消費税が増税されると金融商品にも影響があるの?

消費税が増税されると金融商品にも影響があるの?

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消費税10%の増税まで残り1年となりました。大きな買い物は増税前に済ませておこうとお考えの方も多くいらっしゃるでしょう。さて、増税されると買い物の際の負担が大きくなることは皆さんご存知の通りですが、投資商品や保険商品などの金融商品にも何か影響はあるのでしょうか?今回は、ファイナンシャルプランナーの平原 直樹(所属:ブロードマインド株式会社)が増税による金融商品への影響について解説いたします。

■増税で投資商品も値上がりするの?

たとえば、代表的な投資商品の一つである株式で考えてみましょう。増税によって、株価が一律で数パーセント上がったり、下がったりするかというと、そんなことはありませんよね。もちろん、増税による企業業績への影響から、株価自体にも影響はでますが、その濃淡は各社ごとに異なります。そういう意味では、増税による投資商品への直接的な値上げはないと言えそうです。

ただし、手数料には注意が必要です。というのも、金融商品を売買する際には手数料が発生しますが、この手数料には一律で消費税がかかっているからです。つまり、消費税が増税された場合、その分私たちの支払い手数料も高くなるというわけです。

さて、投資商品に関して、基本的に増税による直接的な値上がりはないとお伝えしましたが、実物資産への投資の場合はその限りではありません。以下で詳しくみていきましょう。

たとえば、金への投資で考えてみましょう。金はそれ自体に価値があるため、金を購入する際には消費税を支払うことになります。つまり、普段の買い物と同様に、増税前と増税後とでは支払う金額が変わってくるというわけです。なお、個人の方は、金を売却すると消費税分を含めたお金が戻る仕組みになっています。そのため、増税前の金投資はお得とも言われています。ピンと来ないという方のために、以下で具体的な例を挙げて考えてみたいと思います。

仮に、金の価格が1グラムあたり4,000円だったとします。消費税8%の場合は320円、10%の場合は400円がグラムあたりの税金ですね。そんな中、増税前に100グラムの金を購入したとすると、100グラム×4,000円=400,000円かかります。これに消費税8%を加味すると、432,000円です。

さて、この100グラムの金を増税後に売却したとすると、どうなるのでしょうか?

今回の場合、100グラム×4,000円×1.1(=10%の税額分)=440,000円で売却することが可能です。432,000円で購入した金を440,000円で売却することができたら、増税の影響によって8,000円の利益がでることになります。つまり、金の場合、増税前に購入したほうが税額分だけお得ということですね。もちろん、金の価格自体にも値動きがありますし、売買時には手数料がかかるため、税額分がまるっとお得ということではありませんのでご注意ください。

■増税で保険商品も値上がりするの?

次に、保険商品の代表的なものの一つである生命保険について考えてみたいと思います。毎月支払うことになる保険料ですが、増税による値上げはあるのでしょうか?

答えは、Noです。と言うのも、そもそも保険商品は非課税というルールがあるためです。そのため、今まで掛けてきている保険の保険料はもちろん、増税後に新規で加入する保険に関しても何ら影響はありません。

ただし、請求時に実損払いで保険金を支払うタイプの保険は注意が必要です。具体的には、自動車保険がこれに該当します。では、以下で詳しくみていきましょう。

たとえば、事故で車両が傷ついてしまったとします。車両保険を利用した場合、実際に修理にかかった費用を補填してくれることが一般的です。自動車の修理には消費税が含まれますので、増税後にはその分修理代が増えることになります。保険会社側からすると、増税分だけ給付が増えることになります。そのため、それを賄うために保険料を値上げする可能性があるというわけです。

実際、消費税が5%→8%に増税された際には、自動車保険の保険料は値上げされたそうです。自動車をお持ちの方にとっては、ただでさえかかる維持費がより高くなるので残念ですよね・・・。

いかがでしたでしょうか?このように、増税による影響は商品によって異なります。増税に合わせて家計管理の見直しを検討されている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!

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