母乳育児のよくある悩み、解決法は? スムーズに授乳するコツ

母乳育児のよくある悩み、解決法は? スムーズに授乳するコツ

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母乳育児は、赤ちゃんにとってもママにとってもさまざまなメリットがあります。しかし、赤ちゃんが母乳を飲んでくれない、おっぱいの出が悪いなど悩むママも実は多いもの。母乳を上手に出し、赤ちゃんにしっかり飲んでもらうにはどうしたらいいのでしょうか。
母乳で育児を行うメリット・デメリット

母乳育児のメリット
出産したら、母乳で育てたいという憧れを持っているママも多いことでしょう。また、産院や病院などでも母乳育児を推進しているところも多いと思います。では、実際に、母乳で育てるメリットは何でしょうか。

まず、母乳にはタンパク質、脂質、炭水化物、そしてビタミン、ミネラル、酵素などがバランス良く含まれており、赤ちゃんにとって最適な栄養を与えることができるということです。そして、母乳には免疫物質や抗菌物質が多く含まれているので、免疫力を高めると言われています。

またママにとってもメリットがあります。おっぱいをあげることで、赤ちゃんと十分なスキンシップがとれるので安心感を与えたり、ママも赤ちゃんに対する愛情が高まって母性が育ちます。そして、母乳を与えることで、オキシトシンというホルモンが分泌され、子宮を収縮させます。これによって、母体が元の状態に戻る手助けになります。

さらに、母乳だけで育てれば粉ミルクも哺乳瓶も必要ないため、コスト的なメリットもあります。ミルクの準備をする、哺乳瓶や乳首を洗い消毒するといった手間もなくなります。
母乳育児のデメリット
母乳育児はたくさんのメリットがありますが、一方でデメリットもあります。ミルクの場合、赤ちゃんがどのくらいミルクを飲んだのかはっきりとわかりますが、母乳では飲んだ量がわかりません。そのため、ママとしては赤ちゃんがちゃんと飲めているのか不安になることもあります。また、一般的に母乳の方が授乳間隔が短いため、授乳回数が増えると言われています。

より質の良い母乳を十分に出すため、自身の食事にも気をつけなければいけません。もちろん、飲酒、喫煙もNGです。さらに、乳腺炎など、乳房や乳頭トラブルが起きることもあります。他人に預けにくくなり、ママの時間がとりにくいということも挙げられます。

母乳をうまく出るようにする方法

特に注意したいのは、水分補給です。赤ちゃんは1日に1リットルほど母乳を飲むと言われていますので、ママは母体に必要な水分量も考えて1日に2リットルの水分を摂ると良いでしょう。ミネラルウォーターや麦茶など、ノンカロリーのものでも良いのですが、より母乳をうまく出すために青汁やハーブティーなど栄養があるものや温かい飲み物もおすすめです。

また出産時には多くの出血があり、さらに母乳を作るために母体の血液をたくさん使うため、鉄分は重要です。鉄分を効果的に摂取するためには、肉、レバー、牡蠣、あさり、ほうれん草、小松菜などを食べると良いでしょう。

また血流を良くするために体を温める食べ物を中心に食べると良いとも伝えられており、ネギや白菜といった冬野菜や大根、人参、ごぼうなどの根菜類も積極的に食べましょう。反対に、きゅうりやナス、トマトなどの夏野菜は体を冷やしてしまうので、食べ過ぎには注意するようにしてください。

生活習慣を整える
母乳をたっぷりと出すためには、生活習慣を整えることも大切です。ストレスを溜めたり、睡眠不足、疲れを溜めたりするのは母乳には大敵。授乳リズムが整うまではママも睡眠不足になりやすいものですが、赤ちゃんが寝ている時は一緒に休息をとったり、時にはパパや祖父母に赤ちゃんを預けて睡眠をとったりと、工夫して疲れを溜めないようにしましょう。

また、母乳は血液から作られるので、ママの血流が悪くなれば母乳の出は悪くなります。ストレッチをしたり、湯船に使って体をほぐしたり、おっぱいを蒸しタオルで温めたりと、血行を良くすることも母乳を出やすくするコツです。

さらには、赤ちゃんがおっぱいを吸うことによってホルモンが分泌され母乳が作られるので、ミルクと混合授乳をしている場合にも毎回、時間を決めておっぱいを吸わせましょう。おっぱいをマッサージし、乳腺のつまりがないようにほぐしておくことも大事です。
いつまで母乳育児を続ければいいの

母乳は赤ちゃんにとって最高の栄養です。しかし、いつまであげればいいのでしょうか。母乳をあげる期間について紹介します。
母乳育児の期間
母乳をやめる時には、卒乳といって赤ちゃんが必要としなくなるまであげて自然と飲まなくなるのを待つ方法と、ママ自身がやめる時期をいつまでと決定する断乳があります。断乳をする時期の目安は、一人歩きができ、3食離乳食を食べるようになってから。断乳を進めるには、一般的には、少しずつ母乳を減らして離乳食を増やしていく方法と、「この日におっぱいをやめようね」などと子どもに言い聞かせて母乳を飲む期間を決める方法があります。
断乳のタイミングは人それぞれ
断乳は、1歳〜1歳3カ月頃に行う人が多いようですが、いつまでという決まりはなく、必ずしもその時期にやめなくてはいけないわけではありません。ママと赤ちゃんがおっぱいを続けたいと思っているのであれば、無理にやめる必要はありません。実際に、幼稚園に入る3歳までスキンシップとしてあげていたというママもいます。母乳をあげる期間、断乳する時期はそれぞれなので、ママと赤ちゃんに合った時期に行いましょう。

母乳育児中の悩みとは

さまざまなメリットがある母乳育児ですが、ママにとっては苦労もあります。母乳育児中のママはどんなことに悩んでいるのでしょうか。
体重の増減
一般的に、母乳育児をすると、ママは体重が減って痩せると言われています。母乳はママの血液で作られているため、完全母乳育児のママは授乳だけで毎日500〜700kcalを消費しています。これは、プールで1時間平泳ぎした時と同じ消費カロリーなのです。ですから、母乳をあげているだけで痩せるママも多いのです。

しかし、中には母乳育児なのに体重が全く減らないと悩むママもいるようです。そんな悩みを抱えているママは、食事量を見直してみると良いでしょう。母乳をあげていると、たくさん食べなければいけないと考えて、ついつい食べ過ぎてしまいがちです。消費カロリーよりも摂取カロリーが多ければ、痩せないどころか太ってしまいます。食生活を見直してみれば、体重管理もしやすくなりますよ。また、そんなに食べていないという場合には、母乳があまり出ていないことも考えられます。赤ちゃんの体重をチェックし、月齢ごとの増加体重量に達しているか、医師に相談してみましょう。

体重が減らないのは、骨盤のゆがみや筋肉量の低下が原因となっていることも。骨盤ベルトや産後ガードルを着用したり、整体院に行って歪んだ骨盤を治してもらうのもおすすめです。産褥体操やウォーキングなど軽い運動を行って体の回復を促すのも良いでしょう。

ホルモンバランスの崩れ
母乳育児に限らず、産後は、ホルモンバランスが崩れがちで、それによりさまざまな症状が出ます。

そもそも、妊娠中にはエストロゲンとプロゲステロンというホルモンの分泌量が増えます。出産が終わるとこのホルモンは急激に減少し、その代わりにプロラクチンという、母乳を作る働きをするホルモンが増えます。妊娠、出産を経て、違うホルモンが増減を繰り返すため、バランスが乱れやすく、体の不調も現れやすいのです。

ホルモンバランスが崩れると、抜け毛やむくみ、肌荒れなどの症状が出ます。また、生理不順も起こりやすくなります。特に、母乳育児の人は、赤ちゃんが乳頭を刺激することでプロラクチンの分泌が増加します。このプロラクチンは、母乳を作るほかに排卵を抑える作用も持っているため、生理不順が起こりやすくなります。多くのママは、産後8カ月くらいで生理が再開すると言われていますので、あまり神経質になることはありません。
うまく母乳が出ない事によるプレッシャー
母乳育児に憧れが強かったり、周りから母乳育児を強く勧められていると、そのプレッシャーから母乳が出にくくなることがあります。母乳はストレスが原因で出にくくなることもあるのです。どうしても母乳でないといけないと思いつづけると、それがまたストレスやプレッシャーになって母乳がさらに出ないという悪循環を引き起こします。母乳が出にくくなったら、肩の力を抜いて、一度、ゆっくりと休養をとりましょう。なにがなんでも母乳でなくていいんです。時には、ミルクを使い、負担のないように育児を楽しみましょう。

まとめ
母乳育児は、赤ちゃんとのスキンシップという意味でも、栄養面でもメリットがいっぱいです。しかし、すべてのママが完全母乳で育てられるほど、十分な母乳が出るわけではありません。育児は、こうしなければならないということはありません。赤ちゃんと楽しい日々を過ごすことが一番で、ストレスを溜めないようにすることが大切です。

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