Vol.26 時計遺伝子に着目して美肌へ

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新生活に向けてリズムを整えよう

 学校生活も社会生活も、色々なことのスタートの月であり、変化の月でもある4月はもうすぐ。新しく始まる生活に心をウキウキさせ、強い意気込みを持っている方も多いでしょう。しかし、今までとは違う環境に馴染めず、頑張り過ぎてしまい、カラダのリズムを崩してしまう方や精神的な部分で追い込まれてしまうことが多いのも、この時期です。さらに、季節の変わり目は体調不良や肌トラブルを引き起こしやすいので要注意

 今回は、生活リズムに着目。これからの毎日を元気で美しく過ごせるコツとなる「時計遺伝子」について押さえておきましょう。

 

時計遺伝子とはどんなもの?

 生活リズムを整えることは、体内のホルモンバランスを整え、体温維持や血流の促進にもつながり、美肌の基盤を作ってくれます。そこで、生活リズムを整えるために覚えておきたい存在「時計遺伝子」。時計遺伝子(Clock gene)とは、概日リズムの発生に必要な遺伝子の一群を指すものですが、「体内時計」という言葉で使われていることも多いでしょう。

 私たちの体には、「体内時計」と呼ばれる体内リズムを管理する機能があります。この体内時計は、約25時間周期で体温や血圧、ホルモン分泌や睡眠などを調整しながらリズムを刻んでいると言われています。ただし、1日は24時間ですから、毎日生じる1時間のズレを補正しながら私たちは健康な体を維持しています。

 この時に、体内時計を上手く利用した健康管理や美肌ケアが、注目をされているのです。

 

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≪体内時計に合わせたケア≫

 私たちの体の見た目は1日で大きく変わるものではありません。しかし、体の内側は時間ごとによって刻々と変わっています。

 例えば、日中と夜とスキンケアは一緒で良いのでしょうか? 答えは、NG!! なぜならば、昼間と夜とでは肌の役割や目的が違うからです。

 昼間、私たちの肌は乾燥や紫外線から体を守る役割が大きくなります。つまり、この時間帯は、保湿や紫外線防御に力を入れてあげる時間帯。一方、夜間は日中の肌のダメージの修復や新しい肌細胞をつくる働きが盛んに行われます。ですから、夜は肌の修正のサポートや新しい肌を作る材料を供給してあげて欲しい時間なのです。

 

美肌リズムを整える4つの方法

1、”時計遺伝子”に着目したコスメを活用

 私たちの体は、時計遺伝子を始めとし、体内リズムを刻んでいます。この時計遺伝子がつくりだす体内環境に合わせたスキンケア剤を活用することで、肌に及ぼす働きに相乗効果が期待できるのです。

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 聞き慣れない名前ですが「テトラペプチド」とは、アミノ酸が4分子重合したオリゴペプチドのこと。簡単にいえば、タンパク質の構成成分であるアミノ酸が4つくっついた物質です。

 アミノ酸は、1つだけのとき、2つくっついたとき、3つ、4つ…。と、アミノ酸の数によって、それぞれ違う働きを体内で行います。

 この成分は、昼・夜それぞれに発現する時計遺伝子の調整を助けるといわれており、美肌リズムを整える手助けをすることに期待されています。

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 体内リズムを管理している時計遺伝子に着目し、時計遺伝子のリズムに合わせてそれをサポートする成分を取り入れることが、春の肌ケアには重要です。肌を守るときは守るための成分、肌を修復するときは修復のサポートになる成分、新しい肌をつくるときは肌の材料となる成分と言うようにそれぞれ、使い分けるのも良いでしょう。

 

2、毎日朝食習慣

 一番簡単な方法のひとつが「毎日の朝食習慣」です。

 体内時計には毎日1時間のズレがあるので、このズレを修正するために大切なことが、日光(朝日)を浴びることや朝食をとることだと考えられています。

 また、朝食をとることで眠っていた脳やからだが目覚め、脳を動かすエネルギーが供給され集中力や活力アップにも期待が持てます。

 お休みの日など「朝は少しでも寝ていたい‼」と思う方も多いでしょうが、起床時間を決め、同じ時刻に起きると美肌リズムを保ちやすくなるでしょう。

 

3、寝入りに着目

 お肌のゴールデンタイムは、22時~日が変わった2時頃までとよく言われますが、最近では、入眠後、最初に訪れる深い睡眠の時間帯も重要であることが分かってきています。

私たちの睡眠は深い眠りである「ノンレム睡眠」と浅い眠りである「レム睡眠」を繰り返しながら、目覚めへと近づいていきます。この時、始めのノンレム睡眠の深さがホルモン分泌に影響を与えると言われています。

 

4、春の散歩で自律神経を安定化

 適度な運動は、美肌リズムを整えメンタル面でのサポートには欠かせません。中には、「忙しいから…」を理由に運動を怠る方もいますが、これは逆効果。適度な運動は、自律神経を整え、代謝機能を上げることで、美肌リズムはもちろん、美ボディづくりにも役立ちます。

 爽やかな気候のこの季節にぴったりな運動は「歩くこと」です。自然の緑や空気も気持ちよく、ストレス解消やリフレッシュ作用にも期待がもてます。

 

充実した睡眠のためにしたいこと

 生活リズムを整え、美肌リズムも完璧にしたならば「充実した睡眠」はマスト。毎日の生活に取り入れられるケアもご紹介しましょう。

 

≪アロマオイルでリラックス≫

 「アロマ」には心身共に働きかける力があり、細胞や神経などにも作用すると言われています。ですから、リラックス作用や安眠作用などがあるアロマオイルなどを活用して、夜の時間を演習することは充実した眠りを導くためにも効果的。おすすめはゼラニウムやラベンダー。寝具などに使っても良いでしょう。

 

≪寝る前のホットミルク≫

 ミルクには、脳の安定剤と呼ばれるセロトニンの材料となるトリプトファンが含まれます。しかも、吸収されやすいと言われています。

 ホットミルクにすれば、心身共に温まり快眠のサポートになるでしょう。

 

≪微温湯入浴≫

 40度以下の湯船に10~15分程度の入浴は、副交感神経を優位にし、リラックス効果に期待が出来ると言われています。睡眠の少し前に、入浴するのも良いでしょう。入浴時にアロマを活用すればよりよい効果に期待がもてますよ。

 

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先生プロフィール画像2.jpg馬渕知子先生プロフィール

マブチメディカルクリニック医院長。内科医、皮膚科医。東京栄養食糧専門学校副校長。東京医科大学医学部卒業。東京医科大学病院に勤務後、マブチメディカル クリニックを開院。内科学・皮膚科学専門だが、あらゆる科との提携を結び、多面的に人間の体を総合的にサポートする医療を推進している。親しみやすい人柄 でTV、雑誌など数多くのメディアで活躍中。

 
 
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