転職で年金の未納期間があったら…もらえる年金って減っちゃうの?

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これまでに何回か転職を経験してきた私。次の雇用先の保険や年金に加入するまでに、間が空いているんだけど、将来的にもらえる年金って減っちゃうの?今からでも、未納期間分の年金を納めたほうが良いのかしら……そもそも、年金って過去にさかのぼって納めることができるのかな?
今回はそんな疑問をお持ちの方に年金の未納期間に関するコラムをお届けいたします。

■年金制度の仕組みとは

老後の生活設計の柱となる年金制度。いったい、どのような仕組みになっているのでしょうか?

日本の年金制度では、被保険者を立場によって第一号、第二号、第三号の3つに分けており、それによって納めるべき年金が異なります。会社員や公務員の方は第二号被保険者に該当し、厚生年金保険料を支払う必要があります。また、第二号被保険者の扶養に入っている方は第三号被保険者に該当し、扶養に入っている限り、保険料を納める必要がありません。ご主人様の扶養に入っている専業主婦の方などは、第三号被保険者にあたるということですね。自営業者や学生、失業者など、日本国内に住む20歳以上の方で第二号、第三号被保険者に該当しない方は、すべて第一号被保険者に該当します。第一号被保険者の場合は、ご自身で国民年金保険料を支払う必要があります。

日本の年金制度は家にたとえて説明されることが多く、会社にお勤めの方(被雇用者)は2階建ての年金制度といわれています。1階部分は(きちんと納付していれば)すべての方が受給対象となる「国民年金」、2階部分は被雇用者のみが受給対象となる「厚生年金」です。
会社勤めをされている方のなかには、「自分で年金を納めた覚えがない……」という方もいるかもしれませんが、ご安心ください。会社勤めの方は、毎月の給与から国民年金保険料を含めた厚生年金保険料が引かれており、みなさんに代わって会社が国に納めてくれているのです。
普段あまり給与明細を確認しない!という方は、あまり気にしたことがないかもしれませんね。

さて、転職時にいわゆる「働いていない期間」がある方は要注意です。

退職をして仕事をしていない期間は、第一号被保険者として、ご自身で国民年金を支払う必要があります。(ただし、配偶者の扶養に入る場合は第三号被保険者扱いになるので、その限りではありません。)よって、もしご自身で年金を納めた覚えがないという方は「未納期間」があるということです。なお、この働いてない期間は被雇用者ではないので、厚生年金に関しては納付する必要がありません。

■未納期間があったら、もらえる年金は減ってしまうの?

では未納期間があった場合、将来受け取れる年金額はどうなるのでしょうか?

当然20歳~60歳までの40年間満額支払った方と比較すると、未納期間に応じてもらえる年金額が減ってしまいます。現在、国民年金の満額受給額は780,100円です。780,100円は年額となりますので、月に直すと約65,000円となります。たとえ満額支払ったとしても、国民年金だけで生活することは厳しそうですので、未納期間によって年金額が減額になってしまうと、いよいよ厳しいということがお分かりいただけるのではないでしょうか。※厚生年金を支払っていた方は、支払った金額に応じて、上記金額にいくらか上乗せされます。

では仮に半年ほど未納期間があった場合は、どうなるのでしょうか?まず、納付期間1年あたりの国民年金の受給額を計算してみましょう。

780,100円÷40年=19,502.5円≒19,502円となります。これが納付期間1年あたりの年金受給額です。(計算上、端数は考慮していません)
つまり、1年間の未納期間があると、19,502円/年も受給額が減らされるということですね。仮に半年とすると、19.502円÷2=9,751円となります。よって、半年ほど未納期間がある場合は、満額受給者より9,751円も受給額が少なくなるということです。なお、年金を受給するためには、40年間ある納付期間のうち通算25年間保険料を納付している必要があります。今後は10年に短縮される見込みです。

■年金は過去にさかのぼって納付できるの?

ただでさえ受給額が少ない国民年金。会社勤めをしている方は厚生年金が上乗せされるとはいえ、少しでも年金額を維持したいですよね。そのためには、やはり未納状態を作らないということが重要になるかと思います。

では、未納期間がある方への救済制度はあるのでしょうか?

答えはYESです。一定期間までであれば、過去にさかのぼって給付することが可能です。これを後納と言いますが、過去5年間までの未納期間に関して、後納することができます。なお5年前までさかのぼることができるというのは平成30年9月までの時限措置となりますので、未納期間がある方はお早めに後納してくださいね。気になることがある方は、以下の日本年金機構の専用ダイヤルにお問い合わせください。

【国民年金保険料専用ダイヤル】
電話番号:0570-011-050
受付時間:月曜日 午前8時30分~午後7時00分
火曜~金曜日 午前8時30分~午後5時15分
第2土曜日 午前9時30分~午後4時00分

前述のとおり、年金は老後生活の大きな柱となります。よって少しでも多く受給できるよう、未納期間はないようにしましょうね!

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