クリスマスプレゼントにいかが?大人もハマる「しかけ絵本」特集vol.2

クリスマスプレゼントにいかが?大人もハマる「しかけ絵本」特集vol.2

Bu facebook
Bu twitter
絵本は子どもだけのものではありません。素晴らしい作品は、年齢問わず楽しめますよね。なかでも「しかけ絵本」は、インテリアとして飾っておけるスタイリッシュなものや、作りが精巧なものが多く、その独特な世界観に引き込まれる大人が続出。vol.1は「子ども向け」でしたが、vol.2の今回は「大人も楽しめる」をテーマに、5冊ご紹介します。
ロバート・サブダ氏の美しい絵本。幼い頃、クリスマスに娘たちへ贈った思い出の一冊です

『ナイト・ビフォー・クリスマス』

3,456
著者:ロバート・サブダ(作)
クレメント・ムーア(詩)
出版社:大日本絵画
Copyright© 2002 by Robert Sabuda
井上 一宏(クレディセゾン 神奈川支社)
18歳(高3)、10歳(小3)の女の子のパパ
私の仕事の都合で、二人の娘たちには転校をたくさん経験させたうえに、父親らしいこともあまりできず、寂しい想いをさせていました。せめてもの罪滅ぼしにと、休日には必ず二人に絵本を読んであげていました。そんな経緯もあって、わが家のクリスマスプレゼントはいつも絵本でした。

数あるしかけ絵本のなかでも、技術力の高さから「紙の魔術師」の異名を持つロバート・サブダの作品は、とくにお気に入り。19世紀に活躍したアメリカの詩人クレメント・ムーアによる『クリスマスの前の晩』という詩をもとに作られた本作。かわいらしくも迫力のあるサンタクロースの登場シーンと、一面の雪に包まれたクリスマスの街を描いたシーンは、とても幻想的です。

文章では「ぼく」としか書かれていないので、私たち親子は物語を読み進めるまでネズミくんが主人公であることに気づきませんでした(笑)。「ぼく」がクリスマスの夜にワクワクし、サンタクロースの顔を花にたとえる場面など、微笑ましくてかわいらしいです。いろいろな絵本を読んできましたが、この本は邦訳の言葉使いがとても親しみやすく、小さな子どもも、大人も楽しめる傑作です。

迫力あるサンタ登場のシーンです。左下にさりげなく、ねずみが……!

たくさん絵本を読んできましたが、これは秀逸。
おすすめです!
親子で惹かれる、鮮やかで大きなナンバリング。数遊びもできます

『びっくりかずあそび』

1,728
著者:チャック・マーフィー(作) きたむらまさお(訳)
出版社:大日本絵画
阿立 尚之(クレディセゾン 広報室)
2歳の男の子のパパ
1から10までの数字が大きく描かれたページをめくると、その数だけ生き物などが飛び出して現れる、しかけ絵本です。ページをめくるたびに2歳の息子は「わぁ。すごーい、かえるさん!」など楽しそうな声を出しながら読んでいました。読み終わったあとも、私を引っ張って「(絵本を使って)一緒に遊ぼうよ~」と誘ってくるほど気に入った様子。

なかでも「7」に登場するお魚さんのページがお気に入りで、魚をなでなでするほど大好きになっていました。大人も驚くほどリアリティーのある絵は、子どもと一緒に時間を忘れて遊ぶことができます。いまはまだ色や絵を見て喜んでいるだけなので、もう少し大きくなって数遊びができるようになったら、また別の遊び方ができるので楽しみです。

大きな数字の裏には、表の数字と同じ数のモチーフが隠れています

めくる、引っ張るだけの簡単なしかけだから、
2歳の息子も夢中に!
なんと、裏表紙からも読み進められる作りに。「デデンゴゴー」という独特な電車の音も楽しい!

『でんしゃでいこう でんしゃでかえろう』

1,080
著者:間瀬なおかた(作・絵)
出版社:ひさかたチャイルド
中西 麻衣(クレディセゾン 神奈川支社)
10歳の男の子のママ
「やまの駅」から出発して「うみの駅」へ到着するまでの、電車の様子を描いたお話。表紙も裏表紙も電車の絵になっていて、後ろから読むと「うみの駅」から「やまの駅」へ向かう物語になり、想像力を働かせることができる絵本になっています。通る道によって電車の擬音が変わっていくところも、おもしろいです。

かかりつけの小児科の待合室に置いてあったのですが、息子はいつもこの絵本を手にしていました。待ち時間もあっという間に感じるくらい、集中して読んでいて、子ども心をぐっと引きつける何かがある不思議な絵本です。絵のタッチにあたたかみがあるので、大人が読んでも素晴らしい作品だと思います。

トンネルの穴が切り抜かれ、次のページの景色につながる(見える)しかけに
迫力満点のティラノサウルス。図鑑さながらの詳細情報に、大人も大満足!

『恐竜時代』

4,320
著者:ロバート・サブダ&マシュー・ラインハート
出版社:大日本絵画
Copyright© 2005 by Robert Sabuda & Matthew Reinhart
栗田 宏美(クレディセゾン プロモーション戦略グループ)
9か月の男の子のママ。息子を恐竜博士にすべく奮闘中
見開きに飛び出すしかけが4、5つ用意されているのでとても楽しめます。骨格標本が細部まで表現されていたり、始祖鳥の羽一枚一枚のかたちが違ったりと、とにかくしかけが精巧なんです。文字と情報量が多いので読み応えがあり、0歳の息子より母親の私がハマっています(笑)。ティラノサウルスやブラキオサウルスなど、迫力のある大型恐竜が登場するので、恐竜ファンにはたまりません。

「恐竜の骨を見つけたら博物館に持って行こう♪」と歌っている、私の大好きなPancake Manorの曲『Dinosaur Bones』を流しながら、「YEAH♪」のところでティラノサウルスを飛び出させると、息子は大喜びで「きゃーっ」と手をパチパチ叩きます。「ぐしゃっ」とされないように、読むときは目を離さず、勝手に取り出せないように鍵のついた本棚に保管しています(笑)。

お気に入りの、ティラノサウルスのページ

絵本を読み聞かせるときは音楽を流して、
目と耳で楽しめるようにしています!
私たちの使っている家電には秘密が!? 「想像力」を豊かにする、しかけ絵本
『モグはかせのびっくりマシーン』(絶版)

『モグはかせのびっくりマシーン』(絶版)

著者:ジョン・オリーリー(作) マツザキヨシユキ(訳)
出版社:新風社
松木 来奈(クレディセゾン 神奈川支社)
2016年に入社した、22歳独身
『モグはかせのびっくりマシーン』は、残念ながら絶版の絵本ですが、とても素敵なので紹介させていただきます! 「モグはかせと一緒に家電のしくみを知ろう!」というコンセプトのもと、ユニークな発想で開発している家電の工場を見学するという内容です。

私たちが日常で使っている洗濯機や歯ブラシなどの家電をはじめ、子どもたち憧れのロケットも登場します。でもその中身が「しかけ」で隠れており、上下のスライドや、扉を開けてみると……、じつは全部、身近な生き物たちが動かしているという夢(ファンタジー)の世界が描かれており、22歳の私もその世界観に引き込まれてしまいました。知り合いの園長先生いわく、子どものなかでもとくに4、5歳以上の男の子にとても反応が良いそうです。

いくら動かしても壊れることのないよう、分厚い紙の素材を使用しており、長く楽しめるかと思います。もしどこかで見かけたら、ぜひ手に取ってみてください。

大小さまざまなしかけがある楽しい絵本。
絶版なのが残念です!
海外作品が多くそろった今回。日本ではあまり見かけない独創的なしかけや、ポップな色合いは、子どもたちだけではなく、大人も楽しめるのが良いところ。触って・開いて・ずらして……、隠れたしかけを開ける瞬間は、童心に戻ってドキドキするはず。お気に入りのしかけ絵本とその楽しみ方を、みなさん見つけてみてくださいね。

関連する記事

この記事のキーワード

RANKING
YESTERDAY

WHAT'S CHIENOWA?

staff_pickup