【医師監修】生後2ヶ月の赤ちゃんの成長と特徴、できることは?

【医師監修】生後2ヶ月の赤ちゃんの成長と特徴、できることは?

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新生児の時期を経て、気がつけば赤ちゃんは生後2ヶ月に。この時期、どれぐらいまで大きくなり、どのような成長が見られるのでしょうか? 生後2ヶ月からできるようになることは? ここでは、生後2ヶ月の赤ちゃんの発育や生活について紹介しています。







この記事の監修ドクター

向洋こどもクリニック 梶梅 輝之先生

子どもの病気の診療や予防はもちろんのこと、心身の健全な発達を支援し、ご家族の皆様と子どもの成長をともに喜び合えるクリニックにして行きたいと考えています。
http://www.mndcc.jp/index.html
生後2ヶ月の赤ちゃんの状態

生後2ヶ月は、外の生活に慣れ始めた頃。授乳・ねんねを繰り返し、どんどん大きくなっていきます。まずは、この時期の赤ちゃんの様子や発育についてご紹介します。
生後2ヶ月の赤ちゃんの様子
この頃の赤ちゃんの身体は、骨が目立たないほどぽっちゃりと丸い体型になるのが特徴。手首や足首のくびれには、大きなシワが目立ってきます。成長するにしたがって、少しずつ筋肉もついてきます。そのため、首を左右に動かしたり手足をあげたりするアクションが目立ってきます。なかには、寝かせると手足をバタバタさせる赤ちゃんもいるようです。

また、この時期には顔の前に手を持ってきて、じっと見つめる動作や指しゃぶりがよく見られるようになります。これは、手や指が自分自身の身体の一部であるということを実感するための大事な動作。無理にやめさせる必要はありません。あくまでも成長のためのものであると考えましょう。
身長・体重はどれぐらい?
生後2ヶ月の赤ちゃんの身長や体重の目安は、厚生労働省が定めた発育曲線が母子健康手帳に記載されています。全体で、身長は53.3cm〜63.2cm、体重は4,190g〜7,180gとなっています。男女別では、男の子は身長54.5cm〜63.2cm、体重は4,410g〜7,180g、女の子は身長53.3cm〜61.7cm、体重は4,190g〜6,670gです。

個人差・男女差は多少ありますが、体重が1日に25g、1カ月に1kg前後のペースで成長していれば問題ないでしょう。
授乳・ミルクの量や回数
口の周りの筋肉が発達してくる生後2ヶ月の赤ちゃんは、母乳を飲むのも上手になり、授乳にかかる時間もだんだん短くなってきます。飲む量は身体の大きさによって差がありますが、体重が1日25g以上増加してるようであれば、栄養は足りていると考えて良いでしょう。

昼間の授乳間隔は1時間〜3時間おき、授乳回数は1日8回〜10回ほどとなり、生後1ヶ月の時よりも間隔が空くようになっていきます。1回の授乳時間は左右各10分ずつが目安となります。母乳をまとめて飲めるようになるため、長時間眠ってくれるようにもなります。4時間〜5時間ほど眠り続けていても、無理に起こして授乳をする必要もありません。

完全ミルクの場合には、ミルク缶に記載されている量を守ることが大切です。この時期は食欲が旺盛で、ミルクをたくさん欲しがるようになることもあります。しかし、欲しがるだけ与えてしまうのは、栄養過多で不必要な脂肪が身体につき、肝臓や腎臓に負担がかかってしまうので禁物です。

母乳とミルクの混合から完全母乳に移行する場合には、徐々にミルクの量を減らしていきます。生後1〜2ヶ月間は、赤ちゃんの体重に気をつけながら1日のミルクの回数を1回〜2回ほどにして様子を見てみましょう。
ウンチの色・形・回数
この時期の赤ちゃんのウンチの状態は、母乳を飲んでいるかミルクを飲んでいるかによって異なってきます。母乳の場合には、水っぽくやわらかいウンチになりがち。1日の排便回数は、7回〜8回ほどです。ミルクの場合は、やや硬めのウンチで回数も1日2回〜3回と母乳を飲んでいる子よりも少なめです。

ただし、排便回数にも個人差があり、1日に1回、2日〜3日に1回しか排便のない赤ちゃんもいます。ウンチにおいては、ウンチそのものの状態をチェックすることが大切です。色が赤い、黒いといった場合や異臭を放っている場合には、速やかに受診してください。

生後2ヶ月の赤ちゃんの睡眠

生後2ヶ月の赤ちゃんの睡眠時間は、個人差はあるものの1日あたり14〜15時間が目安となっています。この時期の赤ちゃんの睡眠には、どのような特徴があるのでしょうか?

睡眠時間のリズムは徐々につき始める
生後2ヶ月になると、睡眠時間のリズムが徐々についてきます。午前か午後のどちらかしか眠らない赤ちゃんもいますし、午前と午後どちらとも寝ている赤ちゃんもいます。いずれにしても眠る回数は減っていきます。

昼夜が逆転している赤ちゃんは、睡眠リズムの安定を促すためにメリハリのある生活を心がけてあげましょう。たとえば、朝や日中にはできるだけ日差しを浴びるようにし、夜になったら部屋を暗くするだけでも効果はあります。
夜泣きの原因は?
生後2ヶ月からは夜寝る時間が長くなってくる一方で、夜泣きしてなかなか寝ることのできない赤ちゃんも多くなります。

夜泣きの原因ははっきりとは解明されていませんが、お腹がすいている、快適な睡眠の環境が妨げられている、睡眠サイクルが乱れているなどの理由から夜泣きをしてしまうこともあります。お腹がすいている場合には、授乳して空腹を満たしてあげます。また、寝る前に母乳ミルクがたくさん飲めるように授乳サイクルを見直すことも大切です。

電気のまぶしさやテレビの音などの刺激によって快適に眠れていない可能性も。赤ちゃんが寝ている部屋では光や音を発するものは消し、落ち着いた環境のもとで寝かせてあげるようにしましょう。

昼夜が逆転して睡眠サイクルが乱れてしまっている状態は、この時期の赤ちゃんに少なくありません。日中と夜でメリハリのある生活を心がけましょう。

うつぶせに注意
この時期に寝返りすることはまだ難しいですが、寝返りできそうな様子を見せることはあります。そこで注意しておきたいのが、うつぶせ寝です。長時間うつぶせの状態にしておくと、窒息など命にかかわる事故の原因となります。赤ちゃんが頻繁にうつぶせになってしまう場合には、十分に気をつけてください。

生後2ヶ月で出来るようになること
この時期、見た目以外にも、五感の発達からいろいろなことが出来るようになっていくという変化や成長が見られます。次は、生後2ヶ月から出来るようになることについてご紹介します。

物を目で追う
赤ちゃんの視力は、生後すぐでは0.01〜0.02ほど。これが、生後3カ月ぐらいまでに0.05〜0.1程度までに発達します。視力の発達にともない周りの物に興味を持つようになります。目の前で何か物が動いたりすると目で追ったり、あやすと笑ったりするようになります。

また、自分の手をじっと見つめるようになることもあります。これは「ハンドリガード」と呼ばれる行動で、自分の手を自分の意思で動かすことで手が自分の身体の一部であることを実感するきっかけになります。

手足を活発に動かす
この時期には、筋肉も徐々に発達していき、運動する力も身についてきます。手足の動きも活発になり、バタバタさせたり布団を足で蹴るような動作も見られます。

クーイングを始める
泣くだけだった赤ちゃんが、泣く以外で声を発するようになるのもこの時期から。「あー」「うー」といった舌を使わない母音を発します。これは「クーイング」と呼ばれるもので、自分自身で音を出す感覚を確かめるためのものとも言われています。クーイングが始まったら、パパやママが返事をしてあげることもコミュニケーション能力を育てるためには大切です。ぜひ、相手をしてあげましょう。

よだれが出てくる
表情が豊かになってきて口を動かすことも多くなってきます。そのため、よだれが出ることも多くなります。

普段からスタイを使って服がビショビショにならないようにしておくとよいでしょう。また、清潔を保つためにもよだれはこまめに拭き取ってあげてください。

予防接種
生後2ヶ月になると予防接種を受けられるようになります。子どもが受けるワクチン接種の回数は、合わせて15回以上。赤ちゃんは生後6ヶ月頃からママから受け継いだ抗体が減るといわれており、それまでに6〜7種類のワクチンを受けておくことが望ましいとされています。

生後2ヶ月からは、ヒブ・小児用肺炎球菌・B型肝炎のほか、任意接種ではロタウイルスのワクチン接種も可能になります。同時接種で一度にまとめて受けられるものもあるので、内容や順番を考えて計画的に受けるようにしていきましょう。

生後2ヶ月の赤ちゃんとの生活

パパやママにあやしてもらう感覚が分かってくるこの時期、自分のことだけでなく周囲に対して興味を示すようになります。積極的に遊びやお散歩を楽しみましょう。次は、生後2ヶ月の赤ちゃんとの遊び方・お散歩の仕方についてご説明します。

赤ちゃんとの遊び方
生後2ヶ月頃になると、音や動きに敏感になります。おもちゃを与えるのであれば、ベッドメリーや目の前で動くおもちゃがおすすめです。カラフルなデザインのスカーフなどを目の前でヒラヒラさせてみるのも良いでしょう。
外へお散歩に出よう
お散歩で外気浴を楽しみましょう。最初は5分ぐらいの短時間から始めてみます。外出時間の目安としては、2ヶ月の終わり頃に30分くらいかけて散歩をするようになるぐらいがベスト。外気浴には、体温調節機能を高めて肌を丈夫にする効果があるほか、外の世界を見ることで脳を刺激し、心の成長にも役立ちます。



ただし、外出することで病気をもらうリスクはあります。お出かけの際には、混雑しない時間帯を選ぶなど、人混みを避けることを意識しましょう。

まとめ
生後2ヶ月の赤ちゃんは、まだ首がすわっていない状態ではあるものの、身体の肉付きが良くなり、たくましい見た目になってきます。また、手足をバタバタ動かしたり表情が豊かになったり、周囲の物に反応するなどと感情を出すようになります。パパ・ママも育児がより楽しくなるでしょう。

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