博物館、動物園のお出かけ前に読みたい。夏休みにおすすめの絵本・図鑑まとめ

博物館、動物園のお出かけ前に読みたい。夏休みにおすすめの絵本・図鑑まとめ

2018年7月31日

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子どもたちにとってドキドキわくわくする夏休みがスタート! 今回は、夏休みの定番お出かけスポットの水族館や動物園が2倍楽しくなる、「生き物」に関する絵本を紹介します。生物の歴史をわかりやすいストーリーで紹介した『せいめいのれきし』や、人気のしかけ絵本シリーズなどは、男の子だけでなく、女の子も夢中になること間違いなしです。
動物園、博物館のお出かけあとに読みたい。親子2代に愛される絵本

『せいめいのれきし 改訂版』

1,836
文・絵:バージニア・リー・バートン
出版社:岩波書店

文:橋本 美沙(クレディセゾン 育児休暇中)
8歳の男の子、3か月の女の子のママ
この絵本は、初版刊行の1964年から半世紀ものあいだ、たくさんの子どもたちに読まれてきました。私の主人も小学校の図書館で読んだことがあるらしく、「懐かしいな~」と言っていて、親子2代に渡って愛読しています。内容は、地球の誕生から始まり、植物や動物が進化する様子を、子どもにも伝わりやすいストーリーで描いています。

全82ページと読みごたえのある絵本。小学3年生の息子と読むのに3日ほどかかりましたが、息子の好きな三葉虫やティラノサウルスなどの生物が登場するので、最後まで夢中になって読んでいました。生き物が大好きなお子さんなら、きっと心をくすぐるはずです!

生き物の進化の様子に、夢中になっている8歳の息子
私はこの本を読みながら、息子が3歳のときの会話を思い出しました。「あのワンちゃんはどこからきたの?」「恐竜はどうしていなくなったの?」という大人でも知らない生き物の進化について質問されたとき、答えるのに必死になっていたなと。あのときにこの『せいめいのれきし』があれば、一緒に確認しながら話し合えたかもしれません。

夏休みは博物館や動物園などに行く機会も増えるかと思います。子どもはそういった場所でいろいろな生き物に見たり触れたりすると、好奇心をそそられ、そこで体験した以上のことを知りたくなります。そんなときは、より深い知識が得られるこの絵本を勧めてみてはいかがでしょうか。
生き物の生態を楽しく学べる人気シリーズ。水族館で大活躍の「うみ」は、夏休みにぴったり

『はっけんずかん うみ 改訂版』

2,138
絵:西片 沢史 監修:武田 正倫、河戸 勝、今泉 忠明
出版社:学研
文:宮前 麻耶(クレディセゾン 九州支社)
5歳と3歳の男の子のママ
「はっけんずかん」は、子どもが大好きな恐竜、虫、動物などがテーマのしかけ絵本です。同シリーズの『はっけんずかん のりもの』が大好きな息子たちは、本書が手もとに届いた瞬間、大興奮していました! 今回紹介する『はっけんずかん うみ』は、クジラやサバ、イルカといった海の生き物たちが親しみやすいイラストと実物の写真で掲載されているため、3歳から小学校低学年ぐらいの子どもまで幅広く楽しむことができます。

生き物のイラストをめくるとその生態がわかるという「しかけ」に、子どもたちは好奇心をそそられたようです。とくに、ハリセンボンが敵に襲われそうになったとき、体をふくらませて刺を出す姿に変わることを知り、とてもびっくりしていました。手足がない魚も、工夫をしながら自分の身を守って生きていることを覚えたようです。

絵本を読み終わったあと、キンセイイシモチという魚の生態を知った息子たちが、「口のなかにたくさんのたまごを入れてる魚なんて本当にいるの? 水族館で実物を見てみたい!」と言うので、水族館に連れて行ってみました。二人ともいろいろな魚をじーっと見つめ、図鑑で学習した知識が本当なのか確かめるように観察していました。

この図鑑は知識の習得だけでなく、興味を掘り起こしたり、観察力を高めたり、子どもの成長に良い影響を与えることができます。お出かけする機会の多い夏休みに、ぜひ読んでほしい一冊です。
絵本の動物たちに思わず話しかけたくなるほどリアルなイラストに注目

『はくぶつかんのよる』

1,944
文・絵:イザベル・シムレール
出版社:岩波書店

文:松澤 詩織(クレディセゾン AMEX推進部)
2歳の女の子のママ
この絵本は、ある夜に一匹のちょうちょが博物館に現れ、眠っている動物や化石などを次々に起こしていくところから物語が始まります。動き出した動物たちが、博物館を走り回ったり、水を飲んで休憩したり、うとうと眠ってしまったり、楽しく過ごす様子を描いています。たくさんの動物や化石の名前も紹介されているので、図鑑のようにも楽しめ、小学生くらいのお子さまにもおすすめです。

まるで夜の博物館に行ったような気持ちになるほどリアルなイラスト描写。「恐竜の化石やダチョウを見た娘は怖がるかも……」と少し心配したのですが、予想とは逆で、とっても嬉しそう。登場するたくさんの動物に向かって「キリンさん! くまさん! シカさん!」と指を指したり、寝ている動物に「起きてくださ~い」「もうちょっと寝てるの?」と話しかけたり、じっくり絵本と会話しながら楽しんでいました。

キリンのモノマネをして大はしゃぎする2歳の娘
普段絵本を読んでいるときの娘は、次々とページをめくりたがることが多いのですが、今回はなかなか次のページに進もうとせず、絵本の動物たちに夢中になっていました。読み終えたあとも、動物やちょうちょのモノマネをしながらはしゃぐほど、大興奮!

楽しそうな娘の反応を見て、ただ読み聞かせるだけではなく、「ウサギさん、どこだ?」「首が長い動物、誰だ?」といったコミュニケーションをとりながら、娘の想像力を膨らませてあげたいなと思いました。
生き物の「残念」な部分がクスっと笑える! 気軽に楽しめる、話題の図鑑

『おもしろい!進化のふしぎ ざんねんないきもの事典』

972
監修:今泉 忠明 絵:下間文恵、徳永明子、かわむらふゆみ
出版社:高橋書店
文:村田 開(クレディセゾン 戦略人事部)
8歳の女の子、1歳の男の子のパパ
この本を購入したきっかけは、当時、小学校1年生の娘から「学校で人気の本だから私も欲しい!」と頼まれたことです。私は正直「この本は、もう少し大きい男の子向けでは? それに、娘は動物とか好きじゃないはず」と思いましたが、娘の好奇心が育つのならと、手を伸ばしてみました。実際に読んでみると娘はもちろん、私も夢中になってしまうほど楽しめる内容でした。

この本では、全122種の「ざんねんないきもの」が紹介されています。「ざんねんないきもの」とは、強い動物なのにじつは繊細すぎてお腹が弱かったり、立派な角なのにじつはイボだったり、どこか残念な生き物たちのこと。そのエピソードの一つひとつを親子で突っ込みながらわいわい読むだけでなく、お子さん一人でじっくり読み込むこともできます。得た知識を娘が楽しそうに披露する姿を見ると、この本の魅力は、普通の動物図鑑にはない「イジりやすさ」にあるのだなと思いました。

児童書ですが、大人でも楽しめます。それぞれの生き物につけられたタイトルやイラストの切なさに興味をそそられ、読み進めてしまうことでしょう。私のお気に入りの残念エピソードは、凶暴なイメージのあるワニなのに、じつは「口を開く力は、おじいちゃんの握力に負ける」です。なんだかシュールで、クスっと笑ってしまいました。

後日、『ざんねんないきもの辞典』と、東京・池袋にあるサンシャイン水族館がコラボレーションした『ざんねんないきもの展』にも行ってみました。一生懸命なのに、どこか残念な生き物にすっかり魅了された私たちもまた、本の内容に簡単に影響を受けてしまう「ざんねんないきもの」なのかもしれません。
お出かけする日や、遊びの時間が増える夏休みは、子どもの好奇心がとても育つ時期。水族館や動物園でたくさん刺激を受けたお子さんに、生き物の絵本をぜひ読んであげてください! 「もっと知りたい!」と目を輝かせるはずです。今年の夏休みは、親子で生き物について学んでみてはいかがでしょうか?

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