イヤイヤ期、大人と子どものサバイバル術【ママ女医と娘の○○な日常 vol.10】

イヤイヤ期、大人と子どものサバイバル術【ママ女医と娘の○○な日常 vol.10】

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第一次反抗期、いわゆるイヤイヤ期。英語では魔の二歳児(terrible two)と呼ばれるこの時期のお子さんに頭を抱えている方も多いのではないでしょうか。我が家も思う存分振り回されました。今回は娘のイヤイヤ期を振り返りながら、いろいろ思うことをお話しようと思います。







記事の著者  

のんびり子育て中のママ女医   HAL先生

内科医。大学病院研修中にうつ病を発症し、数年間療養生活を経て復帰。その後、病気の間支えてくれた医者の夫と結婚し、娘を出産。現在は田舎で夫、3歳の娘と暮らす。自身の出産・育児の日々をもとに、医学的なエビデンスを交えて育児情報・ニュースなどをブログで発信。またTwitterでは、娘との会話や、ほっこりあたたまる育児エピソードも紹介し、注目を集めている。

http://halproject01.blogspot.jp/
https://twitter.com/halproject00
我が家のイヤイヤ期は……

娘のイヤイヤ期がはじまったのは2歳になる少し前。

その頃から、「や!」とか「ちぶん!(自分でやる、という意味)」と言うようになりました。大変ではあったんですが、まあ困るというほどでもなかったので、うちの子はイヤイヤ期は軽い方かも?と、思っていたんですが 甘かった。

2歳8ヶ月頃、イヤイヤ期のピークが来ました。

あれもいや、これもいや、全部いや、とにかく今やれと言われる目の前のもの全部いや!
思わず呆然することも…

ある朝の風景をちょっと切り出してみると……

起きたくない、着替えたくない、その服はいや、こっちもいや、着替えない、やっぱり着替えるから最初の服を持って来て、その椅子に座りたくない別の椅子がいい、水がない、やっぱり水はいらないから牛乳がいい、スープはいらない、やっぱりいる、スプーンはこれじゃいや、パパのスプーンがいい、食べさせて、やっぱり自分で食べる、パンを入れたい、入れてみたけどこれじゃなかったからもう食べない(以下略)

……とまあ、そんな感じですので、とにかく一日何も出来ないんです。

起きてトイレに行って服を着るのに30分。徒歩1分のコンビニにアルミホイル買って帰るのに1時間(内40分は家から出るまでの時間)。公園から「帰るよ」と声かけて車に乗るのに30分。車に乗ってからベビーシートに座るのに30分。お風呂に入ろうといってから入るまでに40分…。

どんなになだめても、説得しても、もうなにしてもだめ。何を言ってもいやなものはいや、無理矢理連れて行こうとすると、ひっくり返って泣き叫ぶ。

あ、子どもって本当にひっくり返るんだなーと、公園で呆然と立ち尽くしてしまいました。こんな感じで一日が終わります。あれ、今日一日、なにやったっけ……? 買い物は……? 掃除は……?

あー! もう、いやーーーー!!!

と泣いて叫びたいのは、親の私の方でした。(いや、何度か叫んだような気がします。)

一番酷い時期は、娘が寝ている間だけが唯一安らげる時間で、朝起こすことすら辛く感じていました。もうこのまま寝ていてくれたら平和なのに、とすら思いました。そのくらい追いつめられました。辛かった。娘に「かわいい」と声をかけることすらなくなりました。

親と子どもの気分転換テクニック

子どもへの声がけ
ここで、友人に教えてもらった小さな気分転換のテクを一つ紹介します(twitterやwebニュースでご覧になった方もいるかもしれません)。

イヤイヤで困った時に、

「それはお辛いですね、ところで今日はいいお天気ですね」と声をかけてみてください。まず相手の事を受容して、そして話題の転換をはかる。シンプルですが、うちの娘には効果がありました(ピーク時にはそれどころではありませんでしたが……)。

我が家では、「それはお辛いですね、ところで今日のお天気はなんですか?」が活躍しました。効果がなくても、親自身も一呼吸おけるので、怒りで我を忘れずに済みます。年齢があがるとあまり効果がなくなりましたが、イヤイヤ期の間にはかなり重宝した小技です。効いたらラッキー、くらいの気持ちで試してみてはいかがでしょうか。
SNSを上手に取り入れる
私はtwitterでいろいろとつぶやいていました。すると、たくさんの方が共感のメッセージを寄せてくれました。近所にママ友がいませんでしたので(遠い目)、SNSがあって本当に救われました。また、直接交流を持たずとも、例えば「#我が子のイヤイヤ画像」といったタグ検索をすると、イヤイヤ期真っ盛りの子の画像が色々出てきます。(今見ると、すごくかわいい……)

イヤイヤ期は個人差があります。人と比べることは難しいと思います。しかし、話をしたり、話を聞いたりして「自分だけじゃないんだ」「みんなこの時期大変なんだ」と思うだけで、かなり心が楽になりました。体験談、大事です。
唐突に過ぎ去ったイヤイヤ期のピーク

イヤイヤ期は、必ず終わりがきます。イヤイヤ期のピークにtwitterで愚痴っていたら、「急に10割全開だったイヤイヤが、9、8と戻っていきますよ」とフォロワーの方が慰めてくれました。まさにこの言葉の通りでした。

ある日突然、

「先にご飯食べてから遊ぼうね」

「……わかったー」

と(不承不承ではありますが)妥協をするようになったんです。えっ、なにが起こったの? 昨日までだったら泣き叫んで嫌がるところなのに……?

そこからは、その1回の妥協が2回、3回とどんどん増えていき……気づけば、あの手をつけられなかったイヤイヤ期はどこかへ行ってしまいました。ひっくり返って泣き叫ぶことは、今はもうありません。そんな風に、ピークは必ず越えます。イヤイヤ期は、終わります。

今娘は3歳5ヶ月。今も結構イヤイヤはありますが、説得などが通じるレベルのイヤイヤになりました。眠い時に手がつけられなくなりますが、原因がわかるのでこちらもあまりイライラせずに済んでいます。
娘のイヤイヤ期を振り返って気づく「成長」

イヤイヤ期のピークを過ぎた時、その前後で言語能力と情緒面がぐっと発達しているのを感じました。複雑な表現を喋れるようになり、表情も豊かになりました。

成長の過程で「自分でやりたいけどできない」「言いたいことがあるけどうまく言えない」といった葛藤が、全てイライラ・モヤモヤになって、目の前にある何もかもがいや! いやといったらいや! となっていたのかなあ、と。

そして、自己表現が追いつくようになって、そのイライラが少し解消された。それでイヤイヤ期のピークを越えたのかなあ。そんな風に感じました。(もちろん本人しかわからない事なので、私の推察です)

うまく気をそらしてあげたり、親自身もうまく気をそらしてみてください。真正面から言いたいことや要求を聞くのも大切と思いますが、前述したように「イライラしているから目の前の事が全部いや」という時には手詰まりになります。無理に原因を見つけてあげようと思うと、大人が限界に達します(私は限界でした)。
一人の時間でリフレッシュ

そして、ぜひ、ご自身も気分転換をはかってください。私は、子どもと離れる時間を持つのが一番効果的でした。旦那が帰ってきてから、子どもを預けて買い出しに行く。ちょっとコンビニに行って、美味しいスイーツとコーヒーを買ってくる。土日に二人で散歩に行ってもらう。

イヤイヤ期に限らず、一人の時間はとても心の栄養になります。なかなか子供と離れるのは大変ですが、また気分を新たにして育児を頑張るために、ほんのちょっとでもリフレッシュタイム、おすすめしますよ。

本当に毎日お疲れさまです。イヤイヤ期、とても大変です。うまく乗り切れる事、心から応援しています。twitterでもイヤイヤ期のモーメントをまとめています。今回の内容と重複するものもありますが、お困りの方は読んでみてください(見事に砂場にひっくり返って途方に暮れているところも収められております……)。
(HAL)

※記事内の画像はすべてイメージです

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