子どもを預けてみよう(2)訪問型の子育て支援を利用しよう

子どもを預けてみよう(2)訪問型の子育て支援を利用しよう

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講師:汐見 稔幸(白梅学園大学学長 教育学) 

子育て中はいつも子どもと一緒。だけど、時々は子どもを預けることができたなら、助かりますよね。必要なときは、ママ・パパ、そして子どもも安心なところに子どもを預けてみましょう。
人類の歴史の中で、親が一人で子どもを育てる社会はこれまでありませんでした。親以外の人と接することで、子どもの社会性は育ちます。そのため、預けることで罪悪感を持ったり、子どもに悪いことをしていると思い込む必要はありません。子どもを預けると、親にも子どもにも良いことがたくさんありますよ。


 
訪問型の子育て支援とは、「子どもを知らない場所に預けたくない」「事情があって家で見て欲しい」といったパパ・ママをサポートする、訪問型のサービスです。
訪問型のサービスには、以下の種類があります。
・ファミリーサポートセンター(地域の子育て経験者が子どもを預かってくれる公的なサービス)
・ベビーシッター(民間のサービス)
・シルバー人材センター(おじいちゃん・おばあちゃん世代によるサポート)

自分の住んでいる地域にどのような子育て支援サービスがあるのか、自治体の窓口で聞いたり、インターネットで調べてみましょう。


訪問型の子育て支援を利用するポイント

訪問型は、まったく見ず知らずの人に来ていただくケースが多いです。
そのため、依頼する側が期待しているケアの仕方と、訪問者が提供するケアの仕方にミスマッチが起こることがあります。
そこで、訪問型を利用する際には以下のポイントに気をつけましょう。

【ポイント】仲介者に相談できるサービスを選ぶ
子どもを見てくれる人と何らかのミスマッチがあったときに、相談できる仲介者がいるかどうか、確認して選んでください。
「どうもうまくいかないな」というときは、直接本人に言うのではなく、仲介スタッフに相談することがオススメです。合わない人の場合は、遠慮をせずに替えてもらいましょう。
合わないのに無理をしてしまうと、結果として後で問題が大きくなってしまったり、子どもがつらい思いをする場合があります。

「ホームスタート」の利用

「窓口に行くのも大変」「どれを選んでいいかわからない」、そんなママたちのためのサービスです。
「オーガナイザー」という相談員が訪問し、まずママが何に困っているか話を聞きます。そして、直接子どもを預かるのではなく、ママの事情に合った地域ボランティアを紹介します。
これは、2009年からスタートした活動で、現在27都道府県、84か所にまで広がっています。

今までのサービスは、「サービスを受けたければ所定の場所にまず来なさい」というものでした。そのため、行動力のある人や、元気のある人向けのサービスと言えます。
しかし、「人と関わるのが苦手」など、人それぞれ事情があります。このサービスは、今まで行動できなかった、一歩出られなかった人に特に良いサービスだと考えてください。


「家で孤立してつらい」「うつっぽいから出られない」「子育てが孤独」などの事情を抱えながらも、「“どこ”に“どのように”支援を求めたらいいかわからない」といった人は増えています。このような人々を支援しなければいけないことは、国も真剣に考え始めています。サービスは広がっていますので、ぜひ利用してください。ただし利用する際には、情報を正確に集めるという努力だけは怠らないようにしましょう。


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