「返品可能」は全然特典にならない3つの理由

「返品可能」は全然特典にならない3つの理由

Bu facebook
Bu twitter

買おうかどうしようか、迷った時に、「気に入らなければ○日以内は返品できる」となると、「それなら1回試してみてもいいかな」と思う人は多いようです。

特にインターネットショッピングやテレビショッピングでは、商品の現物を手にとって確かめられないため、返品可能はとても魅力的。少し試してみて、ダメなら返せるのでデメリットはないように思えます。
しかし、ここには3つのワナがひそんでいます。

1.手間が面倒で、結局返品しない

言うまでもなく、返品するには品物を梱包し、配送伝票を用意して、郵便局やコンビニで発送手続きをしなければなりません。忙しい毎日を送っていると、つい1日伸ばしにしてしまい、気付けば返品可能日が過ぎていた、というケースがあります。

そのため、始めはちょっと試してみるだけ、と思っていたのに結局は返品せずじまい、ということも。そのうえ、品物を使わないようなら大変もったいないことです。
もしも、返品日が過ぎてしまったら、フリマサイトで売るなどするとよいでしょう。

2.いったん持つと手放すのが惜しい「保有効果」

そうはいっても、フリマサイトで売る時の値段の設定は難しいですね。
売る人は高く売りたいし、買う人は安く買いたいものです。そのほうが、それぞれトクをするからなのですが、実はそこに行動経済学でいう「保有効果」が影響しています。
保有効果とは、いったん自分のものになった品物については評価が高くなる傾向がある、というもの。つまり、売る人が高い値段をつけるのは、「トクしたい」というだけではなく、「それだけの価値がある」と評価しているからです。

「返品する」、「フリマサイトで売る」、どちらも手放す行為です。
手放す時に考えるのは、手放すことで得られるメリット(=お金が手に入る、部屋が片付く)よりも、失うデメリット(=その品物を使えなくなってしまう)になりがちです。
返品したら、洋服なら着られなくなってしまいますし、化粧品、アクセサリー、家電なども使えなくなってしまいます。そこには、いったん手に入れたものを失うのはイヤという心理が働くのです。

3.返品すると本当の支出額がわからなくなる

しかし、保有効果があったとしても返品することはあります。洋服や靴のサイズが合わなかったり、化粧品を使うことで肌にトラブルがあったりしたら、持っていても使うことはないので返品するのがベストです。
返金は、支払いに使ったクレジットカードにされる場合もありますし、銀行口座に入金されることもあります。そのこと自体には問題ありませんが、支出全体がわかりにくくなってしまうという危険があります。

たとえば、クレジットカードの請求が5万円きたとします。そのうちの1万円分の品物は返品をしたので返金されます。返金は来月なので、請求額の5万円は実質4万円。この計算は合っています。
しかし、返品OKだからといって購入と返品を繰り返していると、「5万円の請求があったけど本当は4万円だからまだ買える」、「このうちの2万円はまた返品するから返ってくる」、など複雑になってしまいます。その結果、適切な予算管理ができない状態につながっていきがちです。

買物は返品ありきでするのではなく、本当にその品物が良いか、そして必要か、と考えてからすることが大切です。それこそが「返品可能」のメリットを最大限生かすことになるでしょう。

元のサイトを見る

関連する記事

この記事のキーワード

RANKING
YESTERDAY

WHAT'S CHIENOWA?

staff_pickup