「ママがキャリアビジョンをきちんと描くことを、当たり前に」

「ママがキャリアビジョンをきちんと描くことを、当たり前に」

クレディセゾンの制度#7:ワーキングマザーのための仕事と育児の両立支援セミナー/2017年9月7日公開

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クレディセゾンでは、ママ社員を対象に、仕事と育児を両立するためのコツやノウハウを学ぶセミナーを開催しています。専門の外部講師の方をお招きし、タイムマネジメントのコツや、職場と家庭でのコミュニケーションスキル、そして今後のキャリアプランの描き方まで、働くママが悩みがちな課題について考える機会です。今回は、今年7月に小学6年生までの子どもを持つママ社員を対象に開催されたセミナーの様子をレポートします。

文:栗田 宏美(CHIENOWA)
その日その日を生き抜くママが、立ち止まって自分のキャリアを考えられる時間
クレディセゾンは社員の7割が女性で、たくさんのワーキングマザーがいます。育児休暇からの復職率はほぼ100%。「ママが働き続けること」が当たり前になりつつある状況の中で、次の課題は「ママがキャリアビジョンをきちんと描いていくこと」。そのために、労使共催で毎年行われているのがこの「ワーキングマザーのための仕事と育児の支援セミナー(通称:ワーマザセミナー)」です。今回集まったのは、小学校6年生までの子を持つ女性社員の中から、受講を希望した48名のママたちでした。

当社では育児休暇は最長3年まで取得でき、育児理由の短時間勤務制度は子どもが小学校4年生になるまで利用できます。私も昨年出産しましたが、育児しながら働き続けられるための土壌・制度が整っているクレディセゾンだからこそ、特に不安なく復職することができました。しかし、育児と仕事に追われながら、忙しく日々を送り、自分のための時間……特に自分の「これから」を考える時間はなかなか取れません。ワーマザセミナーは、そんな私のような「その日その日を乗り切るのが精一杯なワーママ」にとって、とてもありがたい機会となりました。
「自分の強みは何?」「自分に求められていることは何?」現状分析がキャリアデザインの第一歩
今回の講師は、延べ13,000人以上のキャリアカウンセリングをしてきたという、株式会社キャリエーラの藤井佐和子さん。藤井さん自身も女性としてキャリアを積んできた経験をふまえて、わかりやすく伝えてくれました。印象的だったのは、「人生100年時代、80歳まで仕事をする未来が見えてきたいま、稼ぐ力をつけたほうがいい」という藤井さんのお言葉です。長寿化による社会構造の変化を指摘し、人生設計のイノベーションの必要性を説くリンダ・グラットンの著書『LIFE SHIFT 100年時代の人生戦略』にもあったように 、戦略が必要という言葉に、深くうなずけました。「教育→仕事→引退」の考え方が崩壊しつつある現代。そんな時代で生き抜くためには、どんなに日常が忙しくても立ち止まって自分の立ち位置を見つめなおすこと、内省することが必要だと感じました。少し先を見据えた自分のワークライフバランスを見つめなおすことで、「3年後どんな自分になっていたいか?」「5年後はどうか?」とイメージし、グループで意見交換をしました。

藤井佐和子さん(株式会社キャリエーラ)
座学では、キャリアプランに対してロジカルにアプローチするためのさまざまなフレームワークが登場しました。たとえば、「カッツの理論」。①「対人関係能力」であるヒューマンスキル ②「専門能力」であるテクニカルスキル ③「概念化能力」であるコンセプチュアルスキル、この3
つを意識する必要があるとのこと。なかでも特に重要なのは、周囲で起きている事象や状況をとらえ、問題の本質をみる能力のコンセプチュアルスキル。働くママに限らず仕事の生産性を上げるためには、この能力が必要だそうです。また、コンセプチュアルスキルは藤井さんいわく「マネジメントに携わったり、立場が上になるにつれて必要になるスキルでもある」とのこと。子育てにも役に立ちそうです。

カッツの理論
他部署、地方……自分とは違う環境のママ社員とディスカッションすることで生まれる新しい視点
座学のあとは、班に分かれてのランチタイム。私の班には、遠方から参加している人や、つい最近転職してきたという人もいました。キャリアパスも、環境も、仕事内容も違いますが、仕事と育児を両立しているという点では同じ。共通の話題はたくさんあり、「それ、わかる~!」「大変ですね~」など、ランチタイムはどの班からも笑いが溢れ、和気藹々と盛り上がりました。

午後は、班ごとのグループワーク。「自分の強みを25個列挙してみよう」というワークでは、25個もスムーズに出てこず、みんな大苦戦。「5個もないんだけど……」という声も聞こえました。藤井さんからは「女性は、自分のことを低く評価する傾向があります。でも、もっと自分に自信を持ってください!」と、エールをいただきました。

グループワークの様子。人に話すことで自然に頭が整理される
もっとも印象に残ったグループワークは、「仕事の分類」でした。下記の写真のようにタテ軸を「緊急度」・ヨコ軸を「重要度」と設定して、仕事の優先度を4象限に分類します。まず、自分の今のタスクを整理して、付箋にタスクをひとつずつ書き出し、ひとりで分類してみます。次に2人1組になり、パートナーが整理した図面を見て、お互いにアドバイスするというワークショップです。

付箋にひとつずつタスクを書き出し、この表に分類していく
第3者の目で、「これは本当に緊急?」「こっちのほうが重要そうだけど……」と指摘してもらうことで、新しい発見がたくさんありました。働くママは時間に追われて、ついその日その日を生きてしまいがち。いったん立ち止まって全体を俯瞰で見ることで、生産性がアップするのだなと、身を持って実感しました。

1日のセミナーを通して自分の立ち位置を確認し、これからのキャリアプランをゆっくり考える機会を持てたことで、新しい発見や気づきを得ることができました。環境や年齢が異なる先輩ママたちとミートアップできたことも、よい刺激になりました。こういった取り組みの積み重ねで、強い「個」を持つ社員が育成されていくのだと思います。

プロフィール

栗田 宏美(くりた ひろみ)
株式会社クレディセゾン プロモーション戦略グループ。1歳5か月の男の子のママ。

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