【医師監修】生後9ヶ月の赤ちゃんの特徴・ハイハイの重要性と子育てのポイント

【医師監修】生後9ヶ月の赤ちゃんの特徴・ハイハイの重要性と子育てのポイント

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生後9ヶ月はハイハイやつかまり立ちをしたり、後追いが始まったりと、心身の発達が目立つ時期です。行動範囲が広がり、ママを探して泣くようにもなるので、育児の面ではまたひと山という感じでしょうか。この頃の赤ちゃんの特徴と子育てのポイント、知っておきたいハイハイの重要性についてご説明します。







この記事の監修ドクター

藤東クリニック 藤東淳也先生

女性のトータルライフをお任せいただけるような診療を目指し、
女性のライフサイクルを応援します。
https://fujito.clinic
生後9ヶ月はどれぐらい成長してる?発育の目安

体つきがしっかりし、食べる量も増えるこの頃。赤ちゃんはどれぐらい成長するのでしょうか?発育の目安と食事、睡眠について見ていきましょう。
身長と体重
厚生労働省が示す発育曲線によると、生後9ヶ月の発育目安は以下のようになります。

・男の子:身長-67.4~76.2cm 体重-7.16~10.37kg

・女の子:身長-65.5~74.5cm 体重-6.71~9.85kg

増え方がゆるやかでも、発育曲線に沿って成長していれば順調です。この頃はハイハイ、つかまり立ちと筋肉を使うことも増えるので、体つきは少し引き締まってくるでしょう。
食事・哺乳量と回数
離乳食後期にあたるこの頃は、3回食に進んでもいい時期です。赤ちゃんの食べ方とペースを見て判断しましょう。離乳食をあげる時間は、下記を参考にしてください。

・AM6:00:母乳orミルク

・AM10:00:離乳食+母乳orミルク

・PM2:00:離乳食+母乳orミルク

・PM6:00:離乳食+母乳orミルク

・PM10:00:母乳orミルク

午前と午後に1回ずつくらい、少量のおやつをプラスしてもいいでしょう。ただし、その場合は1日あたり100 kcal程度を目安にし、食事に影響のないようあげる量にも注意しましょう。

野菜や魚などの大きさは5~8mm角、固さは豆腐やバナナくらいが目安です。柔らかいパンは小さくちぎり、トーストはミルクなどに浸して柔らかくしましょう。うどんは茹でて1~2cmほどに切ってください。肉類はひき肉状にしてあげましょう。量は、下記を目安にしてください。

・5倍粥:80~90g

・野菜・果物:30~40g

・その他(どれか1品)

  肉・魚:15g

  豆腐:45g

  乳製品:80g

  卵:1/2個

この頃は、食物繊維の多い野菜以外はほとんど食べることができます。また、全卵が食べられるようになれば、マヨネーズも使用できます。

離乳食の量と回数が順調に進めば、栄養のおよそ70%を離乳食から得るようになります。よって、食後の授乳は食欲に応じて量を調節しましょう。離乳食時以外のミルクは200~220mlを1日2回が目安です。母乳の場合は、同じ回数をほしがるだけあげましょう。

食べる・飲む量が共に少なかったり、離乳食の食べムラ(好き嫌い)がある場合には、フォローアップミルクをおすすめします。フォローアップミルクとは、不足した栄養を補う目的で作られた粉ミルクで、普通の赤ちゃん用ミルクとは違うものです。3回食になったことで母乳の分泌が減少した場合にもいいでしょう。
睡眠時間
この頃の赤ちゃんの1日の睡眠時間は、およそ13時間です。まだ夜泣きをする子もいますが、体内時計が整うことで多くの子が夜まとめて寝るようになるでしょう。お昼寝も午前と午後に1回ずつ、1~2時間程度と少なくなってきます。ただ、夕方の時間にお昼寝してしまうと夜眠れなくなり、生活リズムが崩れる原因となります。午後のお昼寝は意識的に早くさせましょう。
生後9ヶ月の赤ちゃんの特徴

生後9ヶ月は心身の発達が目立つ時期ですが、具体的にはどのような成長が見られるのでしょうか?この頃の赤ちゃんの特徴をご紹介します。
ハイハイができるように
ハイハイができるようになったり、上達する子が多い時期です。ずりばいをしていた子は、両手両ひざだけを使う「高這い」ができるようになるでしょう。徐々にスピードも速くなりますよ。
つかまり立ちを始める子も
ハイハイと共に、つかまり立ちを始めるのもこの頃です。椅子やちょうどいい高さのテーブルがあると、一生懸命つかまって立とうとする姿が見られるでしょう。最初はつま先立ちの不安定な状態ですが、だんだん立ち方がわかってくると、地面に足の裏をしっかりつけるようになります。

中には、ハイハイの前につかまり立ちから始める子もいます。どちらの様子も見られない子もいますが、タイミングとペースは人それぞれなので、あまり心配せず見守りましょう。どうしても気になる場合は、小児科や保健師に相談してください。9~10ヶ月健診を受ける時期なので、そこで相談してもいいでしょう。発達状況を見るためにも、健診は必ず受けるようにしてください。
一人遊びをするように
車やボール、音の出るおもちゃなど、赤ちゃんが興味をもちやすいおもちゃがあると、ひとしきり集中して遊ぶようになります。夢中になると、ひたすら同じことを繰り返すことも。また、ハイハイやつかまり立ちで行動の自由も増えるので、動き回ることを楽しむようにもなります。おもちゃに限らず、周りにあるものは全て興味の対象。あっちこっちに行ってティッシュやリモコン、スリッパ、本など、手当たりしだいに遊ぼうとします。大切なものや散らかされたくないものは、あらかじめ赤ちゃんの手の届かないところに置きましょう。タバコやアクセサリー類、コイン、電池など、誤飲の危険があるものは必ずしまってください。
遊び食べを始める子も
この頃は微妙な味の違いがわかり始めるので、食べムラが多くなる傾向にあります。と、同時に遊び食べが始まることも。手で食べ物をつかんで遊んだり、わざとこぼしてみたり、スプーンを持たせたらわざと落としたり…他のことに気をとられてなかなか食べないことも。服も床も汚れ、食事も進まないのでイライラしてしまいますが、手づかみ食べをできないようにするのはNGです。服は洗えばいいですし、床は汚くなってもいいよう対策しましょう。腕まで覆える服のようになった食事エプロンもあるので、そちらを使ってもいいですね。食事が進まない時はお手伝いし、ある程度食べたら片づけてもいいでしょう。
後追いが始まる時期
ママが見えなくなると大泣きしながら探したり、行くところにどこへでもついていこうとする「後追い」が始まる子もいます。これは、ママという存在を強く認識し始めるためです。トイレの時など、ママが見えなくて泣いていたら、戻った時にぎゅっと抱きしめて安心させてあげましょう。
生後9ヶ月に注意したいこと

ここからは、この時期の育児で特に注意しておきたいポイントをご紹介します。今後の成長に関わることもあるので、しっかり押さえておきましょう。
安全には十分注意を
ハイハイやつかまり立ちを始めると、転倒や転落、衝突などの危険が増えます。マットを敷く、コーナーガードをつける、危険な場所にはベビーゲートを設置するなど、しっかり対策しましょう。また、行動範囲が広くなり、これまでより高いところにも手が届くようになります。誤飲には常に注意しましょう。赤ちゃんが明けられる引き出し・ドアにはストッパーをつけることをおすすめします。
生活リズムを整えてサイクルを作ろう
この頃になると、赤ちゃんの体内時計はほぼ完成します。夜まとめて眠り、朝は自然と目が覚め、お昼寝や夜寝る時間になると自然と眠くなるように。生活のリズムを整え、体内時計が崩れないようにしてあげましょう。お昼寝は、午前・午後合わせて2~2.5時間程度にし、夜は遅くても21時までには寝かすようにしましょう。日中はできるだけ日差しを浴びせ、活発に遊べる環境を作ってあげましょう。
ハイハイがたくさんできる環境を作ろう
近年は、住環境により十分ハイハイをしないまま歩き始める子が増えているようです。ハイハイは、赤ちゃんの成長に重要な役割を持つことがわかっています。赤ちゃんが満足に動けるよう、できるだけハイハイするスペースを作りましょう。また、危険が多いと心配ですぐ抱っこしたり、安全な空間に戻したくなります。安全対策をしっかりし、ある程度自由に動き回れるようにしましょう。
脳の発達に影響!?ハイハイの重要性

ハイハイを十分しなかったからといって今後の成長に大きな影響があるわけではありませんが、ハイハイは心身の発達に重要な役割を持つことがわかっています。その重要性について説明します。
心身の発達に影響
ハイハイは、全身の筋肉をくまなく使います。四つん這いで頭を上げることで首や肩を支える筋肉を使い、床に手をついてふんばり、足で床を蹴って進むことで腕や脚、手足の指の筋肉を使います。また、四つ足で胴体を支えることで腕・脚のバランス感覚も鍛えられます。最近、転んだ時に手が出ても体を支えられず、顔をケガする子が増えているようですが、これはハイハイを十分にしなかったことにも原因があると考えられています。

また、動きたい・触りたいという欲求が満たされ、いろんな場所でさまざまな刺激を受けることで心の発達も進みます。
脳の発達への重要な役割も
近年、手足を交互に動かすハイハイは、脳の発達にも重要な役割を持つことがわかってきました。赤ちゃんは脳神経が発達することでハイハイするようになり、ハイハイすることで、この神経はさらに発達するのだそうです。つまり、ハイハイはただ歩けないからするものではないということ。まだできない子に無理にさせる必要はありませんが、できるようになったら満足に動ける環境を作ってあげましょう。
まとめ

心身の発達が進むこの時期。ハイハイやつかまり立ち、離乳食の手づかみ食べなど、赤ちゃんのやりたいという欲求をできるだけ叶えてあげましょう。安全に注意しながら、日中は活発に活動させてあげるといいですね。

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