赤ちゃんが笑わない!? そんな時に考えられる原因、赤ちゃんの笑顔を引き出すコツとは?

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赤ちゃんが笑わない?

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赤ちゃんの笑顔を見たり、あやした時に「キャッキャッ」と出す笑い声を聞いたりすると、自然に笑顔になってしまったり、疲れが吹き飛ぶような気持ちになるパパ・ママも多いのではないでしょうか?赤ちゃんの笑顔には周りの大人を癒し、幸せにするパワーが秘められています。

それだけに、自分の赤ちゃんに笑顔があまり見られない、無表情であることが多いと不安に思う人も多いかもしれません。また、何か病気や発達障害の前兆かもしれないの?と心配になる方もいると思います。

この記事では、赤ちゃんが笑わないときの原因や、どうしたら笑顔を引き出すことができるのかを詳しくご紹介していきます。

赤ちゃんが笑わないとき、まず考えられる原因は?

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赤ちゃんが笑わない原因には何があるのでしょうか。赤ちゃんがあまり笑っていないかも?と思った時、まず確かめてみるべきことは親子のコミュニケーションが十分かどうか、ということです。

赤ちゃんは、まだ自分で言葉を使ってパパ・ママとやりとりすることができません。ですが、赤ちゃんは抱っこなどのスキンシップや、パパ・ママからの声かけなどをきちんと感じ取っています。そしてこのような関わり一つひとつが、赤ちゃんの表情や感情表現の発達に結び付いています。

そのため、パパ・ママが赤ちゃんのお世話をする時に不安そうな顔をしたり、イライラした状態のままであったり、ただ無言で赤ちゃんを抱っこしたりすることが続いてしまうと、赤ちゃんの笑顔は次第に少なくなってしまいます。

また、赤ちゃんが笑わない原因として、病気や発達障害などの可能性があるのでは?と思うパパ・ママも少なくないと思います。赤ちゃんの笑顔と病気・発達障害の関係性については、後ほど詳しくご説明します。

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参考書籍:今井 和子/監『0・1・2歳児の担任になったら読む本 育ちの理解と指導計画 』(教育技術新幼児と保育MOOK) 2014年/小学館

赤ちゃんの笑顔はどう発達していくの?

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そもそも、赤ちゃんの笑顔はどのように発達し、豊かな表情につながっていくのでしょうか。赤ちゃんの時に見られる笑顔は、生後間もなくの新生児微笑から始まり、社会的微笑、社会的・選択的微笑の3つの段階を経て発達していきます。

以下、それぞれがどのような笑い方で、いつごろ見ることができるのかご紹介します。

新生児微笑は、生まれた直後から生後1~2ヶ月ころまで見られます。「微笑」という名が付いていますが、正確には赤ちゃんが微笑んでいるようにみえる現象です。つまり、赤ちゃんが「嬉しい」「楽しい」などと感じているから微笑んでいるという訳ではありません。単に神経の反射として顔の筋肉を引きつらせている様子が笑顔のように見えるのです。

ですが、周りの大人が新生児微笑を目の当たりにすると、「赤ちゃんが笑った!」と赤ちゃんへの愛おしさが増したり、もっと笑ってほしいからたくさんあやしたくなったりします。新生児微笑は生理的なものであるとはいえ、周りの大人を赤ちゃんに惹きつけるパワーがあるのです。

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参考書籍:汐見稔幸/著『0~3歳 能力を育てる 好奇心を引き出す 』2016年/主婦の友社

http://www.mcfh.or.jp/

参考:公益財団法人母子衛生研究会「赤ちゃん&子育てインフォ」

生後3ヶ月ころになると、赤ちゃんは抱っこなどをされると微笑みを返すようになります。これを社会的微笑、または3ヶ月微笑と言います。人の顔によく反応しますが、この時期の社会的微笑はパパ・ママのような身近な大人だけでなく、比較的誰に対しても微笑みを向けます。

また、母子健康手帳にも生後3~4ヶ月頃の項目に「あやすとよく笑いますか」とあるように、社会的微笑の出現は発達状況の目安にもなります。

http://www.mhlw.go.jp/shingi/2002/01/dl/s0115-2a2.pdf

参考:厚生労働省-母子健康手帳について(省令様式)

それまであまり区別せず色々な人に笑顔を見せていた赤ちゃんが、生後6ヶ月ほどになると、笑顔を見せる人を自分の意思で選択していくようになります。

つまり、パパ・ママなどいつも身近にいてあやしてくれたりお世話してくれたりする人を認識し、その人に対してはよく笑いかけてくれるようになります。一方で、初対面の人やたまにしか会わない人に対しては、ただじっと見つめたり、緊張したような表情を見せたりすることもあります。

また、生後6ヶ月ころになると、多くの赤ちゃんは首の据わりが安定してくると思います。首の据わりがしっかりすると、声の通りもよくなります。そのため、よりはっきりとした笑い声を聞くことができるようにもなります。

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参考書籍:河原紀子監/『0歳~6歳子どもの発達と保育の本』2011年/Gakken保育Books

笑顔のやり取りは赤ちゃんにとってどんな意味があるの?

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そもそも、にこっと笑顔を見せたり、笑い声を出すということは、赤ちゃんにどんなことをもたらすのでしょうか。

先ほども触れたように、生まれたばかりの赤ちゃんが、言葉を使ってコミュニケーションを取ることはできません。ですが、パパ・ママが笑顔で自分を見て、話しかけ、お世話してくれているということはきちんと理解しています。そして、このようなやり取りの中で「私は愛されているんだ」という自尊感情をはぐくんでいきます。

また、赤ちゃんは自分が笑った時にパパ・ママが笑い返してくれると、嬉しくて楽しい気持ちになります。ここから、人とコミュニケーションを取る楽しさにも気付いていきます。

赤ちゃんは成長とともにしっかりとした笑い声を出すようになります。笑いを声に出すことで、舌や喉の動かし方、息継ぎの仕方など、ゆくゆく言葉を使う時に必要となる体の使い方を習得していきます。

パパ・ママと赤ちゃんとの間で笑顔いっぱいのやりとりが増えると、赤ちゃんの中で「楽しい」「嬉しい」というような快の感情が増えていきます。快の感情が増え、笑顔が増えると、気持ちが解放され、不快な思いをしたり要求が満たされなかったことでたまったストレスも解消することができ、心身の健康が促されます。

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参考書籍:今井 和子/監『0・1・2歳児の担任になったら読む本 育ちの理解と指導計画 』(教育技術新幼児と保育MOOK) 2014年/小学館

赤ちゃんが笑わない…病気や障害が不安で気になる時は?

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赤ちゃんが笑わない、笑顔を見せない様子が見られると、何か発達に問題があるの?と不安に思うパパ・ママも少なくないと思います。

先ほど新生児微笑は生後1~2ヶ月頃までに見られ、社会的微笑は生後3ヶ月頃から見られる、などとご説明しましたが、これはあくまでも発達の目安です。赤ちゃんの発達には大きな個人差があります。そのため、先ほど挙げた月齢になっても赤ちゃんが笑わない、ということがあっても、それだけで過剰に心配することはありません。

また、パパ・ママの中には、「赤ちゃんが笑わない=自閉症スペクトラムかも?」と不安になる方もいるかもしれません。確かに、自閉症スペクトラムの子どもには、呼びかけやあやしに対してあまり反応がない、抱き上げても喜ぶ様子があまりないというような特徴が見られる場合があります。

ですが、赤ちゃんがあまり笑っていないかも?と感じたとしても、それだけで発達障害やその他の病気であるなどと断定することはできません。また、自閉症スペクトラムの場合、診断がついたり、はっきりと特性が現れるのは3~5歳頃が多いとされています。そのため、生後まもない赤ちゃんに発達障害があるかどうかは、現在の医学では確定できません。

以上のことを踏まえ、それでも不安が残る場合や、赤ちゃんが笑わないということに加えて他にも気になる様子が見られる場合は、一度小児科や保健所へ相談することをおすすめします。

一度専門家に赤ちゃんがどのような様子か相談してみるだけでも、不安や困りごとが解消されることがあります。また、赤ちゃんの笑顔を引き出すコツやコミュニケーションの取り方についても教えてもらうことができます。

笑ったり、泣いたりすることが極端に少ない赤ちゃんを、サイレントベビーと呼ぶことがあります。笑顔が出ないだけでなく、泣くことも極端にない場合、サイレントベビーの可能性があるかもしれません。

赤ちゃんがサイレントベビーになる原因は、周りの大人の関わり方や環境が影響しているという説があります。

・赤ちゃんに笑顔をあまり見せないでお世話をしている
・赤ちゃんが泣いた時に原因を探らないまま叱っている
・育児書に頼りっきりになってしまい、育児書通りにうまくいかないと不満を口にしたり、赤ちゃんにあたってしまったりしている
・テレビやスマホを赤ちゃんに多く見せてしまっている

例えば、赤ちゃんを取り巻く環境がこのような状態にあると、赤ちゃんがコミュニケーションの楽しさに気付く機会があまりありません。そのため、泣いたり笑ったりというような感情表現が見られなくなってしまう場合があるのではないかと考えられています。

サイレントベビーの多くは、パパ・ママが赤ちゃんに向き合い、愛情たっぷりお世話する大切さを意識して子育てすることで改善するケースが多いようです。

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参考書籍:片岡 直樹著/『テレビを消したら赤ちゃんがしゃべった!笑った!―音と光が言葉遅れの子を つくる 』2009年/メタモル出版

赤ちゃんの笑いを引き出すコミュニケーションの取り方は?

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では、赤ちゃんが笑わない場合、笑顔を引き出していくためにはどのようにコミュニケーションを取っていけばよいのでしょうか。いくつかポイントとコツをご紹介します。

赤ちゃんの笑顔を増やしたい、表情豊かな子どもに育てたいと思うのであれば、子育てをする大人自身が笑顔で赤ちゃんに接していくことが大切です。

赤ちゃんはあやしてくれる人の表情をよく見ています。発達が不安なあまり、心配そうにあやしたり、ストレスを抱えた状態であやしたりすると赤ちゃんもその不安やストレスを敏感に感じ取ります。このようなあやし方を続けていると、赤ちゃんはあやしてくれるパパ・ママに笑顔を見せることが少なくなり、表情が乏しくなることがあります。

赤ちゃんの笑顔を引き出すには、パパ・ママ自身が明るい気持ちでいられる環境を作り、赤ちゃんに対して自然と笑顔をみせられることが何より大切なのです。

赤ちゃんに対して「おっぱいたくさん飲んでお腹いっぱいだね」「おむつを替えて、すっきりしたね」などと赤ちゃんの気持ちを代弁するようにたくさん語りかけてあげましょう。また、赤ちゃんが「うーうー」「あーあー」などと声を出したら、そっくりそのまま真似して返してみましょう。

パパ・ママから赤ちゃんにたくさん関わりかけることで、赤ちゃんは自分が発したことに応えてくれる人がいると感じ、そのやりとりを楽しいと感じます。このような語りかけやオウム返しの繰り返しによって、赤ちゃんの表情や感情がどんどん豊かになっていきます。

テレビやスマートフォンは、子ども向けのコンテンツもたくさん登場しているので、子どもも夢中になって見てくれますよね。そのため、家事を進めたいときや1人で落ち着きたい時など、テレビやスマートフォンに子どもの相手をしてもらう、なんて時もあると思います。

ですが、テレビやスマートフォンは画面から一方的に刺激が与えられるものです。赤ちゃんがテレビやスマートフォンを見て笑ったとしても、これらの電子機器は赤ちゃんの笑いや反応一つひとつに対応している訳ではありません。それゆえに、テレビやスマートフォンに頼りすぎてしまうと、赤ちゃんの笑いや表情の豊かさを奪ってしまう可能性があります。

赤ちゃんにはできるだけパパ・ママや周りの大人含め、人との交流を大切にしてあげましょう。そうすることで、赤ちゃんの笑顔を引き出し、表情豊かな子どもに育てることができます。

ここまで見てきて、「子どもにはちゃんと笑顔で接しているし、語りかけもしている。なのにあまり笑わないのはなぜ…?」と思っているパパ・ママもいるかもしれません。そんな時は、赤ちゃんのあやし方を色々試してみることをおすすめします。

特に、他の大人にあやされた時は笑うのに、自分があやすと笑わないという場合は、あやし方が赤ちゃんの好みではない可能性があります。赤ちゃんとはいえ一人の人間なので、当然一人ひとり好みも変わってきます。

中には、母親の自分には笑ってくれないのに保育士には笑う、という悩みをもっていた方が、抱っこの仕方を変えたことで自分にも笑ってくれるようになった、という体験談もあります。

http://www.mcfh.or.jp/

公益財団法人母子衛生研究会「赤ちゃん&子育てインフォ」

パパ・ママと赤ちゃんに負担がかからない程度に、あやし方や赤ちゃんへの接し方を色々試してみるのも一つの手です。

まとめ

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赤ちゃんの笑いは、周りの大人を幸せにするだけでなく、赤ちゃん自身が健やかに育つために必要です。赤ちゃんの発達には個人差がつきものなので、なかなか笑わなくて気になる場合であっても不安になりすぎることはありません。

それでも赤ちゃんが笑わないな?と感じた時は、パパ・ママがにこやかに赤ちゃんと接することができているか、細やかなコミュニケーションがとれているか、あたたかなスキンシップがとれているかについて、日々の子育てを振り返ってみましょう。振り返る中で何か思い当たる点があったら、その点を意識して子育てに取り組んでいくことで、赤ちゃんの笑顔を増やすことができるかもしれません。

子育ては楽しくて幸せなことである一方、わからないことや予想外のこと、イライラしてしまうこともたくさんありますよね。そのためいつも笑顔で赤ちゃんに接することは、とても難しいことです。ですが、パパ・ママが笑顔で子育てをすることが、赤ちゃんの笑顔を引き出す最も簡単で大切な方法です。誰かを頼ったり、相談したり、時にリフレッシュしたりしながら、パパ・ママも赤ちゃんも笑顔で子育てをしていきたいですね。

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