つるの剛士:第3回 僕は“イクメン”でもなんでもない。ただの普通の親父です

つるの剛士:第3回 僕は“イクメン”でもなんでもない。ただの普通の親父です

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第3回目となる今回は、つるのさんが「パパ」になるとわかったときのお話、そしてお子さんが誕生する場に立ち合ったときのお話を伺います。お子さんの話を聞いていても、やはり奥さまへの愛があふれるお話が出てくるところが、つるのさんらしいですよね。


■第一子の妊娠を知ったときのお気持ちを聞かせてください
嬉しかった~! だって、お見合いサイトにまで登録していた男ですよ(笑)。 自分の赤ちゃんができたと知ったときは、それはもう嬉しかったですね。
そのころは、一緒に住んではいたんだけど、まだ籍は入れてなかったんです。奥さんの誕生日が10月で、その日に入籍しようと思ってたから。でも、そういう状況になって、僕の父親から「一刻も早く籍を入れなさい」と言われたこともあり、9月2日に婚姻届を出しました。

■最初の妊娠がわかったときと、その後の4人のお子さんの妊娠がわかったときとでは、感じ方に違いはありましたか?
毎回「子どもがほしい」と思って作ってるから、もちろん嬉しいし、「あのときのか!」って思います(笑)。ウルトラマンなんで、覚えてるんですよね(笑)。

■さすがです!(笑)。お子さんたちの出産には全て立ち会ったんですか?
次女のときだけ間に合わなかったんです。里帰り出産で、僕も何度も何度も自宅と義実家を行ったり来たりしていたんですけど、結局僕が仕事に行っている間に生まれたんです。でも、他の4人は立ち会えましたね。

■つるのさんのお話を聞いていると、感極まって泣いている姿が想像できます
第一子のときは、泣くという余裕すらなかった感じでしたね。「破水した」という連絡をもらったとき、僕は東京でロケをしていたんです。ディレクターさんが「もうロケは切り上げて、すぐに行ってあげて」と言ってくださって、そのまま車を飛ばしてダッシュで病院に向かったんですけど、看護師さんに「え? まだまだ産まれないですよ」と言われて、「そうなの!?」みたいな。
仕事の移動があったので、次の日の夕方4時半までしか病院にいられなかったんです。和歌山行きの飛行機に乗らないといけなくて、それまでに産まれてくれないと立ち会えない!という状況で……そうしたら、なんと4時ぴったりに生まれてきてくれたんですよ! なんて親孝行な子なんだ、と思って、30分の間に抱っこして写真撮って、また抱っこして……(笑)。4時半に病院を出て空港に向かったんです。
そんなふうだったから、もう泣くとか泣かないとかの余裕もなかったんですけど、初めての出産でものすごく感動したのは覚えています。

■娘さんが生まれるときは、息子さんとはまた違う気持ちが沸いてくるものですか?
女の子のときは、ちょっと違いましたね。なんだろう……。なんか、うまく言えないんだけど、“他人の子”みたいな感じでしたね。イメージ的には。だっていつかは違う人のところにお嫁に行っちゃうじゃないですか。
だから生まれてすぐ、抱っこした瞬間に娘の結婚式を頭の中で終わらせたんですよ。
うちの親父が、娘3人の結婚式のたびに号泣していて、それを見ているということもあって、「ここで泣いておこう、この子はもう他人のもの」という気持ちで(笑)。

■でも、実際の結婚式でもきっと泣いてしまいますよね?
泣くね。うん。間違いなく泣きます(笑)。
僕、男兄弟がいなかったので、息子が生まれたときは「一緒に遊べる仲間ができた」という友達感覚が大きかったんですけど、女の子はやっぱり違いますね。でも、将来傷つきたくないから、あまり深入りしないように一線引いてます。
好きな男の子の話とかもするし、理解あるパパでいようと思ってます。
僕は、子どもたちに早く巣立って欲しいんですよ。子どもたちには、早く夢を見つけて独立してもらいたい。好きなことを見つけて、好きな人を見つけて、早く家を出て行きなさいという気持ちが強いです。

■お子さんたちが巣立った後の、奥さまとの2人きりの生活を楽しみにしているんですね
うん、それが今の夢です。といっても、5人目の子が成人するころ、僕は61歳になるから、子育てが終わるまでにあと20年あるんですけどね。
大家族だと旅行に行くにも一苦労なんですよ。子どもが5人いると、行きたいところにもなかなか行けないんです。タクシーは2台呼ばないといけないし、旅館も2部屋取らないといけないとかね。
僕はもう、これをロケハンだと思ってるんです。将来、子どもたちが巣立った後に、夫婦2人でまた来ようという気持ちで、家族旅行を楽しんでます。

■パパがステキすぎるので、娘さんたちの“男を見る目”のハードルが高そうだなと余計な心配をしてしまいます(笑)
つるの剛士
そんなの知らないよ(笑)。聞いたことないけど、他の家と比べようがないから、そんなことないんじゃないかな。
僕、“イクメン”とか言われてますけど、実際は全然そんなのじゃないですからね。
だいたい自分で名乗ったこともないし、僕は“イクメン”っていう言葉が大嫌いなんです。
講演会とかに行くと「夫をつるのさんみたいなイクメンに育てるにはどうしたらいいんですか?」と聞かれることがあるけど、僕がどれだけ奥さんと戦って、子どもたちと向き合って、いろんなことをやりながらここまできたのか、あなたたち知らないでしょ?と思います。
いきなりできあがった男の人なんて、いるわけがないんですよ。僕だって、夫婦のお互いの努力のなかで、5人の子どもというたくさんの教材を育てて、やっとここまでこれた。これは、夫婦2人で作りあげてきたものなんです。
別に“イクメン”になろうと思って育児をやっているわけでもなんでもなくて、僕はただの普通の親父です。
だから娘たちにも、「パパみたいな旦那さんをつかまえなきゃ」ではなく、「パパとママみたいな夫婦になっていけるような旦那さんを見つけたいな」と思ってもらいたいですね。そうすると、夫婦協力し合って育児をするようになるじゃないですか。
“イクメン”とか“育児がどうのこうの”とか言うけど、僕にとって大事なのは、絶対的に“夫婦”なんです。
僕は、“夫婦”が仲良くしていれば子どもは勝手に育つと考えているし、僕は子どもたちのためにも、奥さんと仲良くやっていくしかないなと思ってます。




子育てのベースは“夫婦”だと言い切るつるのさん。「夫婦2人で作り上げてきたもの」という言葉に思わず胸が熱くなりました。
本当にステキな旦那さんですね。次回もお楽しみに!



取材・文:上原かほり 撮影:chiai
衣装協力:ikka、KINGLY MASK
スタイリスト:佐藤慶明(go ahead)
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