女性が活躍できる会社は男性も活躍できる。働き方改革に挑む大同生命の軌跡

女性が活躍できる会社は男性も活躍できる。働き方改革に挑む大同生命の軌跡

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退職した社員を再雇用するジョブリターン制度によって、転勤後の働き方に選択肢が残されているという心強さはありました。(岩尾)
―最後に、そんな大同生命の現場で働く社員の方にもお話をお伺いしたいと思います。岩尾圭子さんは、育児などを理由に退職した社員を再雇用するジョブリターン制度、西山拓人さんは育児休業制度を利用されたことがあるそうですね。

岩尾:はい。私は当時、広島で働いていましたが、2009年に夫の転勤のため一度退職し、他社に転職しました。その後、ジョブリターン制度を利用して2014年に復職、いまに至っています。

岩尾圭子さん
―ジョブリターン制度は、他社への転職の後でも利用できるんですね。社内でも結構使われている制度なんですか?

岩尾:はい。私も何人か知っています。退職する前に登録をしておく必要があるのですが、パソコンからワンクリックするだけの手軽なものです。ジョブリターン制度のおかげで、転勤後の働き方に選択肢が残されているという心強さはありました。あらためて受け入れていただいたのはありがたかったですし、制度の充実に安心を感じることはたくさんあります。

―5年ぶりに復職されたことでの苦労はありましたか?

岩尾:「リミット 21」が「リミット20」になっていたことや、ペーパーレス化で書類仕事が楽になるなど、労働環境がさらに改善していたことに驚きました。以前は上司に申請して残業をすることも多かったのですが、そんな雰囲気もなくなっていました。最近はみんな「どうやったら早く帰れるか」を、前向きに考えている気がしますね。

―少しいじわるな質問で恐縮ですが、たとえば「抜け道」はないのでしょうか? ノートパソコンを持ち帰って自宅で仕事をする可能性もありますよね。

岩尾:残業する場合も休日に働く場合も申請が必要で、申請をしないとパソコンは一切動かないんです。また、セキュリティ上、データだけ持ち帰ることも不可能なんですよね。

西山:在宅勤務用のパソコンもあるのですが、これも20時以降や休日はシャットダウンするんですよ(笑)。
妻の出産に対する不安を少しでも解消できればと思い、育休を取得しました。(西山)
―本当にパソコンのシャットダウンを徹底しているんですね(笑)。ちなみに、西山さんは育児休業を利用されたこともあると伺いました。男性の育児休業取得に関して抵抗はなかったのでしょうか?

西山:私は5歳と2歳の子どもがいて、2人目が生まれたタイミングで育児休業を取らせてもらいました。振り返ってみれば、1人目のときより2人目のときのほうが、会社の雰囲気が変わっていて、周りにいる男性社員も自然と育休を取得するようになったと感じますね。

西山拓人さん
―だいたいみなさん、何日くらいの育休を取得されるのでしょうか?

西山:人によって取得期間はまちまちですが、子どもが生まれてから8週間以内であれば、最大2週間まで有給で育休を取得することができます。1人目のときは、職場から妻の実家が近かったので、育休を取得しなくてもなんとかなりました。ただ、2人目のときは転勤して実家も遠くなっていたので、妻も不安そうでした。少しでも妻の不安を解消できればと思い、育休を取得しました。男性も育休を取得できる会社ということで、妻の不安も少しは和らいだのではないかと思います。
想像以上に経営陣も真剣に改革に取り組んでいます。本音と建前じゃなく、みんな本気で挑んでいることが社員に伝わっているのかもしれません。(大枝)
―うらやましく思うほど、大同生命の社員の方々は制度改革の恩恵を受けていらっしゃるように見えます。そんななかであえて、会社に対してさらに望むことはありますか?

西山:制度面での要望はいまのところ思いつかないですね。

―素晴らしいですね。岩尾さんはいかがですか?

岩尾:私は特にないことはないかな(笑)。弊社には、育児休業の延長やベビーシッターの割引クーポンなど、子育てに気を遣ってもらえる制度がたくさんあります。でも、そもそも保育園に子どもを入れられず復職できない方もたくさんいます。なので、理想を言うならば、各支社に保育室や、病気の際のサポート体制があるととても助かりますね。あとは、子どもが小学生になると、夜7時までしか学童保育所で預かってもらえない「小1の壁」っていう問題があるんです。だから長時間の仕事が難しくなる。実際に私自身も不安を感じる部分なので、うまく調整していけたらと思っています。

大枝:二人の話を聞いていて、「イクメン企業アワード」に応募したことが、すごく勉強になったことを思い出しました。申し込みフォームに、育休やサポートに対するさまざまなチェック項目があったのですが、それを一つひとつ入力していくことで、「ここができていない」というポイント、あるいは「これはできている」というポイントを振り返ることができたんです。同じように社員の生の声からも学ぶことは多いです。

―今日のお話を聞いて、時代の流れよりいち早くさまざまな制度を取り入れられている会社の動き方、そして、社員の方々がなるべく早く順応しようとする姿勢が印象的でした。

大枝:ありがとうございます。経営陣は真剣に改革に取り組んでいるので、それが社員に伝わっているのかもしれないですね。あとはやはり「何でも真面目にやり続ける」。このことが会社や社員を変化させるための一番の秘訣かもしれません。

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