2016年04月09日更新

6割の子供ができていない!?正しい鼻のかみ方をチェックしよう

お子さんは自分で鼻をかめますか?
「教えたことがあるから大丈夫」「教えなくても自然に覚えた」という方も、要注意!間違った鼻のかみ方をしていると、思わぬトラブルに繋がることもあるんです。
正しいと思っているあなた自身のやり方も、実は間違っているかも……?
大人も注意!意外と知らない正しい鼻のかみ方
大王製紙株式会社の調査によると、正しい鼻のかみ方ができていない子供は約6割にのぼります。また驚くべきことに、子供に教える立場にある母親の約半数が、鼻のかみ方を間違っていることがわかりました。
十分に鼻がかめないと集中力や落ち、生活に支障が生じます。また、間違った鼻のかみ方が習慣になってしまうと、副鼻腔炎や中耳炎などの疾患を招く可能性があるんです。
あなたとお子さんの鼻のかみ方が正しいかどうか、以下にご紹介する鼻のかみ方をチェックしてみましょう。
こんな鼻のかみ方はNG!
両方の鼻を一緒にかむ
細菌やウイルスを含んだ鼻汁が奥の方に追い込まれて、副鼻腔炎の原因になることがあります。
強くかむ
力まかせに鼻をかむと、鼻血が出たり、耳が痛くなることがあります。
鼻汁を出し切らない
中途半端に鼻をかむと、細菌やウイルスが鼻の中に残っているので再び増殖してしまいます。
指をさしこむ
鼻が詰まっているときや鼻にゴミがあるとき、気になって指でほじってしまうことがありますが、粘膜を傷つけて鼻血が出たり、傷から細菌が入ることがあります。
しょっちゅう鼻をすする
鼻をかむ頻度が低くすすっていると、細菌やウイルスを含んだ鼻汁が耳管(鼻と耳をつなぐ管)にまで達して、中耳炎を引き起こすことがあります。
よくしてしまいがちな行動が、トラブルを引き起こす原因となることがわかります。
正しい鼻のかみ方を覚えよう!
それでは、医師が推奨する「正しい鼻のかみ方」をご紹介します。ご自身の鼻のかみ方と比べて、お子さんにも教えてあげてくださいね。
- 反対側の鼻を押さえてふさぎ、片方ずつかむ
- 鼻水をしっかり押し出すため、口からしっかり息を吸う
- ゆっくり、少しずつ何度もかむ
- 最後まで、強くかみすぎないように気を付ける
- 鼻水が長引くときは、肌にやさしいティッシュを用意し傷つかないようにする
いかがでしたでしょうか。大人にとっては当たり前の単純な行動にも、注意すべきポイントがたくさんあり、小さいお子さんには意外と難しいものです。
見よう見まねでは間違って覚えてしまうこともあります。基本的な生活習慣のひとつですので、丁寧に教えてあげましょう。
Photo/superhua 参考/なんと 母親の約5割が「正しい鼻のかみ方」ができていない!ハナイク(鼻育)で、正しい鼻かみを親子で身につけよう!
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