【医師監修】生後5ヶ月の赤ちゃんの発育目安、 寝返りサインと離乳食のポイント

【医師監修】生後5ヶ月の赤ちゃんの発育目安、 寝返りサインと離乳食のポイント

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生後5ヶ月は、早い子では寝返りができ、一般的に離乳食の開始も多い時期です。赤ちゃんにとってはひとつのステップアップ期と言えますね。新しいチャレンジが始まるので、ママは気を緩める暇がありませんが、楽しみも一段と増えるでしょう。この頃の赤ちゃんの様子と育児のポイント、寝返りと離乳食の始め方についてご紹介します。







この記事の監修ドクター

女医によるファミリークリニック 大井美恵子先生

当院では受診していただく患者様は家族と思い治すことをモットーとしており、生まれたときから、生涯を終えるときまで、ご家族全員のプライベートホームドクターを承っております。最新の小児科内科皮膚科・美容医療に、東洋医学などの代替医療やアンチエイジング医療を取り入れながら、 ご家族全員がいつまでも健やかで美しくあるためのオリジナル医療を提供しております。
http://www.familyclinic-hiroshima.com/
生後5ヶ月はどれぐらい成長してる?発育の目安

まずは、この時期の赤ちゃんの身長・体重、哺乳量、睡眠時間など、おおまかな成長段階を見ていきましょう。
身長と体重
厚生労働省が示す発育曲線によると、生後5ヶ月の発育目安は以下のようになります。

・男の子:身長-61.9~70.4cm 体重-6.10~9.20kg

・女の子:身長-60.1~68.7cm 体重-5.74~8.67kg

この頃になると、体重の増え方が緩やかになることも多いです。中には、まったく増えない子もいるかもしれませんが、これは発達にともない体を動かすことが多くなったこと、遊び飲みや飲みムラが多くなり授乳量が減ったことなどが原因として考えられます。元気で便もしっかり出ていれば特に心配ありませんが、気になる時は以下のように対策してみましょう。

・授乳時にはテレビを消すなどして集中できる環境をつくる

・授乳時間をいつもより長くしてみる

・母乳の分泌が十分でないと感じる時は、少し体を休める(疲れやストレスで出なくなっている可能性があります)

・ミルクを足してみる

対策しているのにいつまでも体重が増えなかったり、減少していくようであれば医師や保健師に相談しましょう。
哺乳量と時間
この頃の授乳の目安としては、4時間ほどの間隔で1日5~6回。飲む時間をある程度定めることで、生活リズムが整いやすくなります。母乳はほしがるだけあげ、ミルクは1日の指定量を超えないよう気をつけましょう。4時間の間隔であれば、1回200~220mlが目安です。
睡眠時間
この頃の赤ちゃんの1日の睡眠時間は、およそ15時間です。生活リズムが整い、ほとんどの子が夜は5~6時間ほどまとめて寝るようになるでしょう。ただ、この時期は夜泣きが始まりやすい時期ともいわれています。毎日2~3回は泣いて起きる、泣きはしないけど夜中に起きるという場合は、起床、授乳、入浴、就寝の時間をできるだけ定め、生活にリズムをつくるよう努力しましょう。日中に散歩や日光浴をするのも効果的です。
生後5ヶ月の赤ちゃんの特徴

もうすぐ0歳も半分を過ぎるこの時期。赤ちゃんはどのように成長しているのでしょうか?この頃によく見られる特徴をご紹介します。
足を持ち上げてさわる
生後5ヶ月になると首や背骨がしっかりしてくるので、赤ちゃんはあおむけに寝ている状態で足を高く上げられるようになります。90度くらい上げた足を手でつかんで遊んだり、中には手で口元へ持っていって足の指をなめる子もいます。
早い子は寝返りができる
ほとんどの赤ちゃんは、生後5ヶ月を過ぎる頃から寝返りができるようになっていきます。早い子では、この時期に完成することも。まれに、もっと早くできる子もいます。まだできなくても、この頃から体をひねるような行動が見られることも多いでしょう。一般的に5~7ヶ月で完成することが多いので、できないからと焦る必要はありません。赤ちゃんのタイミングを待ってあげましょう。

体をひねる行動や寝返りをするようになったら、よりいっそう事故への注意が必要です。ベビーベッドの柵は必ず上げ、ソファーには寝かさないようにしましょう。動ける範囲が広がるので、危険な物が落ちていないかも常に確認してください。赤ちゃんから遠いから…と思っていても、気づいたらその場所まで移動していることがあります。また、初めは寝返りができても戻ることはできないので、うつぶせのままでいることのないよう気をつけましょう。窒息や乳幼児突然死症候群の引き金になる可能性があります。
感情表現が豊かになり、喃語(なんご)が増える
体の発達と共にできることが増えると、さまざまな経験をすることで多くの感情が芽生え、それを表情と仕草で表すようになります。例えば、嬉しければきゃっきゃと笑いながら手足をばたつかせて喜び、嫌なことがあれば顔を真っ赤にして反り返ったりします。かまってほしいなど、自分の感情を伝えたい時に大きな声を出すこともあります。

感情表現と共に、喃語(なんご)によるおしゃべりも増えてきます。ただ「アー」「ウー」と言っているだけでなく、ママの顔を見て話しかけるように声を出すことも。また、母音だけでなく「ダダ」や「バブ」など、子音も出てきます。これは、声帯だけでなく舌や唇も使えるようになってきたためで、言葉の発達が順調である証です。
夜泣きの始まりが多い時期
早い子では4ヶ月頃から夜泣きが始まる子もいるようですが、一般的に多くなるのは生後5ヶ月頃から。夜泣きとは、これといった原因もないのに毎晩泣き出すことを言います。はっきりした原因はわかっていませんが、有力な説としては睡眠サイクル(体内時計)が整う過程でのアンバランスがもたらすものと考えられています。また、情緒制御システムが未発達であるため、日中に刺激(音、光、恐怖、不安、楽しすぎる体験など)を受けた場合でも起こりやすいとされます。

夜泣きをした場合は、抱っこと放置の時間を決めて様子を見てください。それでダメな時は、おっぱいをふくませる、添い寝してママのにおいをかがせる、一度電気をつけて覚醒させてしまうなどの方法を試してみましょう。最も大切なのは親がストレスを溜めないことです。パートナーと協力して対応しましょう。体内時計が整うとなくなっていくものなので、夜泣きを少なくするには、できるだけ毎日の生活リズムを整えてあげることも重要です。
離乳食を始められる時期
生後5ヶ月は、そろそろ離乳食を開始してもいい頃です。一般的には、5~6ヶ月で始める子が多いですね。ただ、離乳食の開始時期に決まりはないので、この時期から始めなければならないというわけではありません。目安と考えてください。
離乳食の始め方

離乳食を始められるといっても、いつからどうやって始めればよいのか迷ってしまうママもいるでしょう。離乳食の開始時期と始め方の一例をご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
離乳食開始OKの目安
離乳食開始の目安ポイントは以下のとおりです。

・首と腰がしっかりすわり、抱っこで支えれば座ることができる。

・口にスプーンを入れても舌で押し出さない。

・赤ちゃんの体調・機嫌がいい。

これがそろえば、いつ始めてもOKという赤ちゃんのサインと思いましょう。
離乳食の始め方・進め方
最初は、10倍粥を小さじ一杯から始めます。10倍粥とは、米と水の割合が1:10のものを言います。トラブルが起きた時すぐに対応できるよう、午前中か、できるだけ早い時間にあげましょう。また、先に授乳すると食べない可能性があるので、離乳食は授乳前にあげてください。下記は、開始から1ヶ月間の与え方の一例(4時間ごと)です。参考にしてください。

・AM6:00:母乳orミルク

・AM10:00:離乳食+母乳orミルク

・PM2:00:母乳orミルク

・PM6:00:母乳orミルク

・PM10:00:母乳orミルク

母乳とミルクの量は、離乳食を食べさせていない時と同じで大丈夫です。食べたがらない時は、無理に与えることはありません。赤ちゃんのペースで進めましょう。
1回に与える量の目安
1回に与える量は、下記を参考にしてください。

・1~2日目 :10倍粥を小さじ1

・3~4日目 :10倍粥を小さじ2

・5~6日目 :10倍粥を小さじ3

・7~10日目 :10倍粥を小さじ4+野菜・果物を小さじ1

・11~15日目:10倍粥を小さじ5+野菜・果物を小さじ2+魚・豆腐を小さじ1

・16~25日目:10倍粥を小さじ6+野菜・果物を小さじ3+魚・豆腐を小さじ2

・26~30日目:10倍粥を30g+野菜・果物を15g+魚・豆腐を5g
食品ごとの調理方法
10倍粥は裏ごしするか丁寧にすりつぶし、つぶつぶがない状態にしましょう。慣れてきたら、つぶし方を少し粗くしていきます。

野菜はやわらかく茹で、裏ごしするか丁寧にすりつぶします。だし汁や野菜スープ(野菜を茹でた汁)などでゆるめてからあげましょう。にんじん、大根、かぶ、かぼちゃなどの根菜から始めるといいでしょう。

魚は白身魚を与えましょう。タラや塩抜きしたしらすなどをやわらかく茹で、すりつぶしてから水溶き片栗粉でとろみをつけてください。豆腐は茹でてすりつぶします。
寝返りのサインと親の対応

寝返りをする時期に個人差があることは先に述べましたが、早くできるように練習させた方がいいのかと悩むママもいるでしょう。ここからは、寝返りのメカニズムと親の対応についてご説明します。
寝返り・寝返り返りとは?
寝返りとは、あおむけの状態から横向き、うつぶせの順番にゆっくりと体を動かすことを言います。身体が発達するだけでなく、さまざまなものに興味を示す心の成長がともなうことで始まるといわれます。ちなみに、うつぶせの状態からあおむけになることを「寝返り返り」と言い、こっちから先にできるようになる子も少なくないようです。
寝返りをする一般的な時期は
寝返りが完成するのは、生後5~7ヶ月頃が最も多いようです。ただ、3~4ヶ月から始める子、7ヶ月より遅い子、寝返りより先にハイハイする子など、個人差が大きいもの。遅いからと心配することはありません。
寝返りのサポートはした方がいい?
先にも述べたように、寝返りの時期には個人差があります。赤ちゃん自身がしたいと思ったらするようになるので、特に大人が練習させる必要はありません。ただ、体をひねるような行動が見られたら、ちょっとだけお手伝いしてあげてもいいでしょう。体をひねったタイミングで上半身を押してあげると、赤ちゃんが体の使い方を覚えやすくなりますよ。また、寝返りは体重が重い子より軽い子、厚着より薄着の方がしやすいです。ちょうどこの頃が冬にあたる子は、暖かくなる頃にコロンとするかもしれません。
まとめ

生後5ヶ月は赤ちゃんが新しいことを始めたり、その準備をする時期。新鮮な楽しみがいっそう増える反面、ストレスもたまりやすいので、やらなければ!という強迫観念を持たず、気楽に進めましょう。赤ちゃんのペースとタイミングに合わせることが大切ですよ。

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