子どもの味覚は「野菜だし」が育てる。離乳食講座をプレママセゾン社員がレポ

子どもの味覚は「野菜だし」が育てる。離乳食講座をプレママセゾン社員がレポ

2018年8月20日公開

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文:二瓶 瑠菜(CHIENOWA) 
離乳食ってそもそも何? プレママ&パパが講座に参加してみた
私は、クレディセゾンの社員であり、来月待望の第一子出産を控えるプレママです。現在は実家にてテレワークで仕事をしています。

さて、みなさんは離乳食にどんなイメージをお持ちですか? 私はいままで離乳食というと、「料理をすり潰して柔らかくしたもの」という漠然としたイメージしかありませんでした。

私が以前、離乳食時期の子どもを連れた友人と会ったときのこと。友人が持参していた離乳食は、すき焼きや炊き込みご飯といった大人も食べられそうな味つけのもの。友人は子どもに与える際、指についた離乳食を平気でペロっと食べていました。そういった場面を見ていたため、離乳食とは赤ちゃんに必要な栄養価を考慮しつつも、食事の内容は大人とあまり変わらないものだと思っていたのです。

そんな私が、人気主婦雑誌の『オレンジページ』よりお誘いをいただき、同誌が主催する料理教室「コトラボ」で開催された『子どもの味覚を育てる離乳食・幼児食講座』へ夫婦で参加してきました。夫と協力して子育てしていく事前準備として、この講座で学び、発見したことを、当日の様子とともにレポートします。

阿佐ヶ谷にあるコトラボにて。一番右が筆者で、その隣は一緒に参加した主人
野菜を煮込んでつくる「野菜だし」。赤ちゃんのために丁寧な下ごしらえは不可欠
今回の講座は「野菜だし」がテーマ。それを聞いてすぐに、自分の家のキッチンにある袋に入った小包装タイプの野菜だしを思い浮かべ、「家に野菜だしあるし、準備OK~」なんてことを考えていました。しかし、講座ではトマトやジャガイモを煮込んで野菜だしをつくると教えられました。ん、んんん……!? 

私はその瞬間、小学校の家庭科の授業でお味噌汁をつくったときに学んだ、素材からだしをとるという作業を、数十年ぶりに思い出しました。初めて一から作ったお味噌汁の美味しさに感動した私は、その日学校から帰ると、張り切って煮干しからだしをとり、味噌汁を家族に振る舞ったこともあるのに、いまでは日々でき合いのだしや調味料に頼りすぎて、丁寧な料理のつくり方を忘れてしまっていたと、つい反省してしまいました。

今回の野菜だしに使う食材。トマトやニンジン、タマネギ、ジャガイモなど、野菜独自の甘みを活かします
野菜だしに使うトマトは、丁寧に下処理を行います。赤ちゃんと大人の身体は機能が異なるので、下処理を怠ると、赤ちゃんが消化不良を起こしてしまうそうです。そのために、トマトの皮や種を取り除いてあげることが大事だと講師の先生が教えてくれました。

じつは私、自称健康オタクで「トマト=美容に効果的、むくみがとれる食材」ということは知っていました。しかし、生まれてくる赤ちゃんへの影響は何ひとつ知らず、これから母親として食事をつくる私が、子どもの身体への影響を知らないということは、本当に怖いことだと思いました。
噛む力に合わせて柔らかさを調整。すり鉢が教えてくれる子どもの成長
鍋で煮込んだ野菜からだしがとれたら、離乳食用にその野菜をすり潰します。最近子どもが生まれた友人が離乳食をはじめ、「#するの大変 #電動ミキサー欲しい」とSNSで報告していたことが私のなかでとても印象的だったので、育児準備として電動ミキサーの購入を検討していました。

しかし講座で私たちの目のまえに準備されていたのは、すり鉢。これを使って食材をすり潰すことで、子どもの咀嚼に合わせた柔らかさに調整することができるそう。同時に、子どもの成長を感じられる、離乳食時期ならでは大切な作業なのだと教わりました。

子どもの噛む力を考えながら、すり鉢で食材をすり潰します
もちろん、育児がスタートすると、いま私が想定している以上にいろいろなことに手いっぱいになって、手順を省きたくなったり、便利グッズに頼りたくなったりすることもあるでしょう。

しかし、すり鉢のように、手間をかけることで子どもの成長を感じられることもあります。私に子どもが生まれたら、自分で担うところと便利グッズに頼るところを住み分けて、上手にバランスを取りながら育児をしていきたいと思いました。そんなこともあり、私の育児準備品は電動ミキサーではなく、すり鉢に変更することを主人に伝えました。
■離乳食レシピ「トマトとじゃがいものとろとろ煮」(所要時間:約30分)

《材料》(2人分)
じゃがいも………30g
ミニトマト………2個
野菜だしの具……15g
野菜だし ………100cc

《つくり方》
1. じゃがいもは1㎝角に切る。水にさらしておく(酢はたんぱく質を凝固させる力があります)。ミニトマトは湯むきし、種をのぞく。
2. 鍋に野菜だし、野菜だしの具、ミニトマト、じゃがいもを加え弱火にかける。
3. じゃがいもが柔らかくなったら、すり鉢に具をうつし食べやすくペーストにする。
4. 鍋の残った野菜だしを加え伸ばし、なめらかにする。
優しい甘さが「味覚」を育てる。野菜だしを離乳食に使う真の理由とは?
ところで、そもそもなぜ離乳食に野菜だしを使うのでしょうか? それは、野菜だしのような優しい甘味を乳幼児に与えることで、味覚を育てられるからだそうです。私はそれを聞いて「野菜だしじゃなくても、いろいろな食べ物を与えていれば良いのでは?」と思いましたが、ちゃんとした味覚を育てるには、「与える時期と順序」が大切とのこと。

たとえば、ついついおやつとして食べさせたくなるバナナ。これを味覚の完成していない赤ちゃんに与えると、濃い味に慣れてしまい、ほかの薄味のものを食べてくれなくなってしまうそうです。なので、食材の持つ優しい甘みを野菜だしから覚えさせ、徐々に濃い味も覚えさせていき、なんでもおいしく食べられるように食育する。そのために、野菜だしを使った離乳食を与えることが大切なのだと教わりました。

ちなみに、バナナのように味が濃い食材でも、味を薄めながら食事に取り入れていけば問題ないとのことなので、上手に工夫しながら与えていきたいと主人と話しました。そのほか、タマネギのように、切り方によって甘くも辛くもなる食材もあるので、そこはお母ちゃんの腕の見せどころ。切り方を研究し、食材に魔法をかけて食べてもらいたいと思いました。

野菜だしは、野菜の優しい甘みがたっぷり!
使わなくなった粉ミルクは、捨てずに離乳食にリメイク
講座では、余ってしまった粉ミルクを離乳食にリメイクするワザも教えてくれました。私達夫婦は、ともに母乳育児をしていきたいと思っていますが、私の健康状態により、ときには粉ミルクに頼ることもあるだろうと想定もしています。しかし、粉ミルクの賞味期限は開封後約1か月ということがほとんど。母乳中心の育児では、いつの間にか賞味期限ギリギリになって結局捨ててしまうなんて様子が目に見えています。

その粉ミルクを活かして、簡単美味しいリゾット風の離乳食がつくれるとのこと。通常、リゾットにはチーズを使うことが多いですが、チーズは種類によって栄養価が異なり、赤ちゃんの年齢によって食べさせてもいい量も違うため、気軽に食べさせることが難しい食材です。

そこで、余ってしまった粉ミルクの出番。粉ミルクをチーズの代わりに使用し、煮込んだお米や野菜と一緒に、最後混ぜ合わせることで、リゾット風のお粥のできあがりです。粉ミルクにはさまざまな栄養がたっぷり入っているので、一皿で栄養補給できる最高の離乳食になるそう。とてもありがたいですよね。

実際に、私たちも味見をしてみました。まぁなんとマイルドで美味しいこと! 離乳食とはいえ、大人の私たちが積極的に食べたくなってしまうほど。パッと見は野菜だしの離乳食のほうが美味しそうでしたが、味は私も主人も粉ミルクを使ったリゾット風のお粥が好みでした。

さらに、このお粥にはソラマメも入っていて、普通のリゾットよりさっぱりとした味わいとなっていたのも驚きでした。私は普段の料理でソラマメを使うことは少ないのですが、このような使い方もできると知り、離乳食を通して、自分の食の幅も広がりました。みなさんも、もし手元に余ってしまったミルクがあったら、捨てずに離乳食へ有効活用してみてください。

野菜だしを使った離乳食(左)と、粉ミルクを使ったリゾット風の離乳食(右)
知らなかった離乳食の世界。夫婦ともに知識を持つことで、足並み揃った育児ができる
私は働きながらプレママをしていますが、育児をしている友人や社内のママが子どものために食事を用意したり、子どもの急な体調不良に対応している様子から、自分のなかで「育児とはこういうものだろうな」と思い込んでいたことも少なくなかったと思います。

ですが、今回どちらか一方ではなく、夫婦そろって離乳食講座に参加したことにより、二人で育児をしていくための足並みをきちんと揃えられた気がします。また、私は出産後、育児休暇を経て仕事に復帰する予定ですが、そのとき、夫婦のどちらかだけが子どもと過ごす日があっても、差がなく食育ができることは、子どもにとってもよい環境だと思いました。

お腹の赤ちゃんと主人と三人で離乳食づくりを学べました!
講座参加後、主人も「行けてよかった」と話していました。このような講座で育児に関する知識を得ることは、プレパパにとっても自信となります。自分でもできることがあるとわかり、わが子を迎えることがさらに楽しみにもなるようです。本講座は育児中のママが多いですが、妊娠中のママも参加できます。プレママそしてプレパパの夫婦での参加、心からおすすめです! みなさんもぜひ機会があれば参加してみてくださいね。
プロフィール
二瓶 瑠菜(にへい るな)
株式会社クレディセゾン プロモーション戦略G所属。 7月に出産予定のプレママ。現在実家にてテレワーク勤務中。
イベント情報
『おんぶしながらCooking 「野菜だし」が決め手!子どもの味覚を育てる離乳食・幼児食講座』
【日時】2018年9月11日(火)・25日(火) 各日ともに10:00~12:00
【場所】コトラボ 阿佐ヶ谷
〒166-0004 東京都杉並区阿佐谷南2丁目42(JR阿佐ヶ谷駅より徒歩1分)

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