公務員も個人型確定拠出年金の対象に!そのポイントとは?

公務員も個人型確定拠出年金の対象に!そのポイントとは?

Bu facebook
Bu twitter

今年(2017年1月)から対象が拡大される、個人型確定拠出年金(iDeCo)。公務員の私も対象になるみたいだけど、いったいどのようなものなの?

■2015年の年金制度一元化による、公務員への影響度とは?

みなさん、iDeCoということばを聞いたことはありますでしょうか?

「individual-type Defined Contribution pension plan」の略で、いわゆる「個人型確定拠出年金」のことです。本来は、自営業者や退職金のない会社員のための退職金作りの制度ですが、今年より公務員も加入できるようになりました。この制度改正の伏線として、2015年の年金制度の一元化があります。

ここで、年金制度の一元化に関して、どのような内容だったのか振り返ってみたいと思います。かつて、公務員の方の年金制度は「共済年金」、会社員の年金制度は「厚生年金」でした。そして、共済年金が厚生年金に吸収され、一元化(統一)されたのが「年金制度の一元化」です。

では、一元化によって大きく変わった点は何でしょうか?

大きな点は、「職域加算」という共済年金独自の上乗せ制度の廃止です。厚生年金も共済年金も、どちらも報酬比例という仕組みを取っていました。言い換えるならば、現職時代の収入が高い方は現職時代の保険料が高く、その分将来の受け取り額が多くなるという仕組みのことです。

さて、同じ収入の公務員と会社員がいた場合、将来の年金額は同じでしょうか?

以前は、「職域加算」という上乗せ制度があったので、公務員の方のほうが年金を多く受け取ることができました。しかし、年金制度の一元化によって、この上乗せ部分である「職域加算」が廃止されたにも関わらず、毎月の保険料は上がることになります。なぜならば、厚生年金と共済年金を比較した場合、共済年金のほうが保険料率が低かったためです。一元化によって厚生年金の保険料率と合わせることになり、また、厚生年金の保険料は毎年上がっていくことから、公務員からするとこれまでよりも保険料が上がるというわけですね。つまり、「受け取り額は減って、毎月のかけ金は上がる」ということです。公務員にとっては、年金制度の一元化は厳しい制度改正と言えそうですね。

ここで気になるのは、以前かけてきた分の職域加算ですよね。今までかけてきた分は、将来の受け取り額にきちんと反映されます。職域加算の廃止によって、今までかけてきた分までなくなるわけではありませんので、ご安心ください!また、「職域加算」に代わる優遇制度として、「年金払い退職給付」という別の上乗せ制度が誕生しました。とはいえ、保険料(かけ金)は通常の厚生年金保険料の他に支払う必要があるなど、職域加算とは異なりますのでご注意ください。

このように、年金制度の一元化により、公務員も自分の老後資金を準備するための自助努力の必要性が高まりました。こういった、「私的年金作り」をバックアップするために、公務員もiDeCoの加入対象になったということですね。

■公務員のかけ金限度額とは?

そんなiDeCoですが、税制メリットがとても高いので、ぜひ公務員の方にも積極的に利用して頂くことをおすすめしています!とはいえ、拠出額には上限があるので注意が必要です。公務員の方の拠出額の上限は、月額12,000円です。仮に、満額の12,000円を拠出したとして、年額144,000円です。そして、この144,000円が全て所得控除扱いになります。所得税の税率が20%の方の場合、144,000円×20%=28,800円が年末調整や確定申告で戻ってくるということですね。また、この所得控除は、住民税にも適用されます。住民税の税率が10%とすると、144,000円×10%=14,400円です。こちらは、翌年の住民税から引かれる(支払住民税が安くなる)ことになりますが、所得税と合計すると、43,200円が戻ってくるイメージですね。利回りで考えると、30%という考えられないような高利回りですね!

なお、「運用商品を自分で選ぶ」という点が心配な方もいらっしゃるかと思います。確定拠出年金の商品には、元本保証型の預金タイプがありますので、「投資のリスクはとりたくない!」という方もぜひ活用してみてください。もちろん、元本保証型を選択した場合でも、上記の所得控除を活用することが可能です!

とはいえ、そもそも月額12,000円と上限額も少額です。運用中の利益は、非課税となりますので、ぜひ運用にチャレンジすることをおすすめします。「仮に運用で損失が出たとしても、所得控除で戻ってくる税金額を考えると、実質的な損失補てんが受けられる!」 というように考えて頂くことで、運用への恐怖心を下げることができるかもしれませんね。職場結婚の方などは、ご夫婦どちらも利用することが可能ですので、ぜひ積極的に活用して老後資金を備えていきましょうね!

iDeCoに関しては、こちらもあわせて読んでみてくださいね。

関連コラム:「今おすすめ!「iDeCo(イデコ)」を知っていますか?

元のサイトを見る

関連する記事

この記事のキーワード

RANKING
YESTERDAY

WHAT'S CHIENOWA?

staff_pickup