『イオン飲料』子供への飲ませ過ぎに要注意!

『イオン飲料』子供への飲ませ過ぎに要注意!

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イオン飲料の飲ませすぎに注意

健康に良いイメージのある『イオン飲料』。夏休みに入り、気温が高い日は、熱中症対策としてスポーツドリンクや経口補水液などのイオン飲料をお子さんに飲ませる機会も増えることでしょう。

でも、実はイオン飲料を飲ませすぎると、健康に良いどころか、子供たちに悪影響を引き起こす恐れが!

今回はイオン飲料の過剰摂取による危険性や、摂取量の目安などについてご紹介しましょう。

イオン飲料を飲みすぎると虫歯やビタミンB欠乏症のリスクも

そもそもイオン飲料とは、カリウムやナトリウムなどの電解質が入っている飲み物のことで、成分や使い方などによっては、スポーツ飲料や経口補水液などと呼ばれます。

日本小児歯科学会や医学雑誌などによると、このイオン飲料を飲む習慣が多い子供は、ジュースを飲む習慣が多い子供と同様に、虫歯があることが多いと指摘されています。

イオン飲料は酸性で砂糖も多く含まれているため、口の中にたまっている状態が続くと歯のエナメル質が溶けて、虫歯になってしまうのです。

それに、イオン飲料を過剰摂取することでけいれんを起こしたり、ビタミンB1欠乏症となって脚気(かっけ)やウェルニッケ脳症を発症したりする危険性もあるのだそうです。

さらに、イオン飲料には『ペットボトル症候群』と呼ばれる急性の糖尿病を起こすことも危険視されています。このペットボトル症候群というのは、糖分を多く含む清涼飲料水(イオン飲料も含む)を過剰摂取することが原因で、吐き気、腹痛、意識がもうろうとする、といった症状が現れるものです。

1日の適切な摂取量を守って、健康を守ろう

イオン飲料の1日の摂取量の目安は以下のように言われています。

乳児:体重1kgあたり30~50ml 幼児:300~600ml 学童から成人:500ml~1,000ml

いかがですか? 以外に少ないですよね。

イオン飲料は基本的に、発熱などで大量の汗をかいたときなどに失われたミネラルを補給する目的で飲むのは良いのですが、普段の水分補給は水や麦茶などにしておいたほうがいいかもしれませんね。

なお、同じイオン飲料の中でも、熱中症対策などで知られる経口補水液の場合は、一般的なイオン飲料よりも電解質濃度が高く、糖濃度が低いのが特徴。

そのため子供の発熱、下痢、嘔吐などによる脱水等の症状には、スポーツドリンクなどのイオン飲料よりも『OS-1』」などの経口補水液を飲ませることをおすすめします。

しかし、経口補水液は塩分が多いため、治療の目的ではなく日常的に飲んでしまうと、塩分の過剰摂取の原因になることもあり注意が必要です。脱水症状には経口補水液は効果的ですが、日常的に過剰摂取をしないように適量を守って飲ませるようにしましょうね!

大人用のイオン飲料をそのまま飲ませるのはNG

このように、市販のイオン飲料は、大人用であり成分濃度が高いため、小さな子供には飲ませないほうがよさそうです。

もし子供に飲ませる場合は、和光堂の『アクアライト』など幼児向けのイオン飲料を飲ませるか、手作りイオン飲料を作って与えてあげるのがおすすめです。

飲ませるときは、体重10kgあたり500mlを、3時間から4時間かけて飲ませてあげます。少量からスタートし、30分毎に量を少しずつ増やしていくと良いようです。

【手作りイオン飲料の作り方】 白湯 1500ml (500ml) 砂糖  60g(20g) 塩   3g(1g)

引用:ながさきこどもクリニック

お好みでみかんやレモンやグレープフルーツなどのしぼり汁を入れてもよさそうです。

手作りは簡単で安心です。お子さんが下痢や嘔吐などになったときや、熱中症対策にぜひお試しあれ。

なんとなく「病気のときに飲むものだから栄養がありそう」などとよいイメージがあるイオン飲料ですが、失われたミネラルや糖分、塩分を補給することができても、ビタミンなどの栄養が入っているわけではありません。

日常的な水分補給は水や麦茶で充分! 本来のイオン飲料の目的を理解したうえで、適量を適切な形でお子様に摂取させるようにパパやママがよく注意してあげましょうね。

PHOTO/Teneresa/Shutterstock 参照/ 朝日新聞デジタル「イオン飲料は栄養満点?」 NIKKEI STYLE「イオン飲料、子どもには注意 ビタミンB1の不足誘発」 MEDLEY「10-30代に突然発症する「ペットボトル症候群」とは」 経口補水液OS1「気をつけよう!幼児・乳児の脱水状態」 経口補水液OS1「スポーツドリンクとなにがちがいますか」 和光堂「アクアライト」

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