いまの規則は時代に合わない?セゾンカウンター社員が考える身だしなみルール

いまの規則は時代に合わない?セゾンカウンター社員が考える身だしなみルール

2018年7月27日公開

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クレディセゾンは全国に約100か所のセゾンカウンターがあり、そこでは日々多くの社員が接客をしています。就業中のメイクや服装などの身だしなみルールのなかには「髪型のルール」もありますが、髪色やヘアアクセサリーに色規定があるなど、その内容はやや古い固定概念に縛られたものだという意見もあります。また、いまの規定のなかでは本来の自分らしさが出せず、自信を持って接客できないという声も……。

そこで今回、『女の運命は髪で変わる』の著者であり、日本初で唯一のヘアライター佐藤友美さんをファシリテーターに迎え、クレディセゾンで接客インストラクターを務める峯﨑美香さん、セゾンカウンターで接客をしている山代和さん、鳥山菜摘さんとともに座談会を開催。髪型にまつわるお話を中心に、セゾンの身だしなみに関する規則が抱える課題と改善策を語っていただきました。

文:片貝久美子 撮影:相良博昭
プロフィール

佐藤友美(さとう ゆみ)
1976年、北海道知床半島生まれ。テレビ制作会社勤務を経て、日本初、かつ唯一のヘアライターに転向。著書『女の運命は髪で変わる』(サンマーク出版)は8万部を超えるベストセラーとなる。歯切れのいい解説が好評でテレビ、ラジオ番組でも活躍。講演回数も年間60回を超える。
http://satoyumi.com/



峯﨑美香(みねざき みか)
1993年に株式会社クレディセゾン入社。北関東支社・業務統括課所属。現在はインストラクターとして新入社員の研修や接遇マナー教育を担当。身だしなみとは「相手に清潔感を与えるもの」。

鳥山菜摘(とりやま なつみ)
2014年に株式会社クレディセゾン入社。東京支社管轄のカードカウンターにて接客を担当。なりたい自分像は「お客さまにとって親しみやすい人」。

山代和(やましろ いずみ)
2015年に株式会社クレディセゾン入社。神奈川支社管轄のカードカウンターにて接客と責任者代行を担当。元美容師という肩書きを持つ。身だしなみとは、「身なりだけじゃなく、立ち振る舞いまで含んだもの」。
「自分がどうしたいか」より「お客さまがどう思うか」がルールの基準
佐藤:今回、座談会に参加いただいたみなさまのアンケートを拝見しました。そのなかには、「髪の規定があることによって自分らしさが発揮できない」「髪型を自由にすることでなりたい自分像に近づけばもっと生き生きと働けるんじゃないか」といった意見がありましたが、峯﨑さんは、どのように感じられましたか?

峯﨑:私は入社25年目で、いまはインストラクターとして新入社員の研修や接遇マナー教育を担当しています。私たちセゾンカウンターでの役割はお客さまに信頼していただき、安心を感じていただくことなので、研修でも、オシャレと身だしなみは違うという指導をしています。なので、もし研修でそういう意見があがったら、「自分がどうしたいかということより、お客さまにどう見られているかが大切ですよ」っていう話をすると思います。

それに、私は「接客業」として、いまの規則自体にそれほど厳しい内容が書いてあるとは思わないんですよ。ルールとしては、お辞儀をしたときに髪が顔にかかっていないか、名札が髪で隠れてしまうようであれば結ぶ、あとはヘアカラーのレベルくらいなので。
●クレディセゾンにおける髪のルール
・常に清潔に保つ
・色は、日本ヘアカラー協会の「カラーリングレベルスケール」レベル7以下
・おじぎをしたときに顔にかからないよう、両サイドをとめるか、一つに結ぶ
・エクステ、ウィッグは禁止

左から、山代さん(クレディセゾン)、峯﨑さん(クレディセゾン)、鳥山さん(クレディセゾン)、ファシリテーターの佐藤さん
佐藤:ヘアカラーのレベルというのは、多くの企業が判断基準として取り入れている、NPO法人日本ヘアカラー協会が定めた、髪色の「レベルスケール」のことですね。鳥山さんの髪はやや明るく見えますが、カラーレベルはどれくらいですか?

鳥山:規定内のレベル7でカラーリングしています。ただ、いまは色落ちしてしまったので規定よりも明るく見えているかもしれません。私は現在、提携している商業施設内のセゾンカウンターで働いているんですが、館内にいらっしゃったお客さまにカード機能やサービス説明のほか、カードや決済サービスの契約などをご案内しています。日々、老若男女問わずいろいろな方とふれあっています。

今日のような髪色でハーフアップスタイルにしたのは最近のことで、入社2年目くらいまでは黒髪で一つ結びでした。2年ほど前に職場が変わったので、それを機に髪型も変えたという感じですね。

若い世代からは「もっと自由さが欲しい」という声も
佐藤:峯﨑さんの立場から見た鳥山さんのヘアスタイルはいかがですか?

峯﨑:髪色が少し明るいかなという点と、もう一つは、頬にかかる顔まわりの髪の毛がやや気になりました。やはり、お辞儀をしたときに顔が隠れてしまうのは、お客さまから見るとスッキリとした印象には見えないと思います。

フェイスラインにかかる髪の毛の例
佐藤:指導する立場から見ると、鳥山さんの髪は接客にはやや適していないように見えるということですね。山代さんは、鳥山さんと同じくセゾンカウンターで働かれていますね。元美容師でいらっしゃるとか。

山代:はい。いまは神奈川県内にあるセゾンカウンターに勤務しています。私の場合、美容師時代にたくさん明るい髪色や奇抜なスタイルをしてきたので、辞めたいまでは自然とカラーリングもしなくなりましたし、接客の仕事に差し障る可能性があるなら、色を明るくしなくても別にいいという考えです。

ですから、髪に関する社内規定が厳しいと思ったことはありませんでしたね。ただ、20代半ばの後輩からは、もっと自由さがほしいという声をよく聞きます。

鳥山:たしかに、私のようにハーフアップにしたり、ショートであったり、規則のなかで少しでも個性を出そうとしている人はいますね。

佐藤:個性といえば、ヘアアクセサリーのチョイスにもその人の個性が出る部分だと思いますが、これにも規定があるんですよね?

峯﨑:はい。今日は撮影があるので、私もちょっとオシャレなものをつけてきましたが(笑)、本来は黒、紺、茶色で単色のものと決まっています。個人的には、髪型よりもその規定のほうがちょっと厳しいかな……と思います。最近は単色のものを探すほうが大変ですから。
●クレディセゾンにおけるヘアアクセサリーのルール
・ゴム、リボン、バレッタ、ヘアピン、シュシュのみ可。色は黒、紺、茶系の単色のもののみ
・クリップタイプで髪を挟むだけのものは禁止
佐藤:たしかに、これはいまの時代に合ってないルールかもしれませんね。

左のような単色はOK。右のようなビジューものや、挟むだけのクリップはNG

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