粉ミルクはどう選ぶ? 飲ませ方と4つのメリット、余ったときの活用法

粉ミルクはどう選ぶ? 飲ませ方と4つのメリット、余ったときの活用法

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粉ミルク派や混合のママにとって、赤ちゃんのミルク選びは大切な問題の一つです。さまざまなメーカーからたくさんの種類が販売されていますが、一番いいのはどれなのでしょうか?粉ミルク選びのコツを見ていきましょう。飲ませ方と注意点、知っておきたい粉ミルクの活用法もご紹介します。
粉ミルクは何がいい?選ぶときの3つのポイント

さまざまなメーカーから多くの種類が販売されている粉ミルク。いろいろありすぎて、何をどう選べばいいのか迷ってしまうママも多いことでしょう。選ぶ際に見ておきたい粉ミルクのポイントをご紹介します。
①価格で選択
日本で粉ミルクを製造・販売するためには、厚生労働省が定めた「母乳及び乳児用調製粉乳の成分組成と表示の許可基準」に従わなければなりません。そのため、日本の粉ミルクであれば、5大栄養素(炭水化物・脂質・タンパク質・ビタミン・ミネラル)など、基本的な栄養素の構成比率はどのメーカーであってもほとんど変わりません。特にこだわりがない場合は、価格で選ぶとよいでしょう。

ただし、味はメーカーや種類によって変わってきます。比較的甘めのもの、母乳の味に近いものなどさまざまなので、赤ちゃんが嫌がる場合は好みに合わせてあげましょう。初めは大きい缶で購入せず、小さいサイズで様子を見るといいですね。
②成分で選択
ちょっとお高めでも内容にこだわりたい!というママは、配合成分で比較するといいでしょう。粉ミルクに配合される主なこだわり成分をご紹介します。

・ラクトフェリン

初乳に多く含まれる成分です。免疫力を高め、病気への感染を予防する効果が期待できます。

・オリゴ糖

ビフィズス菌を増やして腸内環境を整える成分です。便秘の予防・改善効果が期待できます。

・DHA

脳の発達・成長をサポートする成分です。

・アラキドン酸

脳の発達・成長をサポートする成分です。

・アルギニン

アミノ酸の一種です。乳児は必要な量を体内で合成できないため、乳児期の必須アミノ酸といわれています。

・ラクトアドへリン

乳児期に必要な糖タンパク質です。

この他にもさまざまな成分が配合されており、こだわりポイントは各種メーカーごとにさまざまです。含まれるほとんどの成分が母乳と同じもの、成分の配合量・バランスが母乳に近いものなど、母乳を意識した製品も多いです。どのような点を重視するか、ポイントを絞ると選びやすいでしょう。
③使いやすさで選択
とにかく楽に作れるものがいい、使い切りサイズがいい、少ない量で作りたい…など、使用感を重視する場合は、使いやすさで選ぶといいでしょう。使いやすさだけを見れば、缶タイプよりスティックタイプがいいですね。ほとんどのメーカーがどちらのタイプでも販売しているので、価格や成分との折り合いを見て選ぶといいでしょう。また、溶けやすさも大切なポイント。森永の「E赤ちゃん」、和光堂の「はいはい」は溶けやすさに定評があります。

より使いやすさを追求するなら、以下の3つがおすすめです。

・グリコ アイクレオのバランスミルク(缶タイプ)

フタが片手でも開けやすいよう工夫されているので、赤ちゃんを抱っこしながらでも調乳できます。大容量、かつ使いやすさを求める場合におすすめです。

・森永 はぐくみ エコらくパック

専用ケースで何度も詰め替えができるものです。コンパクトに収納できるので、持ち運びにも便利ですよ。

・明治 ほほえみ らくらくキューブ

粉ミルク唯一のキューブタイプです。キューブひとつで40mlですが、半分に割ることもできるので、20mlから調乳できます。少ない量で作りたいときも、分量を量り間違えることなく楽に作れますね。持ち運びが楽なのは言うまでもありません。
粉ミルクを使う4つのメリットとは?

「赤ちゃんには母乳が一番」「できるだけ母乳で」などという言葉を耳にすると、粉ミルクはダメなのだろうか?と心配になることもあるでしょう。理由があって粉ミルクで育てたいけど…という方に向けて、粉ミルクの4つのメリットをご紹介します。
ママの不安・ストレスが軽減
母乳の分泌が十分でない場合は、混合でミルクを与えることでママの負担を軽減することができます。母乳は吸ってもらうほど出がよくなっていくので、特に新生児期は分泌が不十分な方も少なくありません。無理に母乳だけで育てようとすると、赤ちゃんもママもストレスがたまるだけでなく、成長にも影響します。母乳の出が足りないときは、迷わずミルクで補いましょう。赤ちゃんが泣き止んでぐっすり眠れば、ママもほっと肩の力が抜けるでしょう。
パートナーとの育児分担が可能
パパも授乳体験ができる!これが、粉ミルク最大のメリットと言っても過言ではないでしょう。パパにとって嬉しい体験というだけでなく、夜中の授乳を交互にするなど、育児の分担も可能です。パートナーと協力しあえるのは、大きなメリットですね。
哺乳量がわかりやすい
母乳の場合、飲みが十分かどうかを確かめるには体重を測るしかありませんが、粉ミルクだと飲んだ量が一目瞭然です。飲みが少ない、しっかり飲んでいるなど、哺乳量がわかりやすいのもメリットです。
腹持ち・栄養バランスが良い
粉ミルクは母乳に比べて消化に時間がかかるので、腹持ちがいいのもメリットとしてあげられます。赤ちゃんによって個人差はありますが、お腹いっぱいになるとよく寝てくれるので、母乳に比べてゆっくりできる時間が増える傾向に。授乳間隔も月齢ごとに決まっているので、一定のリズムをつけられるのもいいですね。

また、粉ミルクには5大栄養素はもちろん、基本的な栄養成分がしっかり配合されています。最近は母乳と同等の栄養素を同じようなバランスで配合するなど、母乳を意識して作られたものも多いです。さらに、脳の発達・成長サポートや、便秘の予防・改善効果が期待できる成分など、赤ちゃんに嬉しい栄養成分を含むものもあるので、栄養面での心配もありません。
月齢別!粉ミルクの量・回数と注意点

ここからは、粉ミルクのあげ方について解説します。月齢別の間隔と回数、あげる際のポイントと注意点について見ていきましょう。
新生児期(生後1ヶ月まで)
生後0日の1回の目安量は、10mlです。その後、1週間までは、生後1日は20ml、2日は30ml…と、1日ごとに1回量を10mlずつ追加していくのが一般的です。回数は、3時間ごとの計8回が目安です。ただ、生後1週間まではほとんどが病院で過ごす期間なので、医師や助産師さんの指示・指導を仰ぐといいでしょう。

生後2週間目は、1回に80~100mlを3時間ごとに8回あげるのが目安です。生後3、4週間目になると、赤ちゃんの飲む力が徐々に発達すると共に1回で飲める量が増える傾向に。それにともない、量は1回100~120mlに、回数は1日6~7回が目安となります。

母乳と混合の場合は、母乳の出によってミルクの量を調整しましょう。授乳前に赤ちゃんの体重を測り、まず母乳を与えます。与え終わったら再度体重を測り、直母量(母乳を飲んだ量。飲んだ分だけ体重が増えます)を確かめましょう。足りない分をミルクで補ってください。この場合は、ベビースケール(赤ちゃん用の体重計)があると便利ですね。母乳の分泌が足りない時期だけレンタルすることも可能です。それほど高額ではないので、長期間の使用が見込まれる場合は購入を検討してもいいでしょう。

新生児期は生活リズムが安定せず、寝る時間と起きる時間がバラバラで、昼夜逆転する子も少なくありません。体重が順調に増えていれば、授乳時間だからと寝ている赤ちゃんを無理に起こす必要はありません。粉ミルクの量と回数はあくまでも目安なので、神経質になりすぎないよう注意しましょう。
1ヶ月~5ヶ月頃まで
生後1ヶ月から離乳食開始月までは、以下を目安にあげましょう。

・生後1ヶ月~2ヶ月:1回に90~120mlを6回程度。

・生後2ヶ月~5ヶ月頃(離乳食開始月まで):1回に120~180mlを6回程度。

授乳間隔は、3時間以上あけましょう。1回の量と回数はあくまでも目安です。粉ミルクのパッケージに記載された1日の分量を超えない範囲で、1日トータルの目安量を飲んでいれば問題ないでしょう。
離乳食が始まったら
離乳食が始まったら、以下を目安にあげましょう。

・1回食の場合:1回200~220mlを5回程度(ミルクのみも離乳食後も同じ分量)

・2回食の場合:ミルクのみ1回200~220ml×3回+離乳食後1回140ml×2回

・3回食の場合:ミルクのみ1回200ml×2回+離乳食後100ml×1~3回

3回食になったらミルクを飲ませる回数はあまり気にせず、1日に500~700mlを目安にあげましょう。ただし、離乳食が十分でない場合はさらに補ってください。栄養バランスが気になる場合は、フォローアップミルクに切り替えてもいいでしょう。
粉ミルクを与えるときの注意点
粉ミルクを与えるときは、以下の3点に注意しましょう。新生児期には特に意識してください。
温度を確認する
調乳が済んだら、飲ませる前に必ず温度を確認しましょう。ミルクが熱いとやけどしてしまいますし、冷たいと赤ちゃんの体温が下がってしまいます。温度は、手首の内側にミルクを少量垂らして測ります。人肌の温かさが適温です。
寝かせたまま授乳しない
授乳は、必ず赤ちゃんの頭を少し上げた状態で行いましょう。寝かせたまま飲ませると気管にミルクが入りやすいので、むせたり吐きやすくなります。吐いたミルクが耳に入ると中耳炎になる可能性もあるので、注意してください。母乳をあげるイメージで飲ませるといいですね。おっぱいの位置まで頭を上げると、赤ちゃんが飲みやすいです。
ゲップをさせる
飲ませ終わったら、必ずゲップをさせましょう。特にミルクの場合は飲む際に空気も一緒に入る割合が多くなるので、ゲップをしないと吐きやすいです。嘔吐物が詰まると窒息の原因となるので、忘れずにさせましょう。5分してもゲップしないときは、吐いたとき喉に詰まらないよう、背中にタオルなどを入れて横向きに寝かせてください。
授乳以外にも?粉ミルクの上手な活用法

粉ミルクは、赤ちゃんに飲ませる以外にも使い道があることをご存じですか?栄養満点なので、余ったときだけでなく、普段から活用してもいいですよ。おすすめの活用法をご紹介します。
離乳食に粉ミルクを活用しよう
粉ミルクで作った離乳食は、他に調味料を使わなくてもやさしい甘みでおいしく仕上がるので、ミルクの味に慣れている赤ちゃんが食べやすいというメリットがあります。また、必要な栄養素が全て摂れる、時短で作れるなど、いいことだらけ。栄養満点でおいしいメニューを手早く作りたいときにおすすめです。
コーヒー、紅茶に入れて
赤ちゃんだけでなく、大人の食べ物にも活用できます。もっとも簡単なのは、コーヒーや紅茶などのミルクとして使用すること。ただ、中には粉ミルクの油っぽさが気になるという方も。そんなときは、ココアに混ぜるのがおすすめです。ココアに含まれる油分とマッチして、油っぽさが気にならなくなります。
お菓子・料理にも使える
グラタンやシチューなどの乳製品を使った料理や、ホットケーキ、クッキー、パウンドケーキなどを作る際に牛乳の代用品として使用する方法もあります。ホットケーキやパウンドケーキは離乳食にもなるので、赤ちゃんに食べさせることを考えても、ぜひ粉ミルクを活用したいですね。
まとめ

母乳の代わりとなる粉ミルク。大切な時期の成長をサポートするものですから、赤ちゃんに合ったものを選んであげたいですね。価格やこだわるポイントなど、総合的に判断して決めてください。1日の分量など、注意点はしっかり守りながらも、赤ちゃんのペースに合わせて飲ませてあげましょう。余ったときは捨てずに上手に活用してくださいね。

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