子どもの好き嫌いに奮闘するママ必読。勝負は「離乳食と親子料理」で決まる

子どもの好き嫌いに奮闘するママ必読。勝負は「離乳食と親子料理」で決まる

2017年8月24日公開

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「『嫌いな食材はみじん切りにする』は、本当に克服したことにはならないんですよね」
―忙しいママが調理を時短化する技といえば、つくり置きもありますが、小さい子ども向けの料理を冷凍したり、つくり置きしたりするのはいかがでしょうか?

小山:離乳食の冷凍保存は、あまりおすすめしません。とくに小さな子どもに食べさせるものは、食中毒が怖い。完璧に真空パックして滅菌できれば別ですが、一般のご家庭ではなかなか難しいと思います。それに、冷蔵庫や冷凍庫というのは意外に不衛生なのでお気をつけください。ぜひ、日ごろからゴムパッキンなどをマメに除菌しておいてくださいね。

でも週末にいっぱいつくり置きをして、冷凍するママも多いはず。その場合は、つくった日づけを書いて、なるべく早く使い切るように心がけてみてください。

―ほかにも、やりがちだけど、じつはやらないほうがいいことがありそうですね。

小山:そうですね。よく「子どもが苦手な野菜などを食べさせるために、みじん切りにして料理にまぜる」というお母さまがいらっしゃいますが、本当の意味での「克服」にはつながらないことも多々あります。

―なぜでしょうか?

小山:親は気づかれないと思っていても、子どもは意外とよく観察しています。ママが自分の嫌いなものを入れたと気がつくと、不信感を覚えて、「絶対に食べたくない!」と言い出すことも。そういうときは、あえて苦手な食材が入っていることを伝え、食べたほうがいい理由をちゃんと教え、納得して食べることで、きちんと好き嫌いを克服するようになるんです。
「子どもを主役に買い物や料理をすると、楽しんで食べてくれますよ」
―では、味つけや調理法以外のことで、好き嫌いを克服するために親子でできることはありますか?

小山:子どもは自分で手をかけたものは必ず食べますから、料理に参加させるのはとてもいい方法です。一緒に買い物に行き、「どれが美味しそう?」「このあいだのより、もっと甘いものを選んでみようか」と会話しながら選ばせてみることで、子ども自身に「任された」という意識が生まれます。

実際の調理も、3歳を過ぎたらぜひ一緒にやってみてください。3歳なら、子ども用の包丁を使って、やわらかいものを「切る」ことができます。子ども用の包丁はさまざまな種類が販売されているので、年齢と経験に照らし合わせて選ぶのがいいですね。そして、4歳になるとハンバーグなどを「こねる・丸める」ことができるようになりますし、5歳になれば、揚げ物以外の調理はほぼできます。

―そんなにいろいろやらせても大丈夫ですか?

小山:最初は不安でしょうが、親と一緒に安全に気を使いながら、ぜひやらせてあげてほしいですね。ただ注意していただきたいのは、親の作業の「手伝い」に終わらないことです。大切なのは、子どもに料理の主役になってもらうことなんです。

―主役というのは?

小山:もしカレーを一緒につくるとしたら、「この野菜は、どんな形に切ったらいいか?」「切った野菜はそのあと、どうすればいいか?」というように、作業手順を子どもに考えさせて、進めてみてほしいんです。

もちろん、「固い野菜は火が通りにくい、じゃあもっと小さく切ったほうがいいね」といった親からのヒントも必要ですが、できる限り親は答えを出さず、子ども自身に考えさせ、判断させ、決めさせたい。お皿を選んだり、盛りつけをしたりすると、色彩感覚も育ちますよ。
「料理の失敗は大いにさせたい! そこから考える力や自発性が育まれます」
―もしも失敗してしまったら?

小山:むしろ、失敗は大いにさせたいです。もし失敗点に気づいたら、「じゃあ、次につくるときはどうしたらいい?」と、考えさせる。最近、将棋の藤井聡太四段が、子どもの個性と自発性を高めるモンテッソーリ教育を経験していたことが話題になりましたが、基本は子ども自身に考えさせる教育法。

その教育法と同じことは、さまざまな料理を通じて、家庭でもできると私は思います。親と自分でつくった料理を、楽しく会話しながら一緒に食べる。好き嫌いをなくす第一歩は、家庭での食事が楽しいと思えることです。

苦手なものを食べられたら褒めるなどの声がけをすることで、子どもは苦手を克服する喜びや達成感を得て、次の挑戦へと進んでいけます。その手助けをぜひ、親御さんがしてあげてください。

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