世界初!? 科学的に実証「あかちゃんが本当に喜ぶ絵本」をママがレビュー

世界初!? 科学的に実証「あかちゃんが本当に喜ぶ絵本」をママがレビュー

2017年11月24日公開

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「言葉を話す前の子どもにどんな絵本を選べば良いのか」と、迷う親は多いのではないでしょうか。以前「読み聞かせのプロ・現役保育士が選んだ0歳&1歳が夢中になる絵本」でご紹介した、谷川俊太郎著『もこ もこもこ』も、親は擬音のみで構成された絵本に戸惑っていましたが、0歳児の子どもは夢中だったというレビューがありました。このように、読み聞かせをしていると、「子どもが好きな絵本と大人が選びたい絵本は違うかもしれない」と思うシーンが度々あるのです。

あかちゃんが本当に喜ぶ絵本とは、どんな絵本なのでしょうか? じつはいま、「子どもをあやすのに活躍している」とママのあいだで注目を浴びている絵本シリーズがあります。

手がけたのは、あかちゃんの行動や感情などを調査している東京大学の「あかちゃんラボ」。月齢8か月から13か月を対象に、「選択注視法(どれだけ長く凝視していたか)」という科学的な実験を重ね、その結果から、あかちゃんが好きな「色」や「かたち」、「音の組み合わせ」を導き出してつくられた絵本です。

あかちゃんは、「あかちゃんの立場」を尊重した絵本を読んで、本当に喜ぶのでしょうか? そこで今回は、1歳になったばかりの子どもを持つクレディセゾンのママ社員がレビューしました。不思議な音感や、意味にとらわれない言葉遊びの世界を、親子で楽しむ様子もぜひご覧ください。
「もいもい」の擬音で読み聞かせると、話す前の1歳の娘と通じ合えた気分に!

『もいもい』

1,512
著者:市原 淳 監修:開 一夫
出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
文:五十嵐 直子(クレディセゾン 育休中)
1歳の女の子のママ
絵本を開いてみると、カラフルな絵に不思議なかたちが並ぶ、「もいもい」の世界。

絵本の言葉はほとんどが「もいもい」で、大人はどうしてもそのなかにストーリーを探してしまいます。私も最初は、子どもに「これなんだろう?」とかいろんな言葉を足して読み聞かせをしていましたが、娘はあまり興味を示しませんでした。

実験中、あかちゃんの目をクギづけにしたという『もいもい』
娘はまだちゃんとした言葉が話せませんが言葉や音には敏感です。「あーあー」「うーうー」など、少しずつですが、発音できる音が増えているような気がします。でも、すべてはわかってあげられない。

試しに「もいもい語」と称して、私なりに「もいもい」という擬音だけで読み聞かせてみると、娘が興味を示し、もう一回と指を立ててリクエスト!!

「もいもい」という言葉には不思議な力があるようです。

「もいもい」だけで発音していると、言葉が話せない子どもの気分になり、娘と通じ合っているような不思議な気持ちに。私には、絵本に出てくる不思議な物体が母子のように感じました。

不思議な「もいもい」の世界。みなさんにもぜひ読んでいただきたい一冊です。

ぐるぐるしたイラストに反応する、1歳の娘
東京大学の実験で一番人気だったキャラが登場。「ゆるいクマ」にあかちゃんは興味津々

『うるしー』

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著者:ロロン 監修:開 一夫
出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
文:瀬戸 陽子(クレディセゾン 育休中)
1歳2か月の女の子のママ
手品師の青いクマ「うるしー」が、帽子からいろんなものを出していく、というあかちゃんにわかりやすいシンプルな内容。でも、そこから出てくるのは……三輪車や桜の木、花火など、親の想像を超えたものばかり。初見は本当に予想を覆されます。桜も花火も、色使いがとても鮮やかで、普段見る絵本のイラストよりもリアルに描かれています。

ほっこりかわいいクマは、あかちゃんのなかで一番人気だったキャラクター
東京大学の実験で、数あるイラストのなかから、あかちゃんの反応が一番良かったという、主人公の「うるしー」はとてもゆるい雰囲気。娘の場合、微笑んでいるクマに親しみを感じたようで、イラストのクマを触ったりしばらく笑顔で見つめたり、とても気になる様子でした。基本的にほんわか笑ったような表情なのですが、帽子からゾウを出すときだけ、ゆるくない表情になるのがおもしろいです。

1歳の娘に初めて読んであげたときは、イラストを1ページずつじっくり見ながら、楽しそうな様子でした。とくに娘はゾウが好きなので、大喜び。花火が出てくるところでは、「ひゅー、どどーん!」と音の真似をしてあげると盛り上がります。

この絵本は表紙裏の余白にもイラストがあり、本文に出てくる「飛んでいった帽子」を追うようにクマが下からひょっこり顔を出しています。娘はこの絵がおもしろいようで、よく指をさして「あ!」と教えてくれます。ものを発見するのが好きな年ごろに、抜かりない演出です。

読み聞かせると子どものテンションが上がるので、活発なお子さんには特におすすめですよ。

大好きなゾウに反応する1歳2か月の娘
あかちゃんにはあかちゃんだけのツボがある。色彩豊かなオノマトペ絵本

『モイモイとキーリー』

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著者:みうらし~まる 監修:開 一夫
出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
文:秋山 麻美(クレディセゾン 育休中)
1歳1か月の女の子のママ
娘が5か月の頃から絵本の読み聞かせを始めました。まだ早いかなと思っていましたが、いざ絵本を読んでみると娘は興味津々で「5か月のあかちゃんにも絵本の楽しさがわかるんだ」と驚いたのを覚えています。この機会に、現在1歳1か月になった娘とオノマトペ絵本『モイモイとキーリー』を読んでみました。

あかちゃんが「ザクザク」などの言葉からイメージするイラストを選んで構成された絵本
『モイモイとキーリー』のページをめくると、水彩で描いたような絵で、とてもきれいな色合い。その絵の模様に合った擬音語が書かれているのですが、その擬音語がすごい! 「ザクザク」など、大人からすると、なんてことない単純な言葉なのに、娘にはしっかりウケるんです。

どうやら、この擬音はあかちゃんが持つ「トゲトゲ」や「ちくちく」といった言葉のイメージを、実験をもとにイラスト化したそうです。「あかちゃんにはあかちゃんのツボがあるんだな」とあらためて感じました。少し抑揚をつけたり、一緒に体を動かしたりしながら読んでみると、さらに笑ってくれて、読んでいる私まで笑顔になります。

さらにこの絵本は、和紙でつくられたようなやわらかい質感が魅力。ページをめくる指の触感にも癒されて、読んでいると自然と心までやわらいでくる、やさしい絵本です。

今回の読み聞かせで、まだ言葉の意味がわからないあかちゃんだから感じられる「絵と音の結びつき」を発見できました。きっといまの月齢だからこそ喜んでもらえる素敵な絵本だと思うので、親子の癒し時間として毎日読み聞かせてあげたいです。

「オノマトペなどのシンプルな言葉で構成された絵本をどう読んであげればいいのか?」……最初は戸惑いを感じたママたちも、子どもの反応を見ることで、一緒に楽しむコツを学んでいったようです。あかちゃんラボの絵本シリーズは、言葉の音感から絵本の余白、紙の質感まで、楽しみ方はさまざま。五感を広げて、あかちゃんが好きなオノマトペの世界を楽しんでみてくださいね。

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