Vol.24 敏感肌トラブルの解決ワザ

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ピークを迎える乾燥が様々なトラブルの要因に!!

 年間を通して乾燥のピークを迎える1月は、寒さも加わり、肌のバリア機能が低下しやすい季節。

 外の湿度は50%以下になることも多く、肌にとってベストな湿度は60%くらいと言われていますから、気を抜けば、直ぐに肌は乾燥状態に陥ってしまいます。そして、それに拍車をかけるのが寒さ。

体が冷えると血液の流れが悪くなり、肌の新陳代謝も低下。代謝が低下することで、保湿力も落ちてしまうので乾燥が悪化してしまいます。

乾燥状態が続いた肌は、老化が進みやすくなるばかりか肌トラブルや敏感肌にもなりがちですので乾燥や寒さ対策をしっかり心掛けたい月でもあります。

 

敏感肌にはどうしてなるの?

 冬のこの季節「敏感肌」に悩んでいる方を多く見かけますが、そもそも「敏感肌」とはどのような状態なのでしょう?

基本的には洗顔料や化粧品、紫外線や外気など外からの刺激に対し、弱く、反応しやすい肌のことを指します。元気な肌の状態であれば何も問題が出ないスキンケア剤や、水でさえも刺激を感じる方もいます。

 特徴的な症状は、ピリピリ感や痛み、かゆみ、ほてりなど。ひどくなると、湿疹、発赤など目に見える肌トラブルにまで進んでしまいます。

 この敏感肌を引き起こす一番の原因は、「肌のバリア機能の低下」。

 健康な肌は、外からの刺激や異物の混入、肌からの水分蒸発を防ぐために「細胞間脂質」というセメントのような役割をもつ成分で、肌細胞の間をしっかりと埋めて、強靭なバリアを作っています。しかし、何らかの理由で細胞間脂質が減少すると、このバリアがボロボロになり、外からの刺激を跳ね返せなくなり、内側の水分保持ができなくなってしまうのです。これが、敏感肌の原因になります。

 

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バリア機能を高めるセラミドの存在

 細胞間脂質が減少し、肌のバリア機能が低下してしまった肌の改善に、最も注目したいのが「セラミド」の存在です。なぜならば、細胞間脂質の約50%を占めるのがセラミドだからです。

細胞間脂質は、肌細胞の隙間をしっかりと埋めて外部からの刺激を跳ね除けると同時に、水分を蓄え、肌からの水分蒸発を防いでいる大切な成分です。ですから、セラミドが減少することで細胞間脂質が減少すると敏感肌を始めとした様々な肌トラブルを引き起こしてしまうのです。

この重要なセラミドには種類があり、主なセラミドとしてセラミド1~7までの7種類が知られています。それぞれが違った役目を持っていますが中でも、敏感肌に悩んでいる方に使って欲しいのはセラミド1、2、3。特に、セラミド2、3は年齢と共に減少しやすく、肌内外からの補給が大切と考えられています。

 

セラミド1:外部刺激から肌を守る。

たとえば、アトピー性皮膚炎の方はこのセラミドが特に不足しており、外部刺激に弱くなっているといわれています。

 

セラミド2:最も保湿力が高く、潤いサポート。

肌の中で最も多いセラミドで、年齢と共に減りやすい傾向があります。

 

セラミド3:水分保持力が高く、シワの深さを軽減する機能。

保湿力が高いが年齢と共に減りやすく、減少するとシワの原因のひとつになることが分かっています。

 

冬の敏感肌を乗り越える5つの方法

1、正しいスキンケアを実践する

→間違った洗顔やスキンケアは細胞間脂質を減少させ、肌に負担をかけます。

 

2、敏感肌用のスキンケア剤を選ぶ

→刺激を我慢するのはNG。敏感肌が改善するまでは、スサビノリエキスなどの低刺激な成分を使用した敏感肌用のスキンケア剤を使いましょう。

 

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 スサビノリから抽出された有効成分で、私たち日本人には非常に馴染の深い「のり」が主な原料。

 このスサビノリは、満潮時は海水の中に浸かっていますが、潮が引くと海面上に姿を出し、紫外線や高濃度の塩分にさらされながら、さらに地上での乾燥にも負けずに生きる紅藻の一種です。

 このような、厳しい環境から身を守るために「ポルフィラン」という特殊な多糖成分を有しており、塩分や紫外線などから身を守る保護機能を、乾燥に負けない高い保水力を維持していると考えられています。

 この働きから、スサビノリエキスは肌のバリア機能と潤いのサポートに期待がもたれています。

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3、丁寧で十分な保湿を心がける

→乾燥は敏感肌の大敵です。敏感肌を予防・改善するために十分な保湿を心掛けましょう。

 

4、肌に触れる衣類の素材に注意する

→敏感肌は、肌に触れるものすべてに反応しやすくなっています。肌に直接触れる衣類などにも気を配ると良いでしょう。

 

5、 栄養バランスの取れた食生活

→健康的な肌をつくる材料は毎日の食事です。外側からだけではなく、インナーケアも併せて行うことが大切です。

 

日常生活でも取り入れたい敏感肌対策

◎洗顔は丁寧に‼

 クレンジング、洗顔料など流してしまうものではありますが、敏感肌には刺激になり症状を悪化させてしまうことがあります。ミルクタイプのマイルドなものや低刺激な成分を選び、良く泡立てて洗うことが大切です。

 

◎化学繊維に要注意

 化学繊維自体が刺激になるばかりか、化学繊維だと起こりやすい静電気にも注意が必要です。

 衣類は直接、顔には触れないと思って気にしない方もいますが、これはNG。首周りやあごなどの顔周りから敏感肌が広がる可能性もあります。また、静電気は肌表面の状態を乱し、敏感肌を悪化させる要因のひとつになりかねません。

 

◎血流を促す食事法

 肌に酸素や栄養、水分を届けるのは血液です。ですから、血液の流れが悪ければ肌の新陳代謝は低下し、敏感肌に拍車をかける危険性があります。

 体が冷えやすいこの時期は、体を温めて血流をよくすること。たとえば、朝はたんぱく質が摂れる温かいスープでスタートし、夜は唐辛子のカプサイシンや生姜など体を温める食材を活用したお鍋を食べるなど。

お鍋はビタミン、ミネラルが豊富な野菜や、バリア機能を高めるために役立つたんぱく質が含まれる魚や肉も取りやすいのでおすすめです。

 

◎サプリメントを活用

 食事のバランスが気になる方などは、マルチミネラルやマルチビタミンで基本の栄養素を摂った上で血液の流れを良くするサプリメントも一緒に活用しても良いでしょう。

 おすすめは、ビタミンE、EPA、イチョウ葉など血液サラサラ作用、血流促進のある栄養素です。

 敏感肌を放っておくと、肌老化や肌トラブルを引き起こしてしまいます。気になる肌症状があれば、早い段階で敏感肌対策を始めてみて下さい。

 

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先生プロフィール画像2.jpg馬渕知子先生プロフィール

マブチメディカルクリニック医院長。内科医、皮膚科医。東京栄養食糧専門学校副校長。東京医科大学医学部卒業。東京医科大学病院に勤務後、マブチメディカル クリニックを開院。内科学・皮膚科学専門だが、あらゆる科との提携を結び、多面的に人間の体を総合的にサポートする医療を推進している。親しみやすい人柄 でTV、雑誌など数多くのメディアで活躍中。

 
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