「ダブルケア」ってどういう意味? 介護と子育て自分と違う立場の人を理解する大切さ

「ダブルケア」ってどういう意味? 介護と子育て自分と違う立場の人を理解する大切さ

2018年4月13日公開

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みなさんは私生活において、ご自身のことまたはご家族のことでさまざまな悩みや問題を抱えたことはありませんか? 自他に関わらず2つ以上の悩みや問題を抱えることを「ダブルケア」といい、核家族化が進むいま、ダブルケアをしながら働く人が増えてきました。2017年10月クレディセゾンでは、働き方改革の一つとして新たな制度がリリースされ、ダイバーシティの実現に向け一歩前進しました。

しかし、制度だけが存在しても、実際に現場・職場に理解され、「みんな違って、みんないい」の理解が浸透しなければ、真のダイバーシティとはいえませんよね。まず神奈川支社では、仕事と生活の両面で活躍できる職場環境づくりに向けて、職場のダイバーシティ理解促進の必要性について議論を行い、組合支部へ提案のもと、労使共済で「ダブルケアセミナー」を開催しました。明日にも自分ごとになるかもしれない「ダブルケア」について、横浜市にあるNPO法人シャーロックホームズの東理事長をお招きしたセミナーの様子と、新たな発見についてレポートします。


自分と違う立場の人を、本当に理解するために。


セミナーの冒頭ではアイスブレイクも兼ねて、「妊婦体験」を行いました。詳細は別記事にてレポートしていますが、普段は筋肉自慢の男性社員も、いざ体験用ウエアを装着すると起き上がれなくなったり足元に手が届かなくなったり・・・・・・と動きが緩慢になり、「体への負担や動きにくさが見た目よりもかなり大変であることがわかった」という感想が出ました。その後講義のなかで個人差のある「悪阻」や「おなかの張り」といったマイナートラブルから「切迫流産」や「妊娠中毒症」について説明してもらい、妊婦さんの身体の変化について理解し、今後どのような働き方が提案、実現できそうかを一人ひとりが考える機会となりました。


明日にも自分ごと化するかもしれない「ダブルケア」。自己開示しやすい環境を目指して


次に、男女どちらにも起こりうる「ダブルケア」について、実際に現在社会ではどんなことが起こっているのか東理事長に講話していただきました。「育児」「介護」「病」に限らず、「孫支援」や「障害」などケースがさまざまであること、さらにダブルケアはじつに身近な問題であり、ケアを抱えていながらも生活・仕事の両面で活躍し続けるようにサポートする環境をつくっていくことが課題である事などについて、親の介護をしながら子育てを同時にやっていた理事長ご自身の経験を交えながらわかり易くお話ししていただきました。

今回のセミナーがきっかけで「ダブルケア」という言葉自体を知ったメンバーがほとんどではあるものの、よくよく振り返ってみると、身近な人々に起こっていることだと思いました。プライベートな問題だと当事者が捉えがちになり、誰にも相談できずに一人で抱え込みやすく、表面化しにくい問題だと感じました。


そこで、実際に「ダブルケアを抱えながらも生活と仕事において活躍し続けるために、私たちや会社が出来ることはないか? 」というテーマで、新制度を用いながらブレストを行いました。神奈川支社にはブレスト文化があり、みんなディスカッションすることには慣れているものの、なかなか難易度が高い議題。これまででもっとも熱く、真剣に討議されたように思えます。そのなかで出た意見をまとめると以下の3つでした。

①会社の制度(短時間勤務・テレワーク・フレックス・休職・休暇など)を活用すること(活用しやすい雰囲気づくり)
②事情に合わせた柔軟なローテーションが出来ること
③社内に介護に関する相談窓口や公的支援制度を紹介する窓口を置くこと

また、制度といった仕組みをつくることだけではなく、本当に大切なことは、当事者に対する周囲の理解であるという意見が多く出ました。このような社員の啓発教育に加えて、メンバーが体験談を共有する場をつくったり、CHIENOWAを活用した情報発信や当事者向けの座談会を開催したりなどしたうえで、安心して相談しやすい職場環境をつくっていこうという意見にまとまりました。それを実現するために、私の担当する業務統括課では、今回のようなセミナーを今後も継続開催し、全員の認知度を上げ、正しく理解できる場をつくっていこうと思っています。

「ダブルケア」は一見重く暗いテーマのようなイメージではありましたが、参加者のそれぞれが自分ごとに置き換えて前向きに考えることができ、大変有意義な時間となりました。一人ひとりがいかなるライフステージにおいても、活躍できる環境づくりのために、これからも全員で課題形成し、真のダイバーシティを現場目線で実現していきたいです。
プロフィール

神田 眞由美(かんだ まゆみ)
クレディセゾン 神奈川支社所属。趣味はのんびりお散歩。

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