了後に洗濯物を取り出さずにそのまま放置しておくと、菌が増殖してしまいます。洗濯が終わったら、できるだけ早く洗濯物を取り出して、すぐに干しましょう。

干す時のポイント

1. 早く乾かすため、干し方に工夫する

バスタオルの菌が増えないよう、早く乾かす工夫をしましょう。生活者の方々にバスタオルの干し方を調査した結果、裾をそろえて干す「基本形」が36.4%、次いで「蛇腹(じゃばら)干し」が26.2%、「ずらし干し」が17.6%の順でした(ライオン調べ、2016年11月WEB調査、首都圏20~50代既婚女性500名)。実際に、これらの干し方でバスタオルを干して、10時間後の水分量を測定した結果、蛇腹干し < ずらし干し < 基本形の順に残った水分量が少なく、蛇腹干しがもっとも早く乾くことがわかりました。
これらの情報を参考に、ご自宅の物干し場の状況に合った干し方をお選びください。

※実験条件:8kg縦型全自動洗濯機の通常コースでバスタオル(約108×58cm)を洗濯。脱水直後のバスタオルに含まれる水分量を100%とし、室温26℃、相対湿度70%RHの小部屋に部屋干しした時の残存水分量を測定。
※角ハンガーの大きさによって、蛇腹干ししたバスタオルの残存水分量の値が変化することがあります。

干す場所が低い場合や、空間に余裕がない場合は、「蛇腹干し」がおすすめです。角ハンガーなどを使い、バスタオルを蛇腹状に折り曲げて干します。こうすることで、湿気を逃がす風の通り道ができ、早く乾きます。

竿やパイプハンガーを高い位置に置ける場合や、干す場所に余裕がある場合は、「ずらし干し」がおすすめです。洗濯物の裾をそろえて干すと、湿った部分が重なってしまい、乾燥が遅くなるからです。ですから、バスタオルはできる限り重ねず、裾をずらして干すことで、乾燥を早めます。

2. 部屋干しの場合は、扇風機や除湿機も効果大

外出時や雨天などに部屋干しすると、洗濯物が乾きにくく、ニオイが発生しやすくなります。洗濯物を乾きやすくするためには、洗濯物のまわりの「空間」をできるだけ広く取り、風で「湿った空気」を「乾いた空気」と交換することが重要なのですが、その環境が作りにくい場合も多いのではないでしょうか。

そんな時は、「扇風機」を使うという方法があります。風の強さは「弱」で構いませんので、風を送り続けます。エアコンで送風するのもいいでしょう。

それから、「衣類乾燥除湿機」も効果があります。乾きにくい下側に重点的に風をあてると乾きやすくなります。

部屋干しでも「5時間以内」に洗濯物を乾かすことができれば、ニオイは発生しにくいというデータがあります※1。ご自宅の場所に合わせて、工夫しながらニオイをシャットアウトしてみませんか。

  • ※1 出典:松永聡:日常生活における洗濯衣料の部屋干し臭とその抑制,におい・かおり環境学会誌,36巻2号,(2005)
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