終わらない待機児童問題 現役保育士が嘆く「9万円のギャップ」とは?

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© ucchie79 - Fotolia.com



子どもが好き。だから仕事を続けたい。そう考える保育士さんがたくさんいます。「待機児童問題」は保育士不足が原因のひとつといわれていますが、それにはきちんとした理由があるようです。

このほどおこなわれた保育士資格を持つ300名を対象にした調査で、保育士の抱く理想と現実のギャップが明らかになりました。

■現役保育士の8割「続けたい」 その理由は?



株式会社マクロミルがおこなった調査によれば、現在保育園で働いている保育士150名に「保育園で働き続けたいか」と聞いたところ、約8割が「働き続けたい」と回答。



その理由はダントツで「子どもが好きだから」。2位は「やりがいを感じるから」「子どもの成長に携われるから」が同率で、3位が「保育士に誇りを持っているから」となっています。

これから育っていく過程の子どもたちに関わり、その成長を見守ることをやりがいに感じ、何より子どもたちに愛情を感じていることが仕事をする理由となっているようです。

■退職した保育士に聞いた「辞めたワケ」



現在は働いていない有保育士資格者150名に保育園を辞めた理由を聞いてみると「給与が安すぎる」「労働時間と給与が見合っていない」など給与に関する理由をあげた人が最も多く、2位が「専業主婦・夫になった」、3位が「労働時間が長すぎる」「勤務時間が不規則」などの労働・勤務時間に関するものとなっていることが判明しています。

待機児童問題解消は、保育士の給与設定見直しが優先事項といえそうです。


■理想と現実に差をつける「9万円」のギャップ



では実際に保育士さんはどのくらいのお給料をもらいたい、と思っているのでしょうか。現在会社員・公務員として働く保育士70名に理想の給与額と実際の給与額を聞いてみると、理想の平均給与額が月28万円に対し、実際は19万円であることがわかりました。

この差は実に9万円! 給与はやりがいと同じように仕事のモチベーションを維持するのに必要不可欠な要素です。今の給与体制が離職を招いてしまうのも、自然な成り行きといえるのかもしれません。

友人は子どもが急に甘えるようになり「なんだかおかしいな」と保育士さんに相談したところ「妊娠してませんか?」といわれ、検査。すると、なんと第2子を妊娠していることが判明!

「ママのおなかに赤ちゃんができると、子どもってわかるんですよね。園でもケアしていきますので安心してください」といわれ、先生が神さまに見えたそう…。

豊富な経験と知識をもとに、子どものケアを優先してくれる保育士さんの存在はママにとって心のよりどころでもあります。適正な給与体制への見直しが一刻も早く実現するよう、願わずにはいられません。

<参考サイト>
株式会社マクロミル「保育園問題」


(すだ あゆみ)
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