和食マナーの基本のキ!ご飯と味噌汁の正しい位置、知ってる?

和食マナーの基本のキ!ご飯と味噌汁の正しい位置、知ってる?

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和食の配膳には、じつはいろいろな理由があります。たとえば、ご飯と味噌汁の位置、ご存じですか?毎日の食卓でも正しい配膳ができるよう見直してみましょう!今回は、ご飯と味噌汁の正しい位置や、配膳マナーについてまとめました。

ご飯と味噌汁の正しい位置って?

和食の配膳位置って正しく知っていますか?最近SNSに自宅での食事の写真を載せる有名人も多いですが、配膳位置が間違っており、それがきっかけで炎上してしまっている様子を見かけたことがあります。

炎上とまでいくと極端な話ではありますが、SNSでの私生活の公開が当たり前になっている昨今、有名人でなくても、自炊の食卓写真をSNSに載せているという方は多いのではないでしょうか。もしかすると、あなたも知らない間に間違った配膳で恥ずかしい思いをしてしまっているかもしれません。

実はなかなか奥が深いこの配膳。毎食いただく白米の入った茶碗と味噌汁などの汁物の位置が基本になってきます。

いまさら人には聞けないという方も、今一度きちんと学びたいという方も、配膳位置の歴史や成り立ちを知り、和食のマナーである配膳についてきちんと学び直してみましょう!

味噌汁は右?左?

子どものときに、親や先生からお箸を持つのが右手、お茶碗を持つのが左手、と教えてもらった記憶がある方も多くいるかと思います。

左手にお茶碗、ということは茶碗と対になる味噌汁が入った汁物椀は右に置くのが基本です。子どものときはそもそも右と左を覚えることがメインで正しい配膳は意識していなかったかもしれません。

配膳とは食べやすい場所に食事を置くと自然と左に茶碗、右に汁物になる、という認識の方も多いのではないでしょうか。覚え方としてはそれで問題ないのですが、せっかくなら日本人としての和食のマナーである配膳は正しく理解したうえで覚えたいところです。

左に茶碗、右に汁物をベースにおかずの位置や副菜の位置が決まってくるので、まずこの茶碗と汁物の位置はしっかり意識してください。

ちなみにお酒を飲む場合の配膳では、茶碗の位置にお酒を置きます。そしてご飯ものは最後に食べるので、あとから配膳します。

なんで決まりがあるの?

和食の献立では、一汁三菜を基本とし、また理想的な食卓としています。ご飯などの主食、味噌汁などの一汁、メインのおかずである主菜、煮物や和え物などの副菜、副々菜です。

手前左にご飯、手前右に汁物、右奥に主菜、左奥に副菜、中奥に副々菜を配膳します。お漬物は真ん中に置きますが、これは一汁三菜に含まれません。

左に茶碗、右に汁物という基本の由来には諸説ありますが、左上位という考え方が有力です。左上位の考え方は飛鳥時代に中国から伝わり、日本にも広がったと言われています。
皇帝から見ると、日は左である東から昇って右である西に沈むため、日の昇る東は沈む西よりも尊くなり、左が右よりも上位とされると考えられたそうです。

皇帝や御所から見た場合を基準とするため左右が逆になりややこしいですが、京都でも地図を見るとこの考え方が取り入れられているのが分かります。

例えば、右京区と左京区が逆になっているのは有名ですよね。この左上位に基づいて配膳をすると、主食であるご飯の入った茶碗が上位である左に配置することになります。茶碗が左、汁物が右というところまでは平安時代に確立させたそうです。

また、茶椀と汁物以外を含めた配膳位置は幕末以降に武家による礼法として伝わり、一般家庭でも広がっていきました。

茶碗にお米が残っていると目が潰れるという言い伝えにもありますが、日本では主食とする米を大切に考えてきていたことがよく分かります。長年伝えられてきた配膳を日本の伝統文化として、きちんとした形で次の世代の子どもたちへも伝えていきたいですね。

その他には、汁物が茶碗の奥にあると汁物を手に持ち上げて口に運ぶとき上位のご飯茶碗の上をまたぐので無作法だという説もあります。これもご飯の入った茶碗が上位というところは変わりません。

他には、一般的に汁椀は高さが低いので奥にある主菜を取りやすいように右手前に置いているという説もあります。これは食べやすさを重視しているという説ですね。

じゃあ、左利きの場合はどうするの?

それでは、左利きの人の場合は、配膳も逆になるのでしょうか?答えは箸の向きだけ逆にして、配膳の位置はそのままです。そもそも配膳を逆に置くのはお供えの場合のみで、それ以外で逆に置くのはマナー違反です。

配膳だけでなく、日本の習慣は右利きの人が使いやすいものが多いですよね。左利きの人にとっては、右利きの人用の配膳だと手がクロスしてしまったり、食べにくさを感じてしまう場合もあるかと思います。

左利きの人は、右利きの人用の配膳で慣れるか、食事のときだけ右手でお箸を持てるように練習してしまうのが後々を考えると楽なようです。

お店などでの食事の場合は、店員さんはお客さんが右利きか左利きかはわからないので右利きの人用の配膳で食べるしかありません。ですが、自宅などの場合は家族も左利きだとわかっているので、食べやすさを優先して食事を楽しむのもひとつの考え方です。

しかしながら、配膳を変える場合は、正しい配膳位置を理解し、マナーを考慮した配慮が必要だということは忘れずにしましょうね。

地域によって違うの?

配膳の位置は基本的には全国共通です。家庭科の教科書にも正しい配膳は載っているので、地域によって全く違うということはありません。

まれにメニューによっては副菜などの位置が違う場合もあるようですが、茶碗が左で汁物が右というルールは同じです。ただ、ご家庭での独自ルールもあったりするので、一度正式にはどこに置くのか確認しておくと安心ですね。

ちなみにそばやうどんの場合は?

そばやうどんには特に明確なルールは定義されていないようです。

ちなみに、ざるそばなどでは、ざるなどの麺の入った器を左、そばちょこなどのつけ汁を右に置くことが多いです。主食が左というルール上は正しいのですが、この置き方だと食べにくいので、つけ麺などの場合は逆で置かれることもあります。

かやくごはんなどが付いてくる和食のごはんセットでは、主食がかやくごはんになるのでうどんの丼は右に置きます。そして、親子丼やかつ丼のような丼では、左に丼椀を置き右に味噌汁などの汁物を置くのがマナーです。これらも、米が左で汁物は右という基本ルールと同じですので、やはりきちんと基本を押さえておきたいですね。

正しい配膳で品のある食事を

いかがでしたか?正しい配膳位置を覚えるのは少し面倒かも知れませんが、成り立ちや歴史を知ると覚えやすくなります。

レストランなどで洋食のマナーは学ぶ機会がありますが、毎日の食卓だと見落としがちな和食こそ、きちんとJapanese Table Mannerとして見直したいですよね。そして、自宅でごはんを食べるときには、ぜひ箸置きも使ってください。特に子どものいる家庭では、箸置きを日常的に使用する子どもは賢い傾向があるそうです。

正しい配膳を覚えたら、正しい箸の持ち方や正しい食べる順番なども見直してみてはいかがでしょうか。懐石料理では一番おいしく感じられる順番でお料理が運ばれてきたり、同じ皿に盛りつけてある刺身の中でも食べる順が決まっていたり、と奥が深い決まりが多くあります。

毎日の当たり前の生活で自然とマナーが身に付けば、勉強する必要がないだけでなくスマートな食生活が送れます。和食のマナーには色々ありますが、まずは毎日の配膳を気にかけてみてください。きっと品のある食事が楽しめるようになりますよ。
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