「転職」から「天職」に。広報を軸に可能性を広げた人材サービス会社員【100人100色】Vol.22

「転職」から「天職」に。広報を軸に可能性を広げた人材サービス会社員【100人100色】Vol.22

会社員・46歳・未婚

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いろんな女性の働く・暮らすを知ること『100人100色』 Vol.22

それぞれの立場、個々の考え方によって「働く」ことへのスタンスは異なります。正解なんてありません。
「100人100色」では、100人の「働く女性」に登場いただき、等身大の姿を語っていただきます。年齢、環境、キャリア全ての背景が異なる人たちの100とおりの『想いや生き方』の中に、きっとあなた自身にとってのヒントが見えてくるはずです。

今回は、東京都目黒区にお住まいの森真紀さんをご紹介。
大手飲料メーカーでの勤務を皮切りに、音楽業界・広告代理店・ホテルなど6回の転職を経て、現在は人材サービス会社で広報の仕事をしています。
どんな業界で仕事をしていても、その中心にあるのはいつも「広報」という天職への情熱と、人と人をつなぎたいという思い。そんな森さんの、キャリアデザインと人生に対する姿勢を伺いました。
これまでのキャリアや現在の仕事内容を教えてください。

大学卒業後に大手飲料メーカーに営業職として入社しましたが、もともと広報職を希望していたことから将来に不安を感じ、2年弱で退社しました。
テレビ局や出版社などメディア業界をめざして就職活動に励んだものの思うような成果は出せず、専門学校の企画室に転職し、制作物の進行や校正などの経験を積みました。
その後、音楽事業を運営する大阪の会社へ広報として転職。26歳にして「広報」という天職に出会ったのです。この会社ではメディアキャラバン、取材仕込みから対応、イベント仕切りなど広報・宣伝・プロモーションに関する幅広い経験を積みました。


ここでは7年在籍しましたが、32歳の時、過労とストレスで帯状疱疹にかかってしまいました。これまで突っ走るように働いてきたのですが、急遽1ヶ月間のつらい点滴をし続ける生活を余儀なくされ、この病気をきっかけに今までの働き方を見直そうと退職。それまで長期休暇を取れなかったので、1年ほどゆっくりと過ごし、友人とのイタリア旅行や屋久島旅行などを楽しみました。
ただ一生懸命突っ走るのではなく、いい感じに力を抜いて楽しく働こうという考え方に変わりました。


その後大手広告代理店での勤務を経て、38歳で外資系ホテルへ転職。4人の部下を持つ広報チームで広報マネージャーを務めました。
もともと長い歴史を誇っていたホテルだったのですが、転職する前年に外資系にリブランドしたという経緯がありました。そのため、古くから在籍していた社員との折り合いがうまくつかず、最初の2年は苦しかったですね。
徐々に頑張っている結果が認められ、キャリアを積み重ねていったのですが、そんな矢先に親会社である外資系企業にホテルが売却され、2013年に閉館を余儀なくされてしまいました。
さすがに44歳での転職は厳しいと感じましたが、いろいろな方が気にかけてくれました。ありがたいことに、これまで培った人脈のおかげでさまざまな会社の紹介をいただき、今は人材サービスを行う会社で広報として働いています。
昨年冬から東京勤務となり、出張などを除けば40代半ばにして初めての東京進出です(笑)。今では日々さまざまな発見や新たな出逢いがあり、充実した毎日を過ごしています。
1日のスケジュールを教えてください。また、日課にしていることはありますか。

6時に起きて8時40分に出社します。1日のスケジュール管理をして、取材調整やリリースの作成など広報の仕事を行います。退社は19時ですが、時にはイベント対応で遅くなることも。退社後はメディア業界や広報業界の方との懇親会や、仕事にプラスになりそうなイベントに参加したり、友人と飲みに出かけたりします。
休日は、朝食に野菜や果物、パン、牛乳などをしっかり摂るように心がけています。掃除や洗濯、常備菜づくりなどの家事をしたり、大好きな一人舞台や演劇鑑賞などを楽しんでいます。

渋谷のシアターコクーン、世田谷のシアタートラムなどで演劇鑑賞
これまでで一番忘れられない仕事のエピソードをお聞かせください。

外資系ホテルの広報として転職した際、音楽業界での広報時代に知り合ったメディア業界の方が、広報業界復活のお祝いとして広告の枠をプレゼントしてくださったことです。私にとっては人脈が命と思っていましたが、この時は感動して思わず涙があふれました。
働いている時のあなたを「色」にたとえると?

明るく元気なビタミンカラーの黄色。心や体が疲れている人から「森さんと話していると、ゲンキをもらえました」という感想をいただくからです。
あなたの生活の中でのこだわりや、お気に入りを教えてください。

祭りに行くこと。高知よさこい、目黒さんま祭りなど、東京は毎週のようにどこかでお祭りがあって楽しくって。神楽坂祭りでは阿波踊りを観てきました。阿波踊りは母の実家徳島で子供の頃によく踊っていたので懐かしくて、「やっとさーやっとさ」が鳴り響くと勝手に体が動いちゃいます。
それから、ホテル広報時代に知り合った仲良しの中国茶ソムリエ・高田小絵子さんの銀月サロンでのお茶会。中国茶と体に嬉しいフードをいただきながら静かな時間が流れて、心のデトックスになりますね。

銀月サロンで美しい茶器とともに中国茶を楽しむ
あなたの息抜きやリラックスの方法を教えてください。

中学時代に演劇部所属だったこともあり舞台が好きなので、毎月1~2本は見ています。五感が刺激されるので、演劇、歌舞伎、コンサート、ライブ、美術展などは定期的に観にいくようにしていますね。

歌舞伎や美術展鑑賞で五感を養う
また、友人との旅も定期的に楽しんでいます。今ハマっているのは台湾。台北のクリエイティブとノスタルジーのあわさったような空気感が好きでよく行っています。

台北の独特の空気感に夢中
今後、あなたがありたいと姿とそのために行っていることを教えてください。

全てを悟った山奥に住む長老のように(笑)、穏やかに悟りの境地で生きる人になりたいですね。そして、自然と周りが頼ってくれるような存在でありたいと思います。
ふだんから「自分自身が何をしたいのか」がブレないように心がけています。迷うことがあったら真っ白なノートにマインドマップを書くんです。そうやって、自分自身を見つめる機会をなくさないようにしています。振り返り、前を向く。振り返り、前を向く。その繰り返しですね。
「広報」という天職を軸に、さまざまな世界で経験を重ねてきた森さん。持ち前の好奇心と行動力、そして人に元気を与える魅力的な笑顔が、人生の可能性を広げてきたのでしょう。「すでに人生を半分突っ走って生きてきたので、残りの人生はボランティア精神で、悩む若い人たちのメンター的な役割を果たしたいですね」とも語る森さん。森さんを中心に、さらに人の輪が広がっていくようです。

いろんな女性の働く・暮らすを知ること 『100人100色』は、SAISON CHIENOWAとケノコトとの共同記事です。

「日常の食のコト」で暮らしを楽しくするライフスタイルマガジン ケノコト
http://kenokoto.jp/

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